SPECIAL OTHERS、山田将司&菅原卓郎、RIP SLYME迎えたツアーセミファイナル

2017.6.11
レポート
音楽

「10th Anniversary BEST盤TOUR QUTIMA Ver.22」東京・Zepp Tokyo公演の様子。(Photo by KAZUHARU IGARASHI)

SPECIAL OTHERSが昨日6月9日にライブツアー「10th Anniversary BEST盤TOUR QUTIMA Ver.22」の東京・Zepp Tokyo公演を実施した。

このツアーは彼らがメジャーデビュー10周年を記念して3月から開催しているもの。セミファイナルとなったこの日は、2006年6月リリースのメジャーデビューミニアルバム「IDOL」の表題曲から、最新オリジナルアルバム「WINDOW」の収録曲「I’LL BE BACK」まで新旧のナンバーが披露された。

MCでは10周年を迎えたことについて宮原“TOYIN”良太(Dr)が「まだしぶとく生き残り、しぶとくライブをやっています。おかげで楽しい音楽人生を歩ませていただいている」と述べる。また10年続けてきた自分たちについて「スター性がなくてもステージに立たせてもらっている」と分析し、“影のスター=Shadow Star”と命名した芹澤“REMI”優真(Key)が、「10年も続くとは思わなかった。20周年も目指すつもりなんですが、ついてきてくれますか?」とファンへ問いかけると、フロアからは賛同を意味する温かな拍手が送られた。宮原と芹澤は普段あまりMCをしない又吉“SEGUN”優也(B)と柳下“DAYO”武史(G)にもコメントするように進める。しかしながら彼らが話をし始めると、茶々を入れて困らせるなど、演奏時の真剣な表情とは異なるユルいムードでトークを進行していた。

アンコールでは、宮原が「尊敬する2人のボーカリスト」として山田将司(THE BACK HORN)と菅原卓郎(9mm Parabellum Bullet)を呼び込み、6人でコラボ作品集「SPECIAL OTHERS II」に収録されている「マイルストーン」を披露する。山田と菅原が捌けると、さらにバンドは「小さい頃から憧れ続けている、人生の教科書みたいな存在」(宮原)、「入りたくてしょうがない」(芹澤)と口々に愛を語ったRIP SLYMEを招き入れて「始まりはQ(9)CUE」もパフォーマンス。演奏後にはSPECIAL OTHERSメンバー、RIP SLYMEメンバーが次々と「楽しいー!」と興奮した様子を見せ、ハッピーなムードの中ライブの幕を下ろした。

「10th Anniversary BEST盤TOUR QUTIMA Ver.22」は6月17日の沖縄・桜坂セントラルにてツアーファイナルを迎える。またバンドは今回のツアーの対になる公演として7月1、2日に神奈川・Yokohama Bay Hallにてライブイベント「SPECIAL OTHERS WORST IN YOKOHAMA 2DAYS」を開催する。の一般販売は6月17日から。

SPECIAL OTHERS「10th Anniversary BEST盤TOUR QUTIMA Ver.22」(※終了分は割愛)

2017年6月17日(土)沖縄県 桜坂セントラル

SPECIAL OTHERS WORST IN YOKOHAMA 2DAYS

2017年7月1日(土)神奈川県 Yokohama Bay Hall
2017年7月2日(日)神奈川県 Yokohama Bay Hall

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