LE VELVETSが松崎しげる「黒フェス」で大歓声を受ける!
聴衆を釘づけにした5人組LE VELVETS
9月6日(日)、「9(ク)」「6(ロ)」日本記念日協会から「松崎しげるの日」と認定されたこの日、千葉・幕張メッセにて「黒フェス~白黒歌合戦~」が開催された。
デビュー45周年を迎えた松崎が主催するこのフェスには、松崎とゆかりのあるアーティストが15組登場し、(会場にあるスクリーンでは、T.M.Revolution西川貴教、氣志團の綾小路翔、稲川淳二、片山右京らが松崎に贈るビデオメッセージを上映)トータル6時間半に及び熱のこもったパフォーマンスが繰り広げられた。
このイベントの一部をお伝えしよう。
J-POP、歌謡曲、ものまね、DJ…とジャンルの壁をとび越えて様々なアーティストが出演するなか、ひときわ異彩を放ったのが、LE VELVETS(ル ヴェルヴェッツ)だ。LE VELVETSは、黒川拓哉、宮原浩暢、日野真一郎、佐藤隆紀、佐賀龍彦によるヴォーカルグループで、身長180㎝以上、音楽大学卒業という条件のオーディションで合格、2009年にグループを結成した5人組だ。これまで、佐藤がミュージカル「エリザベート」「タイタニック」に、また日野がミュージカル「ファントム」に、黒川がミュージカル「ifi (イフアイ)」に出演していたことでLE VELVETSを知っているファンも少なくないだろうが、なんといっても今回はクラシックでもミュージカルでもない超がつくほどの〝アウェイ“。実際に彼らが紹介されてステージ上に登場した際は、会場に詰めかけた観客から「誰?」という雰囲気を感じたのはむりもない話だ。
ところが、いざステージ上でカンツォーネの名曲「’O Sole Mio」を歌いだし、佐藤がサビを迫力の声量で歌いあげると観客から地鳴りのような大歓声、そして拍手喝采がわきおこり、あっという間に客の心を捕まえていた。そのあとはミュージカル「RENT」から「Seasons of love」を披露。この曲は本来女性ヴォーカルが必要となるはずだが、そこは見事なハイトーンを織り交ぜて、何ら違和感のない素晴らしいハーモニーで観衆を虜にした。最後はサラ・ブライトマンが歌い世界的大ヒットとなった「Time To Say Goodbye」。前述のとおり、音楽大学で歌の基礎をしっかり積みあげてきた正統派の5人だからこそできる、音圧と深みのあるステージ。そうそうたる大先輩アーティストたちの素晴らしいパフォーマンスに見劣りすることのない見事なステージとなった。
なお、彼らのステージ後に出演したベテランアーティストの一人は「すごいね、LE VELVETS!」と名指しで感動を伝えていた。これを機会にさらに活躍の場を広げていってほしいと願うばかりだ。
ちなみに「黒フェス~白黒歌合戦~」は11月にWOWOWで放送が予定されている。
日時:11月放送予定
放送局:WOWOW
出演者:竜馬四重奏、HOUNDDOG、ゴスペラーズ、葉加瀬太郎、西村由紀恵&西田敏行、清水ミチコ、SuG、LE VELVETS、Silent Slren、コロッケ、スターダスト☆レビュー、ももいろクローバーZ、DJ KOO、松崎しげる