『たたら侍』アメリカ公開が決定!EXILE HIRO、青柳翔、AKIRA、小林直己らがハリウッドプレミアで熱い思いを語る
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左から、錦織良成監督、EXILE HIRO、刀匠・吉原義人氏、甲本雅裕、AKIRA、田畑智子、青柳翔、笹野高史、小林直己、でんでん、音尾琢真
EXILE HIROが初プロデュースを手掛け、劇団EXILEの青柳翔が主演を務める映画『たたら侍』のハリウッドプレミアが現地時間5月8日、米ハリウッドのエジプシャンシアターで行われ、青柳翔、AKIRA、小林直己、田畑智子、笹野高史、でんでん、甲本雅裕、音尾琢真、刀匠・吉原義人氏、EXILE HIRO、錦織良成監督の総勢11名が参加した。
左から、音尾琢真、でんでん、甲本雅裕、田畑智子、笹野高史、AKIRA、青柳翔、小林直己、刀匠・吉原義人氏、EXILE HIRO、錦織良成監督
『たたら侍』は、戦国時代の島根・奥出雲の村を舞台に、生まれた時から伝説の鉄“玉鋼”をつくることを宿命づけられた男・伍介(青柳翔)が、葛藤や挫折を通して真の侍へと成長していく姿を描いた時代劇。
同作のハリウッドプレミアが行われたエジプシャンシアターは1922年に設立された、映画の街・ハリウッドのなかでも最も古い歴史を持つ老舗劇場。ハリウッドで最初のプレミア上映およびレッドカーペットが開催され、マリリン・モンローやチャールズ・チャップリンなど往年の大スターも訪れた場所として知られている。『たたら侍』は、第40回モントリオール世界映画祭の最優秀芸術賞をはじめ、世界各国で19個の賞を受賞するなど高い評価を得ている。この日も会場には、30媒体以上の現地メディアと、満員となる600名の観客が駆けつけた。
主演の青柳は「日本公開を前に、このような素敵な場所で上映していただけて、嬉しいですし光栄です」と想いを語り、エグゼクティヴ・プロデューサーのHIROも「ハリウッドの皆さんの前で、このたたら侍を公開できることを本当に嬉しく思っています。今作は時代劇ではありますが、現代の僕らの思いに通ずるものがあると思いますので、本当の強さとは何か、本物の強さとは何なのか、というのを感じていただけたら嬉しいです」と続いた。
上映前に行われた舞台挨拶ではAKIRAと小林が流暢な英語でスピーチ。所属するLDHのグローバル展開をきっかけに本格的に英語を学んだ小林が、「侍とは何か。侍は仕事ではない。侍は戦士でもない。侍とは精神、武士道の精神です」と観衆にアピールすると絶賛の拍手を浴びた。
上映終了後には、スタンディングオベーションが起こり大歓声と拍手に包まれた。目の肥えた観衆の反応に、小林は「エンディングのほうになるにつれてどきどきした」と心境を語りながらも「日本の文化だけじゃなく、錦織監督が作り出す世界観をすごく楽しんで、興味を持っていただいた感じがして、その一部になれてうれしい」と喜びを語ると、AKIRAも「日本人持つ繊細さや、こまやかな部分を受け入れてくださって、みなさんなりに解釈していただいて、興味をもってくださって、本当にうれしいことですし、1つ海を越えて自分たちの作品が届いたということを肌で感じられた」と手応えを口にした。
またこの日は、同作が6月2日から全米9つの州で公開されることも発表された。HIROは「新しい僕らのエンターテインメントの道が開けたと言うか、これからがスタートで、いまスタートラインに立てたと思うので。もちろん活動の拠点は日本になりますが、このたたら侍をきっかけに、今後どんどん色んなことにも挑戦していきたい」と意気込みながらも「変に力まず、作品重視でテーマをしっかりと伝えていけるように形にしてけたら幸せだと思います」と今後の展望を語った。
映画『たたら侍』は、5月20日(土)より新宿バルト9・TOHOシネマズ新宿ほか全国公開。
1300年の時を経て今日まで伝わる、唯一無二の鉄「玉鋼」を生み出す技「たたら吹き」。伝説の地・奥出雲でその伝統を守ることを宿命づけられた男が、侍にあこがれて旅に出た。のちに人はその若者を「たたら侍」と呼んだ。日本伝統の匠の技と気高い精神を継承することの大切さを、美麗で雄大な映像と共に描き出す。戦乱の世に、ひとりの未熟な青年が過ちを繰り返しながら生きる道を探し続ける物語。