フェリーチェ・ベアトが写した150年前の日本 約180点を初公開する写真展
2017.9.13
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フェリーチェ・ベアト『役人と従者』鶏卵紙 DIC川村記念美術館
展覧会『フェリーチェ・ベアトの写真 人物・風景と日本の洋画』が、12月3日まで千葉・佐倉のDIC川村記念美術館で開催されている。
イタリアで生まれたイギリス人写真家フェリーチェ・ベアト。19世紀半ばに中東やインド、中国などで撮影を行ない、インド大反乱、第二次アヘン戦争といった戦場を記録する写真家として活動したほか、1863年に画家チャールズ・ワーグマンを頼り日本に赴き、幕末から明治にかけて、横浜を拠点に江戸や長崎など各地で風景や風俗を撮影した。
同展では、DIC川村記念美術館のコレクションから、フェリーチェ・ベアトが日本を撮影した写真約180点を初公開。さらにベアトの日本滞在とほぼ同時期に国内で制作された他館所蔵の洋画18点を展示している。出展作家はチャールズ・ワーグマン、高橋由一、本多錦吉郎、渡辺文三郎、五姓田義松、浅井忠、小山正太郎、高橋源吉、曽山幸彦、佐久間文吾。
会期中には、東京都写真美術館・学芸員の三井圭司による講演会『フェリーチェ・ベアトの写真技術』、元EPA通信日本支局長のエバレット・ブラウンによる講演会『日本の面影』などを開催。詳細はDIC川村記念美術館のオフィシャルサイトで確認しよう。