岸谷五朗、大谷亮平、松井愛莉、吉沢亮が応援! フエルサ ブルータ最新作「WA !」制作発表レポート

レポート
舞台
2017.5.17
「WA !」アンバサダーを務める大谷亮平、松井愛莉、岸谷五朗、吉沢亮(写真左から)。

「WA !」アンバサダーを務める大谷亮平、松井愛莉、岸谷五朗、吉沢亮(写真左から)。


2014年に来日を果たし、これまでにない新しい体験ができるエンターテインメントとしてSNSでも話題となった「フエルサ ブルータ」。この夏、その最新作「WA ! –Wonder Japan Experience」が東京で世界初公開となる。本作の舞台となる東京・品川の品川プリンスホテル ステラボールで制作発表会見が行われ、「フエルサ ブルータ」に魅了された岸谷五朗、大谷亮平、松井愛莉、吉沢亮の4人がアンバサダーとして登壇し、その魅力を語った。

日本にインスパイアされて出来上がった最新作

チーフ・アンバサダーを務める岸谷五朗

チーフ・アンバサダーを務める岸谷五朗

まずは、本公演のチーフ・アンバサダーを務める岸谷五朗が登場。「フエルサ ブルータ」の前身となるショーから見ているという岸谷は、「『フエルサ ブルータ』 はとんでもない、見たこともないショー。最新作も子どもからお年寄りまで幅広い年齢層の方に楽しんでもらえるショーです」と語り、若い世代にもその魅力を伝えたいと、大谷亮平、松井愛莉、吉沢亮の後輩アンバサダーたちをステージに招き寄せた。

スペイン語で「獣の力」「生の力」という意味の「フエルサ ブルータ」は、観客が本能のままに自分を解放できる体感型エンターテインメント。2003年にアルゼンチンのブエノスアイレスで誕生し、これまでに全世界で500万人以上を動員した。

思い思いの「WA !」のポーズをとるアンバサダーたち

思い思いの「WA !」のポーズをとるアンバサダーたち

その最新作「WA ! –Wonder Japan Experience」は、芸術監督を務めるディキ・ジェイムズが日本にインスパイアされて生まれた作品。岸谷が「『WA !』にはどんな意味が込められていると思うか」と後輩アンバサダーらに問うと、大谷は「『わっ』と華やかに音で表した」と答え、吉沢は「日本発なので、和風の『和』」、松井は「『わお』という驚きの『WA !』」と、それぞれ思い思いの「WA !」を回答。それを受けて岸谷は「『WA !』は日本の『和風』や『調和』、『平和』、『輪』、驚きの『わっ』などをイメージしたもの」と明かし、後輩アンバサダーらに作品に対するそれぞれの気持ちを込めて「WA !」のポーズをするよう促して会場を沸かせた。その流れで会見に招待された一般のお客さんをも巻き込み、全員で「WA !」のポーズをとることに。奇しくも、本公演を彷彿とさせる一体感を会場に生んだ。

最新作のここがスゴイ! 3大ポイントを公開

さらに会見では、最新映像を交えながら最新作「WA !」の注目ポイントを3つ発表。

観客の頭上に登場する巨大なプールは手が届くほどに近い(photo by Keiko Tanabe)

観客の頭上に登場する巨大なプールは手が届くほどに近い(photo by Keiko Tanabe)

その1つ目は、頭上に出現する巨大プール。観客の頭上に巨大な透明のプールが出現し、その上でパフォーマーたちが跳んだり滑ったりする。「フエルサ ブルータ」を代表する演目の一つだ。2014年の日本公演を見たという松井が「作品の中でも印象的なパフォーマンス。ものすごい近くで見れて、迫力がすごい」とその興奮を振り返ると、岸谷も「下からパフォーマンスをしている人間を見ることなんてない。常識をひっくり返した発想。水の波紋が芸術を生むんです」と熱く語った。なんと今回の会場となるステラボールでは、巨大プールを下からだけでなく上から見ることができる2階席もあるとのこと。これは「フエルサ ブルータ」史上、世界初だというから見逃せない。

衣装には甲冑も採用される(photo by Keiko Tanabe)

衣装には甲冑も採用される(photo by Keiko Tanabe)

2つ目は、サムライ&忍者アクション。甲冑の衣装も登場し、サムライや忍者といった和風の世界を表現したワイヤーアクションが繰り広げられるという。ワイヤーアクションの経験がある大谷は、「スタッフとの呼吸が演者と合わないと上手くいかないので、合わせるのが難しそう」とコメント。すると、岸谷が「ニューヨークで『フエルサ ブルータ』のワイヤーアクションを見た後、自分が主宰する『地球ゴージャス』の公演で壁を走るパフォーマンスを完全にパクリました(笑)」と告白し、会場を笑わせた。

まるで無重力のように見える舞台(photo by Keiko Tanabe)

まるで無重力のように見える舞台(photo by Keiko Tanabe)

3つ目は、無重力のように見える舞台。本作で初登場となるパフォーマンスで、衣装は芸者をイメージしたものだそう。背景に流れるのは映像でなく、空気力学を応用した装置で雲を作って流しているという。こうした最新鋭のテクノロジーを駆使した装置が登場するのも「フエルサ ブルータ」の特徴の一つだ。

アルゼンチンならではのエネルギーが生んだ、比類なきパフォーマンス

日本人パフォーマーらによるダンス

日本人パフォーマーらによるダンス

本作には多くの日本人パフォーマーも参加しているとのこと。会見の終盤、アルゼンチンで厳しい稽古を積んできた日本人パフォーマーらがダンスパフォーマンスを披露し、「フエルサ ブルータ」の世界観を再現。アンバサダーでただ一人、「フエルサ ブルータ」未体験の大谷は、臨場感たっぷりのダンスを見て「僕も思わず(ダンスの中に)入っていきたくなっちゃいました。この臨場感と一体感をぜひ皆さんにも味わってほしいです」と感想を述べ、吉沢は「皆さんがすごく楽しそうにやっているのが伝わってきましたし、作品にかける熱をひしひしと感じました。前回の日本公演を見たけど、また新しいものを早く見たいです」と新作への期待を膨らませた。

会見後の囲み取材で「フエルサ ブルータ」の魅力について尋ねられると、「他にないパフォーマンス。実際にブエノスアイレスに行ってみて、『タンゴの街』『芸術の街』であるあの場所だからこそ、この作品が生まれたのだと思いました。あの土地にしかない熱みたいなものがあるんです」と岸谷。「フエルサ ブルータ」でやってみたい演目を聞かれた松井が「できないですけど(笑)、巨大プールは気になりますね。上からの景色を見てみたいです」と答えると、岸谷は「役者だとそうだよね。でも、皆が上を見上げている状態の中でパフォーマンスをすることってすごい重圧だって言っていました」と、その舞台裏を明かした。

そして最後に、「ブエノスアイレスまで行くには2日かかりました。非常に遠いところまで行かないと見られない作品が日本で世界初演を迎えるのは、日本人にとってはある意味チャンスです。ぜひ劇場に足を運んでください」と、チーフ・アンバサダーらしく熱のこもったアピールで締めくくった。

「WA ! –Wonder Japan Experience」は8月1日(火)に開幕。言葉では説明しつくせない、まさに「百聞は一見に如かず」という言葉がピッタリの作品だ。その驚きのパフォーマンスの数々を自身の目で見て、身体で体感してほしい。

取材・文・撮影=岩本恵美

公演情報
フエルサ ブルータ
「Panasonic presents WA!-Wonder Japan Experience 」
 
■日時:2017年8月1日(火)~9月30日(土)
■会場:品川プリンスホテル ステラボール
■料金(税込):前売り1Fスタンディング ¥7,600 / 当日1Fスタンディング ¥8,700
        前売り2F指定 ¥10,800 / 当日2F指定 ¥12,000
        前売り2F VIP席(ミニ モエ、プログラム、オリジナルグッズ付) ¥15,000
        ※未就学児入場不可

■オフィシャルサイト:http://www.FBW.jp
■Twitter:@fb_tokyo  

一般発売:5月27日(土)AM10:00より
■主催:WA!日本公演製作委員会[アミューズ/キョードー東京/フジテレビジョン/イープラス/ぴあ/ローソン/パナソニック/TBSラジオ]
■特別協賛/テクニカルパートナー:パナソニック株式会社
■後援:アルゼンチン大使館
■企画制作:アミューズ
■招聘:キョードー東京
■問い合わせ:キョードー東京 0570-550-799(平日11:00~18:00、土日祝10:00~18:00)

 
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