現状から「脱出したい」という衝動を提示　関優花＋ノロアキヒト＋田中亜梨紗展覧会『知恵ヲcray』が開催

関優花＋ノロアキヒト＋田中亜梨紗展覧会『知恵ヲｃｒａｙ』が、2017年6月17日（土）～21日(水)にかけて、高円寺にある素人の乱１２号店「ナオナカムラ」にて開催される。

関優花は1997生まれ。努力を曝す行為や無償の献身が得意であると自負し、それらを武器に作品を制作している。1981年生まれのノロアキヒトは、フリーランスのデザイナーとして働きながら、現在も抱える鬱病と薬漬けの日々に対する葛藤を根底にして作品を生み出している。また、田中亜梨紗は1981年生まれ。スポットを浴びる存在への憧れや妬みを作品制作の糧にしている。３者は共に、美術家の松田修氏とプロデューサーの古藤寛也氏が講師を務める美学校の現代美術講座「外道ノスゝメ」の修了生である。

本展は、飛び抜けたものが無いフラットで停滞した生活や、置かれている立場と状況の現状から「とにかく脱出したい」という衝動を提示するもの。なお、展覧会タイトル「知恵ヲcray」は、“知恵遅れ”“知恵をくれ”“知恵をcray”の３つの言葉に由来している。crayはスラングで「超クレイジーな」「ヤバい」などを意味するcrazyの改変英語を指してもいるとのこと。