きゃわふるTORNADO の“武道館までの道のり” #37
きゃわふるTORNADO石川野乃花です
2017年10月13日からきゃわふるTORNADOの定期公演「ビッグオニオン連れてくよ〜♥」が幕を開けました。
新たなスタートをきった今の心境を。
話は少し遡り、8月11日の1stワンマンライブが終わってからの2ヶ月の間に、プロデューサーとマネージャーとメンバー1人ずつの個人面談がありました。
個人面談は初めて。
グループ内には少し異様な空気が流れていて…
なんだろうなぁ、あの空気…(。_。`)
言葉にする事が難しい。
他のメンバーが2人から何を言われたのか気になる…
自分は何を言われるんだろう…
メンバーは何も話さない。
でも表情が明らかに違うから感じる。
その変化が気になってしょうがないけど、誰も聞けない。
グループ内に理由のわからない、そして埋めることも出来ない微かな溝ができたような2ヶ月でした。
変な溝を感じるのに、日々のLIVEは今までとは全然違う。
今までのライブにエネルギーがビリビリと加わったような少しエネルギッシュなLIVE。
個人面談でメンバーに魔法でもかけたのかな?(笑)
少しでも多くの方にきゃわふるTORNADOを知ってもらいたいと思い、Live出演後におこなっている無料握手会、とあるLIVEの後では見たこともない長蛇の列が出来ました。
ビックリしすぎて戸惑い(笑)
このグループ内にスターでもいるのかと思った。
思わず「ここ、私たちの無料握手会列であってる?」と確認をしてしまった。
だってこんな列を見るの初めてだったから。
喜びが驚きに埋もれてしまい、心拍数が上がっていたのを覚えている。
やっと全メンバーの個人面談も終え、定期公演2日前に全体ミーティングが開かれました。
全体ミーティングというのは、とても緊張するミーティング。
不安な空気と緊張感が入り交じる。
新しいことがスタートする時は、必ずと言っていいほどこの全体ミーティングで「喝」が入るからかな?
でも、この喝入れでやっと動き出すのがいつもの私達。
きゃわふるTORNADOは少しスロースターターなところがあるんです。
それがまた出てしまった。
この繰り返し…
少し気持ちが変わったって、LIVEが少し変わったって、ほんの少しパフォーマンスだけがよくなったって、結局根本的に自分たちが変わらないともっと上にはいけない。
なんでいつも繰り返しちゃうんだろう…
初めての定期公演でも、準備が全然足りなかったことに気付かされた。
何もかもが足りなかった
それは、動員数としてもあらわになった。
定員98人の会場に集まったお客さんは53人。
来てくださったお客さんには感謝しかありません。
だから全力でパフォーマンスした。
足りなかった事に気づいたからこそ、今出来ることを必死に探して、伝えないとって。全力で。
でも、こうやって応援してくださる皆さんに示すことが出来なかった。
ステージでのミスよりも、その前の準備が足りてなかったことが悔しかった。
悔しいを通り越して、自分にムカついた。
なんで出来なかった?
定期公演のタイトル「ビッグオニオン連れてくよ〜♥」
ビッグオニオンとは日本武道館の愛称。
込めた思いは武道館に連れていくよ!ストレートにただそれだけ。
私たちが”武道館に立ちたい”とうたっているのを笑われるのが恥ずかしかったからなのか?
初回の定期公演を満員に出来なかった。
悔しい!とも言葉に出来なかった。
それは挑戦すら出来てなかったから。
何か目先の目標を自分たちの中で見つけられていない時、それは立ち止まっているように見える、難しく考えすぎてる気がしました。
形のない未来は難しいって。
笑われたっていいじゃん!
自信を持って大きい声で言い続ければいい!
それに見合う私たちで居ることが出来るんだったら!
初回の定期公演おわりの家路に帰るまで、新曲の「Silent Voice」を聞きながらこのコラムを書きました。
形の無い
未来探し時に躓いて
僕たちは繰り返し
迷ってしまうけど
君の世界 例え闇が
何度閉ざしたって
声無き声を辿って
君を隠すその場所へ
心深く沈めた本当の
君を見つけ出すから
虚空を裂いて響け
Silent voice.
形のない未来は難しくない
答えにたどり着かなくていいんだから
答えを作ってしまえばいい
答えは単純な気がします。
みんなで武道館に行きたい!
きゃわふるTORNADOは武道館に行くんだってメンバー6人で示して伝えなくちゃいけない。
ただそれだけ。
このコラムは自分が本当に思っていることを綴っている。
綴った思いをちゃんと示せるアイドルでいたいと強く思った1日でした。
甘やかすのはいつも自分!
自分に負けない自分でいたい。