五年生の絆もパワーアップ!『ミュージカル「忍たま乱太郎」第8弾再演 ~がんばれ五年生!技あり、術あり、初忍務!!~』開幕
-
ポスト -
シェア - 送る
ミュージカル「忍たま乱太郎」第8弾再演 ~がんばれ五年生!技あり、術あり、初忍務!!~
2017年6月16日(金)、東京・サンシャイン劇場にて『ミュージカル「忍たま乱太郎」第8弾再演 ~がんばれ五年生!技あり、術あり、初忍務!!~』が開幕した。初日前にはゲネプロと囲み会見が行われ、忍術学園五年生を演じる山木透、佐藤智広、吉田翔吾、久下恭平、栗原大河ら5人と、六年生組の海老澤健次、二平壮悟が登壇。それぞれの役の見どころや意気込みを語った。
尼子騒兵衛による原作漫画『落第忍者乱太郎』は、NHKの長寿アニメ『忍たま乱太郎』でおなじみの国民的作品。それらをミュージカル化した本作は “忍ミュ”の愛称で親しまれ、2.5次元舞台の人気シリーズとしても定着している。
本シリーズは2010年の第1弾から2016年の第7弾まで、忍術学園六年生らが中心となり公演を重ねてきたが、2017年1月には五年生を主人公とした第8弾を上演。オーディションにより抜擢された五年生メンバーがお披露目されると、
<あらすじ>
ある日、蜉蝣(新田健太)、鬼蜘蛛丸(杉江優篤)、義丸(薫太)、舳丸(橘龍丸)、重(倉本発)ら兵庫水軍若衆の乗った小早船が、突然出現したドクタケ水軍の安宅船によって沈められてしまう。その一報を受けた忍術学園の学園長・大川平次渦正(迫英雄)は何者かの存在を感じ、五年生たちに重要な忍務を命じる。久々知兵助(山木透)、尾浜勘右衛門(佐藤智広)、不破雷蔵(吉田翔吾)、鉢屋三郎(久下恭平)、竹谷八左ヱ門(栗原大河)ら五年生組は初めての任務に喜び、張り切って忍術学園を出発するのだが……。
ミュージカル「忍たま乱太郎」第8弾再演 ~がんばれ五年生!技あり、術あり、初忍務!!~
キャストたちが「初演よりもパワーアップしています」と語るように、より充実した内容で帰ってきた再演のステージ。空間を立体的に活用した舞台セットや、アクションシーンを盛り上げる楽曲など、さまざまな場面で新鮮な演出が見られる。何より五年生の逞しい姿が印象的で、キャスト自身の進化を目の当たりにした。
その成長ぶりについては、上級生役としても俳優としても後輩を見守る立場の潮江文次郎役・海老澤健次が「初演を終えても成長したなと思う部分はありましたが、再演の稽古を始めてから1人1人が自分の考えを発言するようになり、さらに初演よりも五年生同士が話す機会が増えたように見えて“5人でがんばっていこう”という気持ちを感じました」と語るほど。
はじめこそ少し頼りなさを感じる五年生を、潮江文次郎(海老澤健次)と立花仙蔵(二平壮悟)の六年生組は、時に厳しい目でしっかりと見守る。愛らしい歌とダンスで盛り上げてくれる猪名寺乱太郎(岩間甲樹 ※鎌田一輝とWキャスト)、摂津のきり丸(山﨑翔太 ※髙橋玲生とWキャスト)、福富しんべヱ(牛尾竜威 ※福冨慶士郎とWキャスト)の一年生トリオや、土井半助(竹村仁志)と山田伝蔵(今井靖彦)によるおなじみの教師陣も健在で、兵庫第三協栄丸(北村圭吾)との掛け合いにも笑いを誘われる。
ミュージカル「忍たま乱太郎」第8弾再演 ~がんばれ五年生!技あり、術あり、初忍務!!~
稗田八方斎(幹山恭市)率いるドクタケ忍者隊も、キャプテン達魔鬼(高橋光)を筆頭に奮闘。壱(小笠原竜哉)、弐(寺本翔悟)、参(湯浅雅恭)、肆(石井靖見)、伍(中村利裕)、陸(開沼豊)らのコミカルなやりとりに微笑ましさを感じたと思えば、殺陣やアクロバットを自在に操り、観客を忍ミュの世界にぐいぐい惹き込む。妖しげな雰囲気の壱百七(渡辺崇人)を取り巻いて広がる“ドクタケの輪”に注目を。
ミュージカル「忍たま乱太郎」第8弾再演 ~がんばれ五年生!技あり、術あり、初忍務!!~
ゲネプロ後の会見で、久々知兵助役の山木透が「五年生5人の関係性がすごく大事だと思っています」と語ったように、ライバルであり大切な仲間であることがよく分かる本作のストーリー。果たして五年生は自分たちの力で任務をやり遂げることができるのか。ドクタケ水軍安宅船に隠された罠や、謎が深まる寅吉(岡村まきすけ)の正体とは一体……? 前作よりもさらにパワーアップした『ミュージカル「忍たま乱太郎」第8弾再演 ~がんばれ五年生!技あり、術あり、初忍務!!~』をぜひお楽しみに。
ミュージカル「忍たま乱太郎」第8弾再演 ~がんばれ五年生!技あり、術あり、初忍務!!~
囲み会見キャストコメント
◆山木透(久々知兵助役)
全部のシーンが見どころです。個人的には歌も課題なので、再演ではより良いものにしたいです。ステージが変わり、演出が変わり、キャストも一部変更になり、ぜひ新しいものと思って観に来ていただきたいです。僕たちも新鮮な気持ちで挑んでいきますので、楽しみにしていてください!
◆佐藤智広(尾浜勘右衛門役)
尾浜勘右衛門くんは16年の時を経て登場したキャラクターです。彼がどんな役目を担っているのかを気にして観ていただけると僕も嬉しいです! (初演会場の)シアターGロッソとは舞台セットも変わりますので、芝居もしっかりがんばっていきたいです。
◆吉田翔吾(不破雷蔵役)
個人的には、ドクタケ忍者隊・肆役の石井さんに習ってチャレンジしたアクロバットシーンを観ていただきたいです。全体的には、僕も皆も“絶対に初演を超える作品を作る”ということを目標にやってきました。(初演より演出等が)変わった部分がございますので、楽しんでいただければと思います。
◆久下恭平(鉢屋三郎役)
見どころは全シーンです。稽古場から今日に至るまで、これまでの作品や演出の(菅野)臣太朗さん、仲間を信じてやってきました。本番までに一段でも二段でも高く積み上げて、最高のものをお届けしたいと思っています。前回の会場とは天井の高さや平場の幅も違うので、その中でどれだけ自分の武器を魅力的に魅せられるかが課題であり、ぎりぎりまで粘って武器の扱い方にこだわっていきます。
◆栗原大河(竹谷八左ヱ門役)
全部が見どころですが……。初演よりもちょっとしっかりした、ちょっと強気な五年生に注目して観ていただけたらと思います。僕は武器の使用についても課題で、(劇場の造りの都合で)前回と同じように扱うことができず、その中でどう魅せていくかを悩みました。より良い魅せ方ができるようにがんばります。
◆海老澤健次(潮江文次郎役)
全体の内容は一緒ですが、今回より追加されたシーンがありますので、初演とはまた違った感じ方ができると思います。ギャグだったり曲のアレンジだったり色々とパワーアップしているので、注目していただきたいです。また新しい仙蔵(二平壮悟)を迎えて、再演としての新たな六年い組をどう魅せるかを課題にしてがんばってきました。
◆二平壮悟(立花仙蔵役)
僕は今回初めて仙蔵を演じます。初演の忍たまを観させていただき圧倒されたのですが、それに負けないパワーでやっていきますので、観ている方々に伝わればいいなと思っています。芝居、歌、ダンス、殺陣、全部が課題なので食らいついていきます。相方の海老澤さんがとても優しいのですがそれに甘えず、一緒に六年い組を作っていきます!
(左から)二平壮悟、栗原大河、吉田翔吾、山木透、佐藤智広、久下恭平、海老澤健次
開幕直前 SPICE独占インタビュー 五年生5人に“再演”への想いを訊く
東京公演:2017年6月16日(金)~7月2日(日) 東京都 サンシャイン劇場
大阪公演:2017年7月21日(金)~23日(日) 大阪府 森ノ宮ピロティホール
脚本:阪口和久