安藤裕子、『Premium Live 2017～夜明け前～』で峯田和伸、LEO今井との3マン開催を発表

安藤裕子が、6月3日に昭和女子大学 人見記念講堂にて『Premium Live 2017～夜明け前～』を開催した。

安藤自身が演出を担当し、自ら装飾したというステージ上には、ふんだんな草花が随所に配され、２つのシャンデリアにカラフルなラグやバンド台、自宅から運び込んだという色鮮やかなチェア･･･と、童話絵本の中のような、安藤裕子ワールド全開の空間が作られた。

Pf＆Key山本隆二、Gt.名越由貴夫、Ba.沖山優司、Dr.あらきゆうこ、Vn.CHICA、Vc.篠崎由紀によるバンド＋ストリングスという豪華編成で、新旧織り交ぜつつ、時折カバー曲も挟み披露されたバラエティに富む楽曲の数々は、改めてその表現力とクオリティの高さを実感させるもので、まさにプレミアムな一夜となった。

今回のライブに合わせセルフプロデュースで作られた新曲「雨とぱんつ」では、アコースティックギター主体のシンプルなアレンジながら、彼女の持ち味のひとつでもある素直なメロディと歌声で紡がれた『幸せになれ』という言葉が、客席に向けてまっすぐに届けられた。時に朗らかに時に高い熱量を持って自由自在に歌声を操り、全身全霊で魅せるパフォーマンスは、終始客席を魅了。止まっていたという自身の“夜明け”を確かに迎えたことを表明した。

アンコール時には、8月に渋谷クアトロで初めての自主企画ライブを開催し、峯田和伸・LEO今井を迎えることが発表された。かねてより親交のあった両者は、人見知りな安藤が“人間として歌を歌っている人”と感じ魅かれたという2組。デビュー15周年を前にして初の安藤裕子自主企画、しかもライブハウスという環境で、異色の組み合わせとなるこの対バン。ファンならずとも、見逃せない。