『僕のヒーローアカデミア』佐倉綾音、悠木碧、井上麻里奈、喜多村英梨、真堂圭、名塚佳織ら女性キャストが集結 秘話&裏話を連発
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7月1日(土)にTOHO シネマズ 六本木ヒルズにて、TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』2期第1クール「雄英体育祭編」一挙上映イベント&トークショーが開催された。トークショーには、キャストの佐倉綾音(麗日お茶子役)、悠木碧(蛙吹梅雨役)、井上麻里奈(八百万百役)、喜多村英梨(芦戸三奈役)、真堂圭(耳郎響香役)、名塚佳織(葉隠透役)の6名が登壇している。
『僕のヒーローアカデミア』は、『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載中の、堀越耕平氏による同名コミックのアニメ化作品。“個性”と呼ばれる超常能力を持つ人々が当たり前のように存在する世界を舞台に、主人公・緑谷出久が、個性を悪用する犯罪者“敵(ヴィラン)”に立ち向かう“ヒーロー”になるため、ヒーロー育成の名門・雄英高校で仲間と共に成長する物語だ。現在、TVアニメ第2期シリーズ放送されている。
同イベントは、7月8日(土)から放送がスタートする『僕のヒーローアカデミア』第2クールに向けたもので、同作初の女性キャスト陣だけのトークショーとなった。佐倉は「楽屋が女子校のようで凄かったです!」と、打ち合わせの盛り上がりを語り、井上は「これまでの『ヒロアカ』のイベントに来てくださるファンは女の子が多かったと聞いていたのですが、今日は男性も女性もたくさん。半々くらいかな?ファンの皆さんの顔をようやく見ることができて嬉しいです」とコメント。佐倉が「アニメ『ヒロアカ』の放送を見てくれていますか?」と質問すると、満員の会場のほぼ全員が手を挙げ、それを見たキャスト陣は声をそろえて「ありがとうございます!」と礼をしていた。その後、女子会トークらしい賑やかで和気あいあいとした雰囲気でイベントがスタートした。
まず、アフレコ現場の雰囲気について、井上は「とにかくキャラクターが多いので、キャスト陣もたくさんいて現場はすごく賑やかです。キャラクターがたくさん登場するぶん、実は兼役をされるキャストさんが多いんです」とコメント。葉隠だけでなくプロヒーローのMt.レディの声も務める名塚は「今日は葉隠役の名塚佳織として来ました(笑)」と話す。続けて喜多村が「芦戸三奈役…そして飯田天哉の母役の喜多村英梨でございます。天哉~」と、真堂が「轟くん(轟焦凍/声:梶裕貴)の子供の頃の声と、あと轟くんのお姉さんの声もやっていますから、轟家はだいたいできます(笑)」と、次々と秘話を披露した。
続いて、6人が演じる各キャラクターと、キャスト陣が考える自身のキャラクターのアピールポイントの紹介へ。「無重力(ゼログラビティ)」の個性を持つ麗日お茶子についてのトークとなり、先日放送された、‟お茶子と爆豪勝己(声・岡本信彦)とのバトル回”の話題では、ゲスト陣が一斉に「あの回は良かった!」と同意。喜多村は「お茶子は、最初は天真爛漫なキャラクターだと思っていたのですが、関西方面の女性ならではの気の強さが現れていた。熱いストーリー展開にグッとくるし、とても盛り上がりました」と感想を語っていた。また、お茶子を演じる佐倉は「あの爆豪くんとの戦いは、岡本さんも私も記憶が飛ぶくらいの感覚で演じました。熱量のあるシーンを演じる時、普通は喉の負担を考えて、1回で収録することが多いのですが、スタッフの希望で、何度も集中して撮り直しました。喉が擦り切れた時の声を使われたりしたのですが、その生々しさが良いと言われたのがとても嬉しく印象に残っています」と収録時の思い出を振り返る。さらに、キャラのアピールポイントについて、家族のためにヒーローになるという目標を持つお茶子の気持ち、そして爆豪との戦いの後に父親と電話をするシーンなどを挙げ、「家族を大切にするところに共感します」と明かしていた。
続いて、「蛙」の個性を持つ蛙吹梅雨について、悠木は、個性と同じく「かえる」をアピールポイントを挙げる。悠木は「カエルで、女の子で、こんなに可愛いデザインは他に無いと思います。キャラクター性としても可愛いのですが、かえるであることが彼女の一番の良さなのかなと思います」と魅力を解説。すると、他のゲスト陣も、「コミックを読んで、一番インパクトに残ったのが梅雨ちゃん!」と同意していた。そんな梅雨を演じるにあたり、悠木は、「色々なカエルの鳴き声を研究しました。基本はアマガエルの可愛いらしい鳴き声のイメージで演じているのですが、さじ加減が難しくて、だんだんガマガエルの鳴き声になってしまうんです……」と、裏話を語っていた。
「創造」の個性を持つ八百万百については、井上が紹介。キャラクターのイラストがスクリーンに映し出されると、大きな胸を強調するかのように大きく前を空けたヒーローコスチュームに話題が集中。井上は「ちゃんと意味があるコスチュームなんです!」と力説し、「八百万は、自分の脂質をいろんな物質に変えて、生物以外の物を創り出して体から取り出すため、露出が多いんです」と理由を明かしていた。また、その八百万のアピールポイントとして、「純粋培養」を挙げる。井上は「育ちの良い女の子。お金持ちの名門の家に生まれたエリートで、恵まれた環境で育っています。最初はツンツンした怖いイメージかと思っていたのですが、そんなことはなく、純粋で汚れが無い子。育ちが良いゆえの天然さがあるのが八百万の可愛いところです」と解説。しかし、その直後には「ただ、やっぱり八百万のアピールポイントは、やおよろっぱいですね(笑)!」と話し、会場を爆笑させていた。
「酸」の個性を持つ芦戸三奈について、喜多村は、「ハイテンションでムードメイク女子担当」とアピールポイントを語る。「ギャルでハイテンションなキャラクターです。明るいし誰とでも話すので、いまのところ本編よりも“ドラマCDで活躍する女”だと思っています」と詳細を語、また、第1期の打ち上げで、原作者の堀越耕平氏からキャスト全員にキャラクターのイラスト入りの色紙がプレゼントされた際のことを振り返り、喜多村の色紙にはバトルで芦戸がまだ活躍できていないことへのお詫びが書かれていいたことを明かしていた。そして「(喜多村の)声を聴いて芦戸のキャラクターが固まりそうです」とのメッセージももらったという。そして、喜多村は「酸という、なんでも溶かす個性もかなり強い能力なので、今後の活躍を期待してほしいです」と意気込みを語った。
続いて、「イヤホンジャック」の個性を持つ耳郎響香について、演じる真堂は、「耳郎は、心音を大音量で相手に流し込んで攻撃する能力を持ったキャラ。破壊力はあるし、実際強い個性だと思うのですが…ちょっと地味なんですよね」と紹介。ロックテイストでクールに見える耳郎のアピールポイントとして、真堂は「乙女」を挙げる。そして、「ああ見えて内心は女の子らしくて、体育祭で女子全員でチアガールをやった時も、人一倍恥ずかしがってふてくされていたり、お化けが怖かったり。カッコよさと可愛らしさをうまく演じられればと思っています」とキャラクターの魅力を語った。
そして、「透明」の個性を持つ葉隠透について、名塚は、「姿は見えませんが(笑)、明るくて、正統派女子高生という感じがします。芦戸三奈と同じく“ドラマCDで活躍するキャラクター”(笑)。テンションが高い一面が描かれています」と解説。アピールポイントを「存在感」と話す。姿が見えない自身のキャラクターについて、「第1クールのエンディングでは逆に目立つ形で登場しています。見えないからこその存在感があるので、演じる上でも、その存在感を出していきたいですね」と語った。
続いてのコーナーでは、「ヒロアカ塗り絵チャレンジ」最優秀作品が発表された。「毎月16日はヒーローデー」と題して様々な企画を展開しているヒロアカ。イベントでは、5月のヒーローデーで募集したエンディングムービーの1シーンの原画の塗り絵から、最終候補に選ばれた5作品がステージで披露された。トークショーに登場した6名が演じるキャラクターの塗り絵ということで、最優秀作品は6人が決定。様々なテイストの塗り絵イラストの中から、淡い色合いで描かれた6人と、その背景にアニメの名場面の写真が散りばめられた作品が選ばれた。原画を担当としたキャラクターデザイン補佐を務める小田嶋瞳氏もこの作品を評価したとのことで、その力作に会場から惜しみない拍手が贈られていた。また、イベントでは、7月8日(土)から始まる第2クールに向けて、新キービジュアルも初公開されている。
(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会
最後には、キャスト陣が感謝の気持ちを語っていた。名塚は「今回、初めてイベントに参加させて頂きました。葉隠について話すことが今まで無かったので、すごく嬉しかったです。また、『ヒロアカ』のイベントや、アニメ本編で皆様とお会いできたらと思っています。今日はありがとうございました」と、真堂圭は「こうして1-A組の女子が集まって、わいわいと女子ならではの賑やかなイベントになって、すごく楽しめました。2期の残りのアフレコもこれから頑張っていきたいと思います。宜しくお願いします」と、喜多村は「天哉の母でございます(笑)。これからも天哉をどうぞ宜しくお願いいたします!いやいや、あ・し・ど・み・な、以上です!(笑)」と、井上は「2期はここから2クール目が始まりますが、まず描かれるステイン編の後には、期末試験編が待っています。「八百万:ライジング」(※原作コミックス第8巻収録)を演じられるのが今からすごく楽しみです。自分の出来る限りをもって精一杯演じたいと思っています。これからもヒロアカの応援を宜しくお願いいたします」と、悠木は「このチームでイベントができてすごく楽しかったです。このイベントのことをお母さんにどうやって話そうかなあってワクワクしています(笑)。皆さん、今日は来てくれてありがとうございます。これからも『ヒロアカ』を宜しくお願いいたします」と、佐倉は「来週7月8日(土)から始まる2期の2クール目も、ぜひ引き続き応援をお願いしたいですし、今日いただいた皆さんの声援や笑顔で、私達も引き続きアフレコを頑張っていきたいと思っています。本当にありがとうございました」とそれぞれが語り、トークイベントは大盛況のうちに終了した。
TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』は、読売テレビ・日本テレビ系全国29局ネットで毎週土曜夕方5時30分から放送(※一部地域を除く)中。7月8日(土)より、第2クールの放送がスタートします。
(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会
ある事件をきっかけにNo.1ヒーローのオールマイトと出会った“無個性”の少年・緑谷出久は、その内に秘めるヒーローの資質を見出され、オールマイトから“個性”ワン・フォー・オールを受け継いだ。出久はオールマイトの厳しい訓練を経て雄英高校に見事入学し、爆豪勝己や麗日お茶子らヒーロー科1年A組のクラスメイトたちと互いを高め合う切磋琢磨の毎日を過ごしていた。そんな中、日本全国から注目されるビッグイベント「雄英高校体育祭」の開催が迫る!ただトップだけを見据える爆豪、家族を想って強い意志で挑むお茶子と飯田天哉、そして、ある男を“否定する”ために優勝を狙う轟焦凍。さらにヒーロー科1-Bをはじめとする新たな顔ぶれも…。雄英生徒の全員が闘志を燃やす中、出久も決意を新たにする。「僕も本気で獲りに行く!」
最高のヒーローを目指す彼らの“個性”と力、そしてプライドがぶつかり合う戦いが始まる!!
原作:堀越耕平(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)
監督:長崎健司
シリーズ構成:黒田洋介(スタジオオルフェ)
キャラクターデザイン・総作画監督:馬越嘉彦
音楽:林ゆうき
アニメーション制作:ボンズ
オープニングテーマ:「ピースサイン」米津玄師(ソニー・ミュージックレコーズ)
エンディングテーマ:Little Glee Monster「だから、ひとりじゃない」(ソニー・ミュージックレコーズ)
緑谷出久:山下大輝
オールマイト:三宅健太
爆豪勝己:岡本信彦
麗日お茶子:佐倉綾音
飯田天哉:石川界人
轟焦凍:梶裕貴
蛙吹梅雨:悠木碧
峰田実:広橋涼
八百万百:井上麻里奈
常闇踏陰:細谷佳正
切島鋭児郎:増田俊樹
上鳴電気:畠中祐
相澤消太:諏訪部順一
プレゼント・マイク:吉野裕行
死柄木弔:内山昂輝
(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会