『HIGH! HIGH! HIGH!』TOTALFAT 本気の大人たちの“文化祭”にリアルキッズを巻き込みたい

2017.7.21
インタビュー
音楽

TOTALFAT×DJ落合健太郎

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大阪のラジオ局FM802『ROCK KIDS 802 -OCHIKEN Goes ON!!-』が送る、毎年恒例の人気ライブイベント『HIGH!HIGH!HIGH!』。本イベント出演者とMCでもある、同局のDJ落合健太郎(以下、オチケン)がクロストークを展開するこの企画。第1回は“出たいって言ったら出れちゃった”枠からキュウソネコカミ・ヤマサキセイヤが登場。急遽決定した出演についての裏話についてを語ってもらった。そして、第2回はTOTALFATが登場! これまで過去2回も同イベントに出演している彼らだが、なんと今回はバンドとしてではなく、ROCK KIDS802 withTSPECIALACTでの出演に!  8人のゲストボーカルを迎え、TOTALFATがバンドとして展開するというステージ、一体どんな内容になるのだろうか。さらに取材では、初めての出会いや初めて遊びに行ったライブで体感した感動のエピソードなどをお届け……と思いきや、「あれしよう」「これしよう」と話はどんどんイベント当日の企画についての話に。この対談でまさか実現しちゃうの? 期待高まる内容でお届けします!

――まず、オチケンさんとTOTALFAT。お互いの出会いはいつ頃か覚えてらっしゃいますか?

Shun(Vo/Ba):ジャニス(大阪・心斎橋にあるライブハウス・Music Club JANUS)の近くにあるタコヤキ屋で飲んだときかな。

オチケン:飲んだね。キャンペーンのときだよね。

Shun:存在は知ってはいたけど、その時初めて「よろしくお願いします」って対面して。それが4、5年くらい前で。

――その時のお互いの印象は覚えていますか?

オチケン:がっつり覚えてますね。あの時、メンバーはツアー中で僕だけすごい飲んでて(笑)。

Shun:そうそう(笑)。でもその時、アメリカにいた時の話とか、なんでラジオDJになったのかとか、オチケンさんのストーリーを熱く語ってくれたのを覚えていて。

――最初から濃密な出会いだったんですね。

Shun:ぎゅぎゅっと行きましたね。自分たちの音楽のルーツにもアメリカやカリフォルニアのカルチャーがあるから、オチケンさんの経験や教えてくれることが魅力的に感じて。音楽の話もすごく合うし。そこで一気に大好きになって。オレとJose(Vo/Gt)くんはプロモーションで大阪にくるたび、オチケンさんは仕事がないときも会ってくれたりもして。大阪の友達に会いにきたっていう感覚で(笑)。

――アーティストとDJという枠を飛び越えた付き合いですよね。

Shun:そうですね。FM802の『ROCK KIDS 802-OCHIKEN Goes ON!!-』の収録スタジオに入ると、他のバンドには出せないグルーヴで話ができてんじゃないかなっていう実感もあって。全部含めて、一個のデカい塊。TOTALFATと『ROCK KIDS 802-OCHIKEN Goes ON!!-』の関係性が時間をかけて作られているなって感覚がありますね。

落合健太郎(FM802)

――オチケンさんは番組DJとして、たくさんのアーティストと日々出会っているかと思いますが、TOTALFATのアーティストとしての印象はいかがですか?

オチケン:最初に音を聴かせてもらった時、「大好物でしょ♪」って感じで。ラジオのリスナーもそうなんだけど、音だけ聴いてカッコ良いって思っても「なんか怖いかも……」みたいなものもあると思うんですよ。ライブハウスに行ったことのない子たちとかもそうで。でも、会ってみたらすげー良い奴らで(笑)。

Jose:ちょっと怖いっていうのは、やっぱりどこかで感じられてるんですかね?

オチケン:やっぱりライブハウスとかってそういう雰囲気はあるよね。Kuboty(Gt/cho)さんとか、この状態だよ?(取材時は妖しげなサングラス姿)

Kuboty:自分たちがライブをやることもあれば、ライブを観に行くこともある。オレたちはもう、これまで2000回くらいライブハウスに行ってると思うんですけど、最初に行った時を思い出すとやっぱり緊張してたのかなって思いますもんね。

オチケン:ライブハウスの扉って防音のためにもすごく重くてさ、それもすごく緊張して

Bunta(Dr/cho):オレは高校3年生で初めてライブハウスに行ったんですけど、その時は緊張してましたね。

Jose:オレとShunで、アコギの弾き語りライブで『ROCK KIDS 802ラジ友夏祭り』に出演させてもらったときも、ライブハウスに初めて来たっていう人も多くって。

Shun:あの時のShun&Joseのコンビとオチケンさん、お互いのソウルがコネクトした感じがあるったよね(笑)。知り合って、一緒に飲んで、番組にも出させてもらって。そこから更に深いところにいけたのはあの日かなって思ってる。オレたちはアコースティックライブってやったことがなくって。その時はSPYAIRのIKEとかグッドモーニングアメリカの金廣真悟くんとか、Charisma.comのMCいつかさんとかの間で、ライブをやらせてもらうことになって。オレたちの「Place to Try」っていう曲を満員のラジ友の前で全力で歌った時に、伝わってるんだなってすごく思ったんです。

オチケン:あの後、アコギ買いに行ったって言ってたもんね。

Shun:その時の打ち上げでも、あのライブでどういう気持ちになったかをいっぱい話して。“ラジ友”っていうワードも超イイなって思うんですよ。他の地方ラジオ局でそういう言葉は見かけないんですよ。普通はリスナーだったり、ラジオ局の名前をもじったものだったり。“ラジ友”って全てを物語っている言葉だなって思うんです。

Jose:僕らはライブは4人だけで演奏するんじゃない、みんなの声とかアクションがすべて楽器になるんだよって話をしていて。そういう「一緒にやっていく」感覚って、オチケンさんがリスナーに対して持っている感覚と近いのかなって。

Shun:『ROCK KIDS802-OCHIKEN Goes ON!!-』は関西エリアの学生さんたちにムーヴメントとして伝わってるんですよね。青いペンを胸ポケットに入れていると“ラジ友”だよって分かるようになってたり。

――Shunさん、めちゃくちゃ詳しいですね!

Shun:『ROCK KIDS802-OCHIKEN Goes ON!!-』を聴いてるよって証なんですよ!

Jose:恥ずかしがりの人とかはそうやってアピールしてね。

オチケン:「BPM作戦」っていうんですよ。

Bunta:じゃ、オレたちもポケTに青いペン指していこうよ。

Shun:『HIGH! HIGH! HIGH!』の当日はさ、ポケTに青いペンのプリントがしてあるTシャツとかをグッズにするのは?

オチケン:それイイね!

Bunta:それヤバい!やろうよ!

Kuboty:早くデザイン出さなきゃ!

――スタッフさん、いまから急いで動いてそうですね(笑)。

Shun:昨日(対談前日)、『ROCK KIDS802-OCHIKEN Goes ON!!-』に出演したときに番組スタッフさんと大坂城ホールの図面を見せてもらいながら話をしてて。昔、ホールクラスの会場で全日本プロレスを観戦したときにカラーボールを選手が客席の3階にまで投げて、それをキャッチしているファンがうらやましくって~って話をしたんですよ。そしたら、スタッフさんが「やろう!」って言ってくれて。「番組のロゴをプリント入れて、サインを入れて会場で投げよう!」ってすぐに動いてくれて。

Bunta:言ってからの行動が早い(笑)。

Shun:「今のフラッシュアイデアがもう決定ですか?」って驚いてたら、「そうだよ!」ってもう業者の人に発注してて。会議室での話が現場に進んでいくスピード感が尋常じゃないんですよ。

オチケン:そうなんだよ。会議で話をして、面白ければすぐに行動に移すからね。

Shun:スタッフさん自身もイベントを楽しみたいんだけど、ラジ友を楽しませたい気持ちがすごく強いなって感じて。その最前線にオチケンさんがいて、出演してるミュージシャンたちがいる。その図式がすごくイイなって思うんですよね。

オチケン:それが今までなんばHatchだったのが、今回は大阪城ホールだからね。

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