PENICILLIN 結成25周年を迎えたバンドが最新作に詰め込んだ、稀代の傾奇者の美学
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PENICILLIN
“25周年”はノスタルジーを意味する言葉ではなく、前を向いて進んでゆくための始まりの約束だ。結成25周年を迎えたPENICILLINから届いた最新ミニアルバム『Lover’s Melancholy』に詰め込まれた、飽くなき異端、変わらぬ華美、新たな刺激、そしてセオリーを外して自由にはばたく3人の生き様。ここはただの通過点、稀代の傾奇者の美学を体感せよ。
――個人的に、HAKUEIさんとO-JIROさんには20年振りにお会いするわけですけども。HAKUEIさん変わらないですね。声の色気とか艶とか。びっくりします。
HAKUEI:ありがとうございます。去年、声帯を手術して、まただいぶ良くなったみたいで。
――O-JIROさんもお元気そうで何よりです。枕詞のように“一度も活動休止してない”と書かれるPENICILLINですけど、なかなかいないと思いますよ。すごいと思います。
千聖:ありがたい話ですよね。バンドが存在すること自体もだし、求めてくださる人たちがいるということがありがたいですよね。
――僕が初めてPENICILLINを見たのは、メジャーデビュー前の鹿鳴館のライブなんですけど、その頃からのファンの方もいらっしゃいますよね?
千聖:細かく調べたわけではないですけど、ありがたい話ですがその時代の方々もいらっしゃいますね。その後、メジャーデビューしてテレビに出始めたのが97年くらいなので、当時のメディアの力でだいぶ広まったのは確かですね。94~95年頃から徐々に知名度は上がっていたとは思いますが、まだまだ知る人ぞ知る系だったので。全国区になるのはなかなか大変ですからね。そうなれたのはありがたかったなと思います。
――そして今年は結成25周年。20周年の時はベスト盤を出したり、大規模なツアーをやったり、派手に動きましたけど、今年はそうでもないですね。
HAKUEI:まあ、区切り的に、なんとなく振り返っておいたほうがいいかなという感じなので(笑)。何周年だからどうって、自分たちはそういうことをあまり気にする暇がなく、常にその時できることを一生懸命やるだけの積み重ねなので、どちらかというと“ファンのみなさんが期待してるだろうな”というところを裏切りたくないという、受動型のところも僕に関してはあって。でも期待に応えるのも使命だと思ってるし、やってみると楽しいんだけど、やっぱり一桁台が5だと軽くでいいかなと(笑)。ゼロのほうがしっかりした節目だなという感じがするんで。5年ごとにやったら忙しいじゃないですか、そんな大げさなことやってたら(笑)。
――確かに(笑)。5年ごとにベスト盤を出すわけにもいかない。
HAKUEI:10年に1回でも多いかなと思ってるぐらいなんで。20周年の時はしっかりと過去を振り返るという意味もあって、半年かけて今までリリースした曲を全曲ライブでやったりとかしましたけど、どちらかというと25周年は前を向いているというか、今のPENICILLINとして、今までにない新しいアレンジとかを見せたいなという方向に行ったので、ミニアルバムでそれを表現したという感じですね。
千聖:我々にとって通過点でしかないんですよね。だってこの前振り返ったばかりですしね。
O-JIRO:その間もやってますからね。活動がなくて25年だと久々という感じですけど、23年も24年もずーっとやってるんで。
HAKUEI:単純に、新しいものを作ってるほうが面白いですよね。昔の曲をやるのは意外としんどくて、もうその時に最高のものを作ったつもりだし、それがライブで育ってたりもするから。それを今の音にするにはどうしたらいいとか考えるよりは、その労力を新しい方向に向けたほうが自然というか。
PENICILLIN/HAKUEI(Vo)
根源的なテーマというか、見失わないほうがいいだろうなと思うものがどの曲にもありそうな気がする。かといって説教くさいものは嫌なので、それを歌詞としてどう美しく見せるか。
――ですね。今回も非常にフレッシュに聴かせていただきました。この『Lover’s Melancholy』は、どんなテーマを持って作り始めたんですか?
HAKUEI:そんなに明確なテーマはないけど、なんとなくのイメージとして、いろんな時代で曲を作っていると、たとえばまだ大学生の頃にインディーズで作っていた曲って、セオリーと言われている構成を無視していたりとか、それはあえて無視してるわけじゃなくて、「こんな感じだよね」ってジャムりながら作っていたらそうなったというか。そういうところからメジャーに行って、レコード会社の人に「サビは早めに聴かせたいからこういう構成で」とか、「2コーラス行ってから間奏へ」とか、そういうことをいろいろ教えていただいて。それが正解のところもあると思うし、僕らにはなかった知識なんですけど、そういうことをやっていくうちに、なんとなくそういう癖がついてきたというか。構成を考える時とか、アレンジを考える時とかに。
――現代的なロックやポップスの定型みたいな。
HAKUEI:それが聴きやすいんでしょうけど。今年の5月に、インディーズの曲だけで東名阪ツアーをやったんですけど、久しぶりにそういう曲ばっかりやると、構成がぐちゃぐちゃで、“なんでここでまたギターソロ?” “なんでサビが一回だけでBメロ行くの?”とか思うんですけど、何の違和感もなくファンは盛り上がるし、自分らも体に入ってるんで、それのいいとこ取りというか。その良さもあるし、もちろんセオリーの良さもあるというところで。あとは、アルバムには1曲ぐらいテンポ220ぐらいのドカン!っていう曲があったりとか、なんとなくいつもそういう感じで作ってたんですけど、今回そういう曲はなくて、あまり形にとらわれずに自由に作ったという感じが僕はしてます。
――O-JIROさんはどんな手ごたえですか、今回の作品は。
O-JIRO:曲だったり歌詞だったりいろんな面で、自分たちがいいなと思えるものがちゃんとできましたね。いつもはプロデュースもミックスもシゲさん(重盛美晴)なんですけど、今回は前にミックスしてもらったことのある小西さんという方にお願いしてるんですね。ギターと歌を録ったあとにドラムを録ったり、いつもとちょっと違う感じで制作が進んでいったんですけど、結果的にできるものは自分たちの好きなものに落ち着くということもすごくわかったし。そのプロセスがマンネリになると嫌だなと思ってたんですけどね、今HAKUEIさんが言ったように、自分でルーティンを勝手に作っちゃってたんですね。それが勝手にマンネリを生むので、そういうことがないようにしようということは作り始める前から思ってました。頭を固くしないで自由にやっていったらどうなるかな?と思って、結果すごく良かったんで、充実感がありますね。
――今回は1曲1曲が羽ばたいてる感じがしますね。メタル、インダストリアル、ダンスロック、ロックバラード、歌謡曲っぽいものとか。
O-JIRO:ミニアルバムって、なかなかいいですね。1曲1曲細かいところまでチェックできる時間も多いし、気づくことも多くなるし、“もっとこうしたいな”と思った時にフットワークも軽く動ける。フルで10曲なりを頭に入れてるのって、なかなか大変なので。
HAKUEI:それも昔の慣習なんですよね。前はシングル2~3枚出してから、それをまとめてプラス新曲でアルバムだったんで、ちょうどミニアルバムぐらいの数の新曲だったんですよ。それが時代も変わって、シングルをリリースしなかったり、しても1枚ですぐアルバムとかになってくると、新曲を10曲ぐらい作らないとフルアルバムにならないというのが、知らず知らずのうちにバランスの悪い状態になってたのかな。フルアルバムを出してからのツアーだとほとんど新曲になっちゃうから。僕らはカタログがたくさんあるので、そういう曲の割合が減っちゃったりとか、ツアーを重ねて体に入っていく曲が少なくなってしまう。そういうところもセオリーにとらわれてきていたから。それが去年『Lunatic Lover』というミニアルバムを作った時に、これが一番出しやすい形だと思ったし、だんだんそういう感じになってきたのかもしれないです。
――新曲が多ければいいというものでもないと。
HAKUEI:フルを作るなら必然性があって、それはバンドにもよるのかもしれないですけど、俺らだったらもうちょっとじっくり時間をかけて作らないと。1年に1枚フルアルバムを一生懸命作るよりは、これぐらいのボリュームで内容の濃いものを作り続けるほうが合ってるのかもしれない。聴く方も、10何曲知らない曲ばっかりよりも、7~8曲で十分にボリュームは感じると思うし、ちょうどいんじゃないかな。
――千聖さんはどんな手ごたえですか、今回の作品は。
千聖:どんな作品に対しても、このバンドが求めているのは刺激だと思うので。それが毒なのか薬なのかわからないけど、そういうものが欲しいんじゃないかな。見ての通り人間性も、僕以外は毒があるんで(笑)。
――はいはい(笑)。
千聖:全体的にクセがあるので、それをわかりやすく出せるアーティストとしているべきかなと。使命感に駆られるわけじゃないけど、我々の武器は何だろう?と考えると、必然的に刺激を求めるんですよね。それをどううまく出すか?をまず最初に考えて、今回はまず自分からは「Perfect Flame」とか「メランコリア」とか、イマジネーションが動く曲を作り、そこにジローさんが「HUMANOID COMPLEX」を作ってきて、HAKUEIが「飛翔遊戯」を持って来て、刺激をもらって。じゃあ自分は最後に「Dear Friend...」みたいな曲をまとめとして作ってみようって感じの展開。と思ったら今回の1曲目の「黙示録」をジローさんが作ってきたりとか、結局バランスなんですよね。前作の『Lunatic Lover』もそうなんですけど、基本的には役割をきれいに分担していて、それに対して重ね合っていくのがPENICILLINなのかなと思うので。25年前とはテクノロジーも違いすぎるし、本人たちの持ってるスキルも違いすぎるんで、昔よりはハイクオリティなものを短時間で出せるようにはなってるんですよ。ただそうなると余裕が出てきちゃって、がむしゃら感がなくなる怖れもあるんだけど、今回は余裕がないぐらいに切羽詰まってたので、そのへんがいい意味でインディーズぽかったかもしれない(笑)。時間があると余計なことを考えちゃって、思い切ったことをしても“やっぱりダメかな”って引き返しちゃうこともあるんですよ。昔はCDを作るのも一苦労で、まずライブが先だから、有名になんなきゃちゃんとした音源なんか作れないっていう時代で。その頃の感覚に近かったかもしれない。“とにかく考えるより先に行くぞ!”っていう感じで作ったから。
――はい。なるほど。
千聖:でも、慌てて作って、突貫工事な作品は絶対嫌なので、全身全霊の集中力でやったの。例えば、今、時間に余裕があるから「Perfect Flame」が作れるか?というと、わかんないなって思います。なんで「メランコリア」のサビを思いついたのかよくわからないし、歌謡曲っぽいとはほかの取材でも言われたけど、“そうなんだ?”って思うぐらいだし。「これをこうしたらみんな好きになってくれる」とかいちいち考えて作ってないし、集中力なんですよね。この前ソロでインタビューしていただいた時には、この曲たちの存在すらなかったので、やっぱり集中力と感覚ですね。あとは25年間一緒にやってる信頼感があって、どうなるかわかんないけど面白そうだなとか、期待度は増しているので。化学反応が起こりやすいのはわかっていて、そればかりに頼ってるわけじゃないけど、そこがバンドの面白さで、僕には出せない力をそれぞれが持ってるので。急に作ったから、どこか欠落したものが出来上がるんじゃないかとか、ちょっと心配してたんだけど、思った以上に面白くなりましたね。ビジュアル的な側面も、最終的な仕上がりの絵コンテもない状態で、その場でパッと話し合って決めちゃったことなんで。我々の場合ビジュアルもすごく大事だから、それも含めてすごい勢いで作ったんだけど、なかなか面白いものができて、今回は勢いがないとこうならなかったんじゃないかなって自分は思ってます。それぞれ考えていたものはあるかもしれないけど、蓄積と勢いをうまく利用できたんじゃないかな。
――蓄積と勢い。いいワードです。
千聖:これ以上のものは、物理的に限界だったかもしれないけど、やってて面白かったですね。3年かけて作るのも面白いのかもしれないけど、どこかでだらけてたり、ぜい肉がついたりしちゃうと思うので。ここまで切羽詰まる感覚はなくてもいいけど、面白いものができるんですよね。
HAKUEI:追い込まれると力を発揮するタイプかもしれない。前に一緒にnanoっていうユニットをやったことがあるんですよ。PENICILLINのカバーが半分で、新曲が半分で、期間限定のユニットでやった時もスケジュールが超ハードで。でもすごくいい作品ができたんですよ。その時も似たようなことを言ってた。
千聖:ああ。
HAKUEI:常にそれがうまくいくとは思わないですけど。その時のことをいま思い出しましたね。
千聖:なんでできたの?って言われても、方程式はないんで。たまたまですよというか、蓄積もあると思うんですよね。最近YouTubeで森高千里さんの昔の映像を見てたんですけど、“俺、この曲にすごい影響受けてるな”と思って。18~19歳ぐらいの時によく聴いてた曲とか、そんな時代のものにも知らず知らずのうちに相当影響を受けていて、どこかにそういう名残があるんですよね。その蓄積が爆発するポイントがどこなのかはわからないんで、「どうして?」と聞かれても困るんだけど。詳しく調べたら方程式があるのかもしれないけど、でもわかんないです。僕はそこまで分析したいと思わないし、そこまでするとロマンがないなと思っちゃうので。行き当たりばったりの面白さ、ハプニングは使いたいなと思ってます。せっかくこんなに面白い集団なんだから、そのほうが絶対いいし、予定を組んでも多分その通りに行かないんですよ。そこをうまく乗り越えて、ピンチをチャンスに変えられる力があるのかもしれない。
HAKUEI:めちゃめちゃ時間を与えられすぎちゃうと、やらない。どうせギリギリまでやんないから一緒です。
O-JIRO:めちゃくちゃ大変ですけどね、スケジュールを出すのは。「お願いだから、ここまでにこれをやって!」って。
千聖:あははは。いや、さすがにこんなこと2回も3回もやりたいとは思わないよ。
O-JIRO:陸上競技だったら、うちはたぶん単距離タイプ。年間を通して誰かが曲を書いていて、“いい曲できたからやろう”という感じではなくて、スケジュールが決まったらみんなでガーッと動くタイプなんで。始める時はいつもゼロなんですよ。でも、ずーっと作っていたものがあっても、その時一気に作ったものに追いつけないことがあるんですよね。その勢いの中に入って行けないみたいな。だからその時の流れで作っていくほうが向いてるんじゃないですかね。
PENICILLIN/千聖(Gt)
行き当たりばったりの面白さ、ハプニングは使いたいなと思ってます。せっかくこんなに面白い集団なんだから、そのほうが絶対いいし、予定を組んでも多分その通りに行かないんですよ。
――HAKUEIさん、今回はリリック的には何かテーマがあったんですか?
HAKUEI:狙ったわけではないですけど、歌詞を書く時に関しては、25周年というものがよぎったのか、原点回帰だったり郷愁だったり、自分の中の原風景と今とをリンクさせるようなものになってる気がします。根源的なテーマというか、見失わないほうがいいだろうなと思うものがどの曲にもありそうな気がする。ベタな恋愛とかは書いてないです。姿勢とか、そういう意味でのメッセージ。“こういう生き方どう?”とか、“こういうことを忘れないでくれ”とか、そういう感じが多いですね。かといって説教くさいものは嫌なので、それを歌詞としてどう美しく見せるか。ただ言葉だけじゃなくて、風景とか、その中にどういう形で主人公がいるかをイメージさせて、淋しさを感じてもらったり、気持ちよさを感じてもらったり、イメージと連動するような感じは意識してます。
――PENICILLINには傾奇者の美学があると思っていて。異端であり過激であり華美であり、そこに心地よさや淋しさも含んだ生き様があると思うんで、貫いてほしいと思ってます。以上、感想でした。
HAKUEI:ありがとうございます。
千聖:かっこいいですね。
O-JIRO:原稿チェックの時に、そこに「千聖:」って入れるかもしれない(笑)。
HAKUEI:それ原稿チェックじゃないよ。改竄だよ(笑)。
千聖:俺は何も言ってないよ。ジローさん、勝手に罠にハメないでくれる?(笑) 今いいこと言ったなあと思っただけで。
――だって25年経って、ずーっとこんな派手な格好をし続けるのってすごくパワーがいりますよ。しかも決まった衣装じゃなく、毎回新しい派手さに挑戦していて、常に“おおーっ”と思わせる。
千聖:制服系じゃないもんね。
HAKUEI:毎回新しい衣装を作るから。決まったものはできないというか、やりたくない。飽きちゃうから。自分たち自身もその時その時に刺激を求めるというか、そういうことしかできないんですよね。
――曲もそうでしょう。過激で華美。しかも定番がない。
HAKUEI:そうなりかけると、気持ち悪くてしょうがないんで。ならないようにしてます。
PENICILLIN/O-JIRO(Dr)
自分でルーティンを作っちゃってたんですね。それがマンネリを生むので、頭を固くしないで自由にやっていったらどうなるかな?と思って、結果すごく良かったんで、充実感があります。
――そして9月16日からはツアーが始まります(*インタビューは9月12日)。ジローさんの誕生日『とのさまGIG』もずいぶん長く続いていますよね。
O-JIRO:『とのGIG』も21回目になるんですよ。45ですから、重たいです(笑)。やっぱり誕生日ライブに思うことも年々変わってくるんで。最初の頃はお祝いしてもらう感じでしたけど、今は逆に思い出になるライブになったらいいなと思っていろいろ考えることも多いですし。でも20回にもなってくると、次に何をやっていいのか毎回悩んでます。
千聖:“俺の生きざまを見ろ”でいいんじゃないの? 華美であり、クレイジーであり。
O-JIRO:最終的には、僕のパーソナルな部分や、PENICILLINらしさが色濃く出るものが面白いと思うので。そういうものを突き詰めていけば面白くなると思います。
――そのあとHAKUEIさんもありますよね。12月の誕生日ライブ。
O-JIRO:HAKUEIさんのライブがあると、1年が終わるという感じがする。
HAKUEI:自分の誕生日ライブというよりも、PENICILLINのその年の締めのライブ的な感覚もあるんで。今年もそれを発表する時期に来たかと思いますね。この前やったばっかりだと思ってたのに。
O-JIRO:その真ん中に、ミスター(千聖)の誕生日もあるんですよ。
HAKUEI:それ忘れると、原稿チェックが大変なことになりますよ(笑)。
――あ。大変失礼しました!
千聖:いつ言おうかなと思ってたんですけど。
――覚えてますよ! でもついうっかり。
千聖:いやいや、全然いいですよ。
HAKUEI:この『とのGIG to ROCK ROCK Ⅳ』の“ROCK ROCK”っていうのが千聖くんの誕生日ライブで、その二つを合わせたツアーですよという意味なので。わかりづらかったですね。
千聖:全然いいですよ。さっきのセリフを俺の発言に変えてくれれば(笑)。
――あはは。そうします!
千聖:まあでも、宮本さん(筆者)がPENICILLINを知ってくれた時は、『とのGIG』は始まったばっかりでしたもんね。そもそも誕生日ライブをO-JIROくんしかやってなかったと思う。
O-JIRO:たぶんメジャーデビューする1年前に始まって、1年だけやってない年があるので、メジャーデビューしてからの年と同じ数をやってることになるんですよ。21回目です。そのあと、ミスターと僕の誕生日が近いんで、こういうふうにつながってツアーになってから4回目ですね。
――なるほど。大変失礼しました。
千聖:いや全然。根に持ってないですよ。
――根に持ってる顔をしている(笑)。
千聖:ジローさん、言わなかったら面白かったのに。俺の誕生日が抜かされて、どうまとめるのかなって(笑)。
O-JIRO:それはほら、言っとかないといけないところだから。
――フォローありがとうございます(笑)。
千聖:とんでもない。またよろしくお願いします。
取材・文=宮本英夫
2017年9月20日発売
『Lover’s Melancholy』Type-A
M1.黙示録
M2.Perfect Flame
M3.飛翔遊戯
M4.HUMANOID COMPLEX
M5.Dear Friend...
M6.メランコリア
M7.Quarter Doll ~Acoustic ver.~
発売元:b-mode / blowgrow
販売元:avex music creative(株)
■Type-B CD ONLY / XNBG-10027 / ¥2,500(本体価格)+税
『Lover’s Melancholy』Type-B
M1.黙示録
M2.Perfect Flame
M3.飛翔遊戯
M4.HUMANOID COMPLEX
M5.Dear Friend...
M6.メランコリア
M7.螺旋階段 ~Acoustic ver.~
発売元:b-mode / blowgrow
販売元:avex music creative(株)
17.9/16(土) 新宿ReNY OPEN 17:15 / START 18:00
17.9/17(日) 新宿ReNY OPEN 16:15 / START 17:00
17.9/23(土) 大阪MUSE OPEN 17:30 / START 18:00
17.9/24(日) 名古屋ell.FITS ALL OPEN 17:30 / START 18:00
17.9/30(土) 福岡 BEAT STATION OPEN 17:30 / START 18:00
17.10/07(土) 恵比寿 LIQUIDROOM OPEN 17:15 / START 18:00
17.10/08(日) 恵比寿 LIQUIDROOM OPEN 16:15 / START 17:00
17.10/14(土) 仙台 MACANA OPEN 17:30 / START 18:00
All Standing ¥6,500(税込/D別)
※6歳以上
HAKUEI BIRTHDAY LIVE「SUPER HEART CORE ’17」
17.12/16(土) TSUTAYA O-EAST OPEN 17:15 / START 18:00
■
All Standing ¥6,500(税込/D別)
※6歳以上