林遣都、栁俊太郎、前野朋哉が“25歳童貞”三人組に　古泉智浩原作の漫画『チェリーボーイズ』が実写映画化へ

古泉智浩原作の漫画『チェリーボーイズ』（青林工藝舎刊）が林遣都主演で実写映画化され、2018年2月17日に劇場公開されることが決定した。

『チェリーボーイズ』は、ある地方都市に住み、25歳で童貞を捨てられない三人組の男たちの物語。堂々と胸を張ることができず焦燥感を抱く三人は、童貞を捨てるためにある計画を立てることになる。原作は、『青春☆金属バット』『ライフ・イズ・デッド』『死んだ目をした少年』など、童貞やゾンビをテーマとした多数の作品で知られる古泉智浩氏の同名コミック。2000年に発表されて以降、童貞漫画の金字塔として高い人気を得ている。

物語の中心となる、2５歳の童貞三人組＝チェリーボーイズを演じるのは、林遣都、栁俊太郎、前野朋哉の三人の若手俳優だ。主演の林遣都が演じるのは、“自己中心的で見栄っ張り”な主人公・国森信一。栁俊太郎は“乳首が大きいことがコンプレックス”の吉村達也を、前野朋哉は“オタクっぽい外見と内気な性格で女性が苦手”な高杉誠を演じる。

『HiGH&LOW』シリーズの日向紀久役や、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』『しゃぼん玉』など、変幻自在の演技で知られる林、『HiGH&LOW』シリーズのカイト役や、『東京喰種トーキョーグール』『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない第一章』など独特の存在感を醸し出す栁、『桐島、部活やめるってよ』『大人ドロップ』『東京喰種トーキョーグール』などのアクの強い役で知られる前野ら三人が、どんなチェリーボーイを演じるのか。

メガホンを取ったのは、黒沢清監督、滝田洋二郎監督、篠原哲雄監督、長崎俊一監督、三池崇史監督らに師事し、。ドラマ『ケータイ捜査官7』（テレビ東京系）で監督デビューした西海謙一郎監督。西海監督は、本作が長編映画第一回監督作品となる。また、『アズミ・ハルコは行方不明』などの監督、松居大悟氏が脚本を担当している。

撮影は、今年2017年の3月下旬から4月上旬にかけて神奈川ほかにて撮影を行っており、10月に完成予定だ。

キャストの林、栁、前野のコメントは以下のとおり。

林遣都（国森信一役）

古泉智浩さんの原作を読ませていただき、この漫画の世界に飛び込んでみたいと強く感じました。20 代半ばにしてチェリーボーイズと呼ばれる中身も外身もコンプレックスだらけの3人の男達が、諦めかけていた人生、敗れ去った青春を取り戻すべく、必死にもがき苦しみ叫び続ける、情けなくもどこか切ない物語に、沢山勇気を貰いました。西海監督、そして栁俊太郎さん、前野朋哉さんと共に、魂を込めて悩める童貞青年の思いをぶつけました。是非見届けていただけたらと思います。

栁俊太郎（吉村達也役）

ビーチク役を演じさせて頂きました、柳俊太郎です。半年ほど前に撮影を終えて久しぶりにビーチクという役名を言ってみると、とても懐かしくあの時に感じた青春を思い出します。『チェリーボーイズ』の台本を初めて拝見させて頂いた時に、最低な3人組のズッコケでピュアな青春ストーリーにとても熱いものを感じました。どこか愛おしく憎めない3人組を演じるのがとても楽しみになりました。
それでもやはり彼らは最低ですが。笑 最初はクンニ、カウパーという呼び名に少し抵抗はあったものの、すぐにチェリーボーイズの世界に引き込まれ、とても充実した撮影期間を過ごさせて頂きました。最低でくそったれな 3 人組が終わりに近づくにつれて、とても寂しく切ない気持ちになったのを今でも覚えています。キャスト、スタッフの皆さんに支えられて素晴らしい青春バイオレンスエロサスペンス作品に参加できて最高でした！ぜひ皆さん、映画『チェリーボーイズ』をよろしくお願い致します。

前野朋哉（高杉誠役）

かつて童貞だったキャスト・スタッフと、現役童貞のキャスト・スタッフで真剣に「童貞」と向き合いました。童貞だった頃に書いたとされる松居大悟さんの脚本『チェリーボーイズ』を紐解いていくと心情や行動がとんでもなく複雑なのです。それを読み解き、演じながら体感していく中で、林くんと柳くんと僕の仲に生まれたモノがありました。生きとし生きるもの全ての方にご覧頂きたいです。

2018 年2月17日（土）より シネ・リーブル池袋、渋谷 TOEI ほか全国ロードショー