岩崎宏美＆国府弘子 コンサート「Piano Songs」いよいよ大詰め。DVD・Blu-rayもリリース

歌手・岩崎宏美が、ジャズピアニスト・国府弘子の編曲＆ピアノ伴奏で歌うコンサートツアー「Piano Songs」が、今月末フィナーレを迎える。昨夏の同名アルバム収録曲をはじめ、岩崎のヒット曲や国内外の名曲、そして国府のピアノソロも盛り込んだ聴き応えたっぷりのプログラムを、ふたりの楽しいトークとともに表現し続けてきた。

昨秋10月の初日公演のDVD・Blu-rayもリリースされた。会場は東京国際フォーラム。歌手で妹の岩崎良美をゲストに迎えて、ソロあり、デュエットあり、3人の抱腹絶倒のトークありの、スペシャルなひとときを収録したものだ。

岩崎姉妹のコンサート共演は、実に８年ぶりで、互いのデビュー曲「二重唱（デュエット）」「赤と黒」などのデュエットでは、二人の美声が醸し出すふくよかなハーモニーに、じっと聞き入ってしまう。

宏美が一五一会で弾き語る「ぼくのベストフレンドへ」では、国府が左手でピアノを、右手で鍵盤ハーモニカ（ピアニカ）を弾く、とっておきのパフォーマンスも。宏美の尊敬するさだまさしがサプライズで大きな花束を持って訪ねて来たり、宏美が手話をしながらさだの「いのちの理由」を歌うなど、必見シーンは多数ある。

また「副音声」を聞きながらの鑑賞もお勧め。宏美と国府がコンサート映像を見ながらぶっちゃけトークを繰り広げているのだが、ステージでのトークを上回る面白さ！ 笑ったり感心したりしながら、ふたりの周辺情報なども分かって、コンサートに対する理解がグンと深まり、楽しみが倍増する。ちなみに、宏美ご本人は「掃除をしながら、ラジオのように聞いて楽しんだ」そうだ。

今期ツアーは残り3公演だが、とてもピアノと歌だけとは思えないほど豊かでゴージャスなステージに、またの共演を願う声も。その日が待ち遠しい。