『SUMMER SONIC 2017』を丸ごと楽しんじゃえ!

2017.5.31
コラム
音楽

SUMMER SONIC 2017

画像を全て表示(4件)

今年2月に出演者第1弾が発表されて以降、途切れることなく追加出演者が発表されている『SUMMER SONIC 2017』。先週の第10弾の発表では、夏フェス初参加となる堂本 剛や欅坂46といったこれまでにないラインナップや、まさかのフー・ファイターズ出演に驚きの声を多数上げさせているが、それでこそ『SUMMER SONIC』だ。

SUMMER SONIC』は、昔からカテゴライズやジャンル分けといったナンセンスをすべて取り払ったオールジャンル・ミュージックの祭典の場として君臨してきている。骨太ロックから愛くるしいアイドルまでを網羅し、すべてをミクスチャーした先に何が見えるのかと尋ねれば、花火に照らされるオーディエンスの笑顔がその答えだろう。

そんな誰が来ても楽しめて、必ず好きなステージが見つけられる夏フェス・サマソニの東京会場で、思う存分楽しむためのちょっとした攻略ポイントや今年の見所をご紹介しよう。

フー・ファイターズ

■ところで、『SUMMER SONIC』とは?

2000年に誕生した、日本を代表する最大級の都市型音楽フェスティバルとして他の追随を許さぬ規模とクオリティをキープする先駆者、『SUMMER SONIC』(通称・サマソニ)。東京会場と大阪会場の2カ所において2日連続開催(10周年だった2009年は3日間開催)されるため、東京―大阪間をアーティスト及びそのクルーが即移動するという、日本では他になかった二都市同時開催するという独自のスタイルを定着させた。

東京会場のQVCマリンフィールド&幕張メッセには、オープンエアが気持ちいい最大4万人を収容できるQVCマリンフィールドスタジアムのマリンステージ、そして約2万人を収容できる屋内最大のマウンテンステージを含めた計8ステージが設置される他、アートや巨大デコレーションなどが会場を彩る。

カルヴィン・ハリス

■攻略ポイント(1) 見所を押さえるべし

まだまだ驚きの追加発表があるような気もするが、おおよその全貌が見えてきたラインナップ。今回はマリンステージを中心に見ていこう。

まず今年のヘッドライナーは2組だ。昨年の『コーチェラ』で史上最高動員を記録した世界No1.DJ のカルヴィン・ハリス。意外にもサマソニでのソロDJのヘッドライナーは彼が初となる。

そしてもうひとつが冒頭でも触れたアメリカが生んだロックバンド、フー・ファイターズだ。一昨年のデイヴ・グロール骨折により、彼らは多くの公演をキャンセルした。今年、その中のひとつであった英国の『グラストンベリー・フェスティバル』への出演が発表され、大きな話題となってはいたものの、まさかこのタイミングで来日することはないと思っていたファンを大いに驚かせてくれたサプライズ中のサプライズ・ニュースだった。この’フー・ファイターズのサマソニ初出演’は今年最大の事件、見逃してはならないステージである。

マリンステージ全体としては、初日18日(土)はカルヴィン・ハリスを軸としながらも、ブラック・アイド・ピーズ、ファイヴ・セカンズ・オブ・サマー、UVERworld、堂本 剛、そしてピコ太郎といったダンス、ヒップホップ、ポップ・ロックと非常にカラフルでバラエティに富んでいる。特に、長い沈黙後の復活の場としてサマソニを選んだブラック・アイド・ピーズは2007年にヘッドライナーを飾って以来、実に10年ぶりの登場となるので注目すべきアクトだ。今回はファーギーなしの3人でのステージとなることが表明されているが、パワフルなステージに期待しよう。

様々なカラーが溢れる初日に比べ、2日目の19日(日)はロイヤル・ブラッド、ザ・ストラッツといった若手や日本のロック代表・ MAN WITH A MISSION、先週発表になったばかりのオールタイムロウ、そしてフー・ファイターズと疑いようのないロック一色の熱いステージが繰り広げられる予定だ。オフィシャルサイトによると「今年の特徴として、どのステージも明確なコンセプトを持っている」とのことなので、その他のステージもじっくり観察してみて欲しい。

ブラック・アイド・ピーズ

■攻略ポイント(2) 腹を減らすな、水も飲め
真夏のフェスを楽しむ最大のポイントは「自愛」だ。体調管理をしっかりするということは、よく食べて、よく飲んで、たまには休憩もして自分を大切にするということだ。せっかくを購入し、足を運ぶのだから、倒れることは自分のためにも、一緒に行くバディのためにも無理はしちゃいけないし、させてもいけない。

会場内での食事は、サマソニの誇る’ソニ飯’を楽しめるし、水分補給もオフィシャルバーを始め、屋台で簡単に購入できる。メッセ内であれば、冷房の効いた空間でゆったり快適に休憩できるが、スタジアム周辺やビーチステージエリアなどでは木陰を見つけて休憩を!

■攻略ポイント(3) サマソニと 『Sonicmania』は違うよ!
サマソニと前後して開催されるイベントが『Sonicmania』(以下、ソニックマニア)と『HOSTESS CLUB ALL-NIGHTER』(以下、ホステス・クラブ・オールナイター)。会場も会期も同じ、繋がりも深いものではあるが別イベントとして成り立っており、『Sonicmania』は金曜夜、『HOSTESS CLUB ALL-NIGHTER』は土曜深夜の開催となる。

時系列で見ると、サマソニの東京会場となる幕張メッセ内一部ステージにおいて17日金曜夜、ソニックマニアが開催される。翌18日土曜の朝、サマソニがスタートし、土曜夜にサマソニ初日が終演。その後、土曜深夜にホステス・クラブ・オールナイターが始まって、19日日曜朝には再びサマソニ2日目がスタートするという流れだ。

どこにポイントを置くかはそれぞれのスキルと感性、そして嗅覚にかかっているので自分の身体と相談しながら3つのイベントを楽しんで欲しい。もしも間違ったを購入してしまっても、いずれも素晴らしいアクトが揃っているので楽しめるという点では心配無用だが、見たいと思っていたアーティストが実はソニックマニアのみの出演だった! などということがないように、くれぐれもご注意を!

文=早乙女‘dorami’ゆうこ

イベント情報
SUMMER SONIC 2017 東京公演
2017年8月19日(土) / 20日(日)
会場    ZOZOマリンスタジアム&幕張メッセ
開場/開演    開場AM 9:00 / 開演AM 11:00
    
◆前売り1日券 ¥16,500(税込|ブロック指定)
◆前売り2日券 ¥30,500(税込|ブロック指定)
◆プラチナ ¥30,000(税込|ブロック指定)
※サマソニ1日券+プラチナ特典
※枚数限定
プラチナ特典:専用ヴューイングエリア、専用ラウンジ、専用クローク、グッズ売り場ファストレーン、ウェルカムドリンク、会場間専用シャトルバス

SUMMER SONIC 2017 大阪公演
2017年8月19日(土) / 20日(日)
会場    舞洲SONIC PARK(舞洲スポーツアイランド)
開場/開演    開場AM10:00 / 開演AM 11:00
    
◆前売り1日券 ¥14,000(税込)
◆前売り2日券 ¥25,500(税込)
◆プラチナ ¥25,000(税込)
※サマソニ1日券+プラチナ特典
※枚数限定
プラチナ特典:専用ヴューイングエリア、専用ラウンジ、専用クローク、グッズ売り場ファストレーン、ウェルカムドリンク
※シャトルバス、駐車券詳細は後日発表。
 
SONIC MANIA
日程:2017年8月18日(金)
会場:幕張メッセ
開場 8:00PM / 開演 10:00PM
◆前売り11,500円(税込)別途 1 ドリンク代500円
◆プラチナ20,000円(ソニックマニア入場券+プラチナ特典)※枚数限定
プラチナ特典:専用ヴューイングエリア、専用ラウンジ、専用クローク、グッズ売り場ファストレーン、ウェルカムドリンク