VAMPS、WANIMA、GENERATIONS、DREAMS COME TRUE……20,000人が一夜限りの夢の競演『LIVE MONSTER LIVE 2017』に熱狂
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DREAMS COME TRUE、WANIMA 『LIVE MONSTER LIVE 2017』 PHOTO:堀田芳香
7月1日(土)、千葉・幕張メッセで『LIVE MONSTER LIVE 2017』の東京公演が行われた。同イベントは、2015年3月まで放送されていた音楽番組『LIVE MONSTER』発信のライブイベントを2年ぶりに復活させたもの。2年ぶりに復活。東京公演は、先週6月25日の大阪USJ公演に続いての開催となった。
巨大な空港を模した舞台セットに、パイロット姿に扮した事務局スタッフが前説で登場し、MCの中村正人を呼び出す。中村は番組及びライブの2年ぶり復活について謝辞を述べ、この日のイベントの開会を宣言。『LIVE MONSTER LIVE 2017』がスタートした。
VAMPS 『LIVE MONSTER LIVE 2017』 PHOTO:堀田芳香
トップに登場したのはVAMPS。オープニング曲は4月にリリースしたアルバムのタイトル曲でもある「UNDERWORLD」だ。2曲目には、この日放送されていた日本テレビ系音楽番組『THE MUSIC DAY』の生中継が入ったうえ、ステージには炎の特攻も飛び出し、ライブは早くも盛り上がりを見せる。「全然関係ない4組が、こうも見事に一緒にいるなんて!」とHYDEが話すように、VAMPSにとって、この日のラインナップはアウェー環境。しかしながら、1曲目からオーディエンスの大きな声援に「こんなに受け入れてもらえるなんて!」と応え、感慨深げな様子。「僕たちを知らない人にはムチャクチャ怖い人だと思われそうですが、実際は優しいんで、よろしくお願いします!」と、独特な環境の中、真摯に挨拶した。後半はK.A.Zの弾く小刻みなギターのカッティングとHYDEの憂いを帯びた官能的なボーカルが絡んだヘヴィかつタフでスペイシィな唯一無二のサウンドで客席を圧倒。「これぞロック・スター!」とも言うべきステージを鮮やかに見せて、濃厚な40分のステージを終えた。
VAMPS 『LIVE MONSTER LIVE 2017』 PHOTO:堀田芳香
VAMPS 『LIVE MONSTER LIVE 2017』 PHOTO:堀田芳香
WANIMA 『LIVE MONSTER LIVE 2017』 PHOTO:堀田芳香
続いてのステージはWANMAの3人。1曲目の『THE MUSIC DAY』の中継が終わると、「いつもは20人編成でやってますが、今日は元気のいい2人を連れて3人でやります(笑)」とうそぶき、自分たちを知らないアウェー環境を逆手に取って翻弄。ここでボーカルのKENTAは各々の携帯電話(スマホ)のライト点灯と着席を促す。客電が落とされた真っ暗な会場で、点灯させた携帯を掲げ、最前列から順に立つように指示すると、これが前方から後方へ続く光の大ウェーブとなる。誰もが息を呑む感動的な美しさ。最近のライブ会場の演出によくある「無線コントロール・ペンライト」を、なんと人力で成し遂げてしまったのである。しかも、観客全員参加で。これで20,000人のハートを一気につかむと、あとは怒涛のパンク・ナンバーの畳み込みで、会場を見事にひとつにさせる。KENTAは「付いて来てくれてありがとうございます!せっかくみんなに出会えたので、共に歌いたいです!」とラスト・ナンバー「ともに」へに突入。ステージを降りる際、キャップをとって深々とお辞儀をして去って行ったのが印象に残る清々しいパフォーマンスであった。
WANIMA 『LIVE MONSTER LIVE 2017』 PHOTO:堀田芳香
GENERATIONS from EXILE TRIBE 『LIVE MONSTER LIVE 2017』 PHOTO:堀田芳香
場内にGENERATIONS from EXILE TRIBE登場のアナウンスが流れると、会場からは凄まじいまでの大歓声が飛び交う。『THE MUSIC DAY』に中継された1曲目の「空」は、メンバーの片寄涼太も出演する、前日に公開されたばかりの映画『兄に愛されすぎて困ってます』の主題歌だ。しっとりとしたバラードで客席を酔わせた後、「今日は最高に盛りがっていきましょう!」と始まったのはディストーション・ギターが響くハードロック・チューン「太陽も月も」。7人の一糸乱れぬフォーメーションは、集まった20,000人を魅了する。フィジカルとフィジカルがぶつかり合うパフォーマンスを繰り広げながらも、ハイトーンの美しいハーモニーを聴かせるところが彼らの真骨頂だ。「to the STAGE」では、オーディエンスもタオルを廻して参加し客席のボルテージは最高潮に。ラスト・ナンバーでは、広いステージ横一線に7人のメンバーが並びダンスと歌を披露。7月5日にリリースされる新アルバムの曲を中心に全8曲を全力疾走した貫禄の35分間。最後に演奏したのは、日テレ系情報番組『スッキリ!!』の2016年1月度のテーマ曲。彼らの次のライブは7月16日に東京体育館で行われる『スッキリ!!』発信のイベント。そちらの会場でも、この日の圧倒的なパフォーマンスを見せてくれそうだ。
GENERATIONS from EXILE TRIBE 『LIVE MONSTER LIVE 2017』 PHOTO:堀田芳香
GENERATIONS from EXILE TRIBE 『LIVE MONSTER LIVE 2017』 PHOTO:堀田芳香
DREAMS COME TRUE中村正人 『LIVE MONSTER LIVE 2017』 PHOTO:堀田芳香
いよいよ『LIVE MONSTER LIVE 2017』も大詰め。トリを飾るのはDREAMS COME TRUE。ステージに中村正人があがり、パフォーマー&バンド・メンバーと共にオープニングナンバー「OPEN SESAME」の演奏がスタート。そこへ「みんな!元気~?」と吉田美和が現れるや、客席から大歓声があがる。なんと!1曲目は「うれしい!たのしい!大好き!」だ。これには観客も大喜び。「ドリのライブはじめての人も、今からワタシのベイビーズになってもらうからね!ついといで!」と勢い良く「大阪LOVER」へ。中盤には「最新曲もやっていい?」と、リリースしたばかりのUSJのアトラクション‟スペース・ファンタジー・ザ・ライド”とのコラボ曲「あなたと同じ空の下」や「KNOCKKNOCK!」を披露した。
DREAMS COME TRUE 『LIVE MONSTER LIVE 2017』 PHOTO:堀田芳香
DREAMS COME TRUE、WANIMA 『LIVE MONSTER LIVE 2017』 PHOTO:堀田芳香
この日の総合MCを務め八面六臂の活躍を見せた中村正人は、VAMPSに対して「私もハロウィン・パーティにいつか出たい」、「(ワ)ニマなのかワニ(マ)なのか発音に迷う」、「私の時にはGENERATIONSのような大歓声がなくて反省」とカンセイとハンセイをかけるダジャレで、出演各アーティストを愉快に総括。終盤にはWANIMAの3人が「スミマセン、ホントに」と恐縮しながら登場し、ドリカムと共に名曲「何度でも」をコラボレーション。ところがWANIMAと吉田の4人でハーモニーを決める最後のパートが、まさかの失敗。これには中村も「何度もリハーサルやったのになぁ」ともらしていた。気を取り直して、もう1回やり直す一幕に、会場は大盛り上がり。ライブならではの嬉しいハプニングも含めて、まさに一夜限りの夢のコラボとなった。
DREAMS COME TRUE、WANIMA 『LIVE MONSTER LIVE 2017』 PHOTO:堀田芳香
DREAMS COME TRUE、WANIMA 『LIVE MONSTER LIVE 2017』 PHOTO:堀田芳香
そしてラスト・ナンバーは「決戦は金曜日」。吉田の「またチャンスがあったらみんなどこかでね!ドリでした!」と、3時間30分超にも及んだイベントは終了。最後は再びMC中村正人がステージに上がり、20,000人の観客と共に五本締めで幕を閉じた。
この日の模様は、番組としても一夜限りの復活となる『LIVE MONSTER』(日本テレビ系)で7月14日(金)24時40分から放送される。※DREAMS COME TRUEの出演パ―トは『LIVE MONSTER LIVE 2017』大阪USJ公演のものを放送。
LIVE MONSTER LIVE 2017 2017.7.1(Sat)幕張メッセ
01.UNDERWORLD 02.CALLING
03.ZERO
04.AHEAD
05.ANGEL TRIP/06. IN THIS HELL
07.RISE UP
08.DEVIL SIDE
01.CHARM
02.いいから
03.オドルヨル
04.THANX
05.ともに
01.空
02.太陽も月も
03.Hard Knock Days
04.Togetherness
05.PIERROT
06.RUN THIS TOWN
07.to the STAGE
08.AGEHA
00.OPEN SESAME
01.うれしい!たのしい!大好き!
02.大阪LOVER
03.go for it!
04.あなたのように
05.あなたと同じ空の下
06.KNOCKKNOCK!
07.POISON CENTRAL
08.LOVETIDE
09.何度でも(with WANIMA)
10.決戦は金曜日