菅田将暉、TOSHI-LOW(BRAHMAN)の弾き語りに感無量 寺山修司原作の映画『あゝ、荒野』舞台挨拶

2017.10.21
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『あゝ、荒野』菅田将暉、岸善幸監督、TOSHI-LOW(BRAHMAN)

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寺山修司の小説を原作とし、菅田将暉とヤン・イクチュンをW主演に迎えた『あゝ、荒野』が本日、公開初日を迎えた。上映後の舞台挨拶に菅田将暉と岸善幸監督、さらにかねてより寺山修司のファンであり、主題歌「今夜」を手がけたBRAHMANTOSHI-LOW(Vo.)が登壇しました。

早朝から劇場には長蛇がみられ満員御礼。上映後の熱をおびた会場で初日舞台挨拶は行われた。後篇を観終わったばかりの観客から盛大な拍手に迎えられ菅田、岸監督が揃って登壇。菅田「あいにくの天気の所朝早くから今日はありがとうございます。この所、暑いと思ったら寒くなって、この体をいじめてくる感じ、なんか荒野っぽいなと個人的には思ってました。(撮影をしていた)ちょうど去年のあの頃はもっと暑かったなと思ってそんな次第でございます。」岸「去年の今頃はヤンさんの誕生日のお祝いをしました。今日こうして後篇初日を迎えてついに完結です。よろしくお願いします。」と和やかな雰囲気でスタート。

『あゝ、荒野』

先日の第22回釜山国際映画祭ではじめて世界お披露目となった現地に赴き、その反応を肌で感じたという二人は菅田「海外の人って本当に(先入観なしに)素直で、僕の事を知らない人達が作品を観てくれる環境は新鮮でした。言語は違えど伝わるものはちゃんと伝わるな、と。」岸「ヤンさんの母国で上映できたことが本当に光栄でした。Q&Aという上映後に観客の方とお話できる機会があったんですが、鋭い質問が沢山あって(笑)これからの励みになりました。」と手ごたえを語った。本作の舞台となった″新宿“で満を持しての舞台挨拶ということで、新宿の夜景やビル群はここ新宿ピカデリーの屋上で撮影、また劇中で象徴的に撮っていたカラスが菅田の背後に偶然現れた奇跡的なカットがあったという秘話を明かし「菅田将暉は、カラスも呼ぶ!(笑)」と絶賛。菅田は「そんなシーンあったんですか?!リアル新宿ですね(笑)」と掛け合いをみせた。後篇で描かれる、新次(菅田)VS 裕二(山田裕貴)戦、新次VS バリカン(ヤン・イクチュン)戦のボクシングの試合シーンは5日間連続の壮絶な撮影現場だったという。

そして、新宿新次、バリカン建二のイメージカラーである赤、青の花束を携えて、本作の主題歌「今夜」を手掛けたTOSHI-LOWも駆けつけた。TOSHI-LOWは「(作品を観て)一言じゃ言い表せないけど、即興性の高いあのテラヤマ感というものを出すのはとても難しいと思うけど良く紐解いたなと。これは1つのすごい正解だったと思った。」と岸監督をたたえつつ、「あと、木下あかりのおっぱいより菅田の尻をみていた自分がいた(笑)。格好良いです、役者、菅田将暉!」と大絶賛。楽曲については、きっと頭のどこかで新次や建二がいたと思う、と言いながら、なんとその場で「今夜」がギター弾き語りで生披露された。

TOSHI-LOW(BRAHMAN)

このサプライズに感無量の菅田へ対して「(この曲)できることなら練習してライブで歌ってもらっていい?観に行くから!」と熱いリクエストに拍手が沸き起こった。最後に菅田は「皆さん、TOSHI-LOWさん今日は本当にありがとうございます。この作品が大好きです。どんどん広めて頂けるとうれしいです。」と万感の思いを込め舞台挨拶を締めくくった。

作品情報
『あゝ、荒野』
出演:菅田将暉、ヤン・イクチュン、木下あかり、モロ師岡、高橋和也、今野杏南、山田裕貴、でんでん、木村多江、ユースケ・サンタマリア ほか
原作:「あゝ、荒野」寺山修司(角川文庫) 監督:岸 善幸 撮影:夏海光造 脚本:港岳彦/岸善幸 音楽:岩代太郎
主題歌:BRAHMAN「今夜」(NOFRAMES recordings/TOY’S FACTORY/TACTICS RECORDS)
制作・配給:スターサンズ 
制作プロダクション:テレビマンユニン 
HP:kouya-film.jp 
(C)2017『あゝ、荒野』フィルムパートナーズ
後篇 新宿ピカデリー他全国公開中!
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