ジャニーズWEST小瀧の単独主演舞台!「MORSE―モールス―」製作発表会見<後>
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MORSE-モールス-
初めての座長公演、そして12歳という役。小瀧が今思うこととは⁉
(前編はこちら)
主人公オスカーの役作りについて話が及ぶと、小瀧望は「映画版の『モールス』『ぼくのエリ~』も見ました。でも二作品ともオスカーに違う点があるなと…。『モールス』のオスカーにはいたずらっぽさがあったり、イギリスの舞台版ではまた違う点があったり…そこは深作さんと話し合って、作っていきたいと思います」とマジメに語るも、オスカーが12歳であることについて、「12歳だったころの心情を思い出して…ツヤのある声、透明感のある肌を意識して、若さを取り戻して頑張りたいと思います」と答えると、会場から笑い声が起きていた。続けて、「(ジャニーズWESTの)メンバーは8歳の役をしたことがある二人(舞台「ブラッドブラザーズ」桐山照史、神山智洋)がいるので、その人たちに助言をもらいながら頑張りたい」とも語っていた。
田中健、瀬戸山美咲
田中健が演じるのは、屈折した孤独な男、ホーカン。ほとんどセリフがなく心情的な芝居が必要となるだろう男の役作りについて「私生活を孤独にするしかないかなと。カミさんとも話をしていたんだが、『役作りのために家庭内別居もあるぞ』と(笑)。幸せな家庭はしばらくお預け」と口にした直後、「でも舞台の打ち上げは明るくいきましょうね!」と言葉を添えると、横から「笑いは多めで!」と小瀧。このやり取りに乗っかる形で、深作が「打ち上げの前に稽古場が終わった後に飲みたいが、小瀧くんが未成年なのが残念で…」と口にすると、小瀧が「力不足ですみません(笑)」と返し、笑いを誘っていた。
田中健
初めての座長公演について、小瀧は「周りが目上の方ばっかりなのですが、末っ子気質なのでスッと懐に入っていって甘えていきたいなと思います。でも、打ち上げの時などの食事代はどうすれば…ぼくが持てばいいのかな…という思いがあって(笑)」と口にすると田中が小瀧の背中をポンポンと叩きながら笑う一幕も。
会見の後、同じ会場で行われた囲み取材では、ジャニーズWESTのメンバー全員からも「おめでとう、がんばれよ」と声をかけられたという小瀧。「当然(舞台を観に)くるでしょうね!こないと怒りますから!(笑)」とラブコール。そして、「桐山と神山が座長を務めたことがあるので、振舞い方、食事に行った際の仕切り具合を聞こうと思っている(笑)」とも言葉を添えた。
水上京香
なお、事務所の先輩である、関ジャニ∞の横山裕からは、「横山くんが出た舞台「ブルームーン」の大阪公演を見せていただいたときに、『おまえ(舞台)やるんやろ?がんばれよ!』と特に内容のない言葉をいただきました(笑)」とぼやき、最後までマスコミを笑わせていた。
深作が「オスカーはこじれた社会から脱出したいと思っており、モールス信号でSOSを発信し続けたところ、それが闇の世界に届いてしまい、エリを通じて別の世界に連れ出されていくのですが、今の時代に多い“閉ざされた”若い人たちに一筋の光を与えられる作品になればと思います。だから小瀧くんには思いっきり闇を表現してもらい、そして闇の世界のエリを演じる京香ちゃんには一筋の光を意識して作ってもらいたい」と二人に期待を込めた。
深作健太