この日限りのコラボ曲も! BREAKERZ、金爆とのツーマンで「つかの間のオアシス」満喫

レポート
音楽
2017.4.19
「BREAKERZ 10周年 10番勝負 -VS-」の様子。(撮影:MASA、小境勝巳)

「BREAKERZ 10周年 10番勝負 -VS-」の様子。(撮影:MASA、小境勝巳)

4月16日に東京・Zepp Tokyoで、BREAKERZが「BREAKERZ 10周年 10番勝負 -VS-」の“第9戦”を行った。

BREAKERZ 10周年 10番勝負 -VS-」はBREAKERZがデビュー10周年を記念して開催している対バンツアー。セミファイナル公演には彼らと公私共に親交の深いゴールデンボンバーがゲスト出演した。

先手を務めるゴールデンボンバーはステージに勢いよく登場し、最新ナンバー「#CDが売れないこんな世の中じゃ」でライブを開始。鬼龍院翔(Vo-karu)が「タオル振り回せるか! かかってこいやー!」とフロアを煽ると、観客は一斉にタオルを振り上げそれに応える。続く「毒グモ女(萌え燃え編)」で、鬼龍院と喜矢武豊(Gita-)はDAIGOおなじみのロックステップを披露。曲終わりには“うぃっしゅポーズ”を決めて場内の一体感を高めた。

MCでメンバーの話題はそれぞれの近況へ。歌広場淳(Be-su)が近々DAIGOと番組で共演する予定があることを明かす一方、喜矢武は映画「ラ・ラ・ランド」に太鼓判を押す。樽美酒研二(Doramu)は日頃のトレーニングについて言及したあとその成果を披露すると宣言し、バンドはそのまま「抱きしめてシュヴァルツ」のパフォーマンスに突入した。曲間のソロパートで樽美酒は自慢の肉体美を観客に見せつけながら、さまざまな有名人やBREAKERZメンバーの顔パネルを使った「体モノマネ」を披露。歌広場は女子小学生姿でステージに現れると、羽が付いた白い衣装をまとった喜矢武と共にDAIGOが出演中の“ララランドセル”なCMを見事に再現し、爆笑を巻き起こした。

その後も彼らは、DAIGOが手がけた絵本の主人公・ビッグフェイスくんに扮してみたり、ギターの着ぐるみに身を包んだ喜矢武が自らの声でギターの音色を表現したりと、自由なパフォーマンスを展開。ライブ後半に「ローラの傷だらけ」「欲望の歌」が畳み掛けられると、観客は激しいヘドバンで彼らのアクトを楽しんだ。ラストに「†ザ・V系っぽい曲†」を歌い終えた鬼龍院は、「BREAKERZさん、あとは頼んだ!」と言い残しステージを去った。

大歓声の中迎えられたBREAKERZは、序盤から力強い演奏で観客を揺らす。DAIGOはツアーの“第8戦”で迎えたVAMPSと、ツアーファイナルの“第10戦”で共演するGLAYについて触れたうえで、ゴールデンボンバーとの対バンは「つかの間のオアシス」だと本音を漏らした。彼は「ゴールデンボンバーにできなくて俺たちができることは、ちゃんと演奏すること」と観客の笑いを誘いつつ、「今日はGB(ガツンとブチかまそうぜ)でいきましょう!」と意気込む。その後彼らはヘドバンが入り乱れるヘビーチューンからしっとりしたミディアムナンバーまで、バラエティ豊かな楽曲を届けていった。またBREAKERZゴールデンボンバーへのリスペクトを込めて、この日のために作ったという新曲を披露する。フロアからどよめきが起こる中演奏が始まると、ステージには女装姿の鬼龍院が登場。彼はDAIGOの隣で切ない女心を艶っぽく歌い上げ、観客の拍手を浴びた。

アンコールを受けた2組はそろってステージへ。先日誕生日を迎えたDAIGOへのプレゼントとしてゴールデンボンバーから肉の塊が贈られる和やかな一幕も見られた。2組はBREAKERZの「DESTROY CRASHER」、ゴールデンボンバーの「女々しくて」を届け、大盛り上がりのうちにツーマンライブに幕を下ろした。

BREAKERZ 10周年 10番勝負 -VS-(※終了分は割愛)

2017年4月29日(土・祝)東京都 Zepp DiverCity TOKYO
<出演者>
BREAKERZ / GLAY

音楽ナタリー
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