絵具の集積で描く人物の「顔」 サイトウマコトの個展『2100』

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2017.9.9
 サイトウマコト『Neural Network_1』2017, oil on canvas, 215.0 × 163.0cm ©Makoto Saito, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

サイトウマコト『Neural Network_1』2017, oil on canvas, 215.0 × 163.0cm ©Makoto Saito, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

サイトウマコトの個展『2100』が、9月9日から東京・六本木の小山登美夫ギャラリーで開催される。

1980年代から1990年代にかけてグラフィックデザイナーとして国内外で高い評価を獲得したサイトウマコト。『ワルシャワ国際ポスタービエンナーレ』で金賞を獲得し、作品はニューヨーク近代美術館、サンフランシスコ近代美術館、ヴィクトリア&アルバート博物館など30以上の美術館にコレクションされてきたが、その後デザイン活動と決別して絵画の制作をスタートさせ、2008年に石川・金沢21世紀美術館で国内初の大規模個展を開催した。

今回の個展では新作約7点を発表予定。作品はモチーフを加工した網点のデータを繰り返し重ね合わせたフォトドローイングと呼ばれる下絵に、限定した8色を用いて1色ごとに網点に色を置くことで、絵具の凹凸が作り出されている。モチーフにはサイトウが「感情移入する対象」と捉えるルシアン・フロイド、フランシス・ベーコンのポートレートが採用されている。

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