「牙狼<GARO>」総指揮・主演の井上正大「長い構想の末、実現できた」

2017.10.24
ニュース
舞台

銀岩塩vol.2 LIVE ENTERTAINMENT「牙狼<GARO> -神ノ牙 覚醒-」制作発表より。

銀岩塩「牙狼<GARO> -神ノ牙 覚醒-」の制作発表が、本日10月23日に東京都内で行われた。

制作発表には総指揮・主演の井上正大をはじめ、君沢ユウキ、乃木坂46の伊藤純奈、中村龍介、松野井雅、酒井瞳、doNcHY、岩田有弘らキャスト、そして「牙狼<GARO>」シリーズの原作・監督を務めてきた雨宮慶太が登壇。

銀岩塩のプロデューサーでもある岩田は「銀岩塩として2回目のプロデュースで、『牙狼<GARO>』という大きな作品をやらせていただきます。完全オリジナルストーリーです。監修に生みの親である雨宮監督に入っていただき、銀岩塩メンバーの塩田泰造が脚本・演出を務めます」と本作を紹介する。

総指揮と主人公のジンガ役を務める井上は「とても長い構想の末、この舞台が実現できたこと、うれしく思っております。“LIVE ENTERTAINMENT”ということで、全く新しい作品にしたいと思っております」と感慨深げに語り、「今回は悪役サイドを描いていいということで、雨宮監督から許可をいただきました」とエピソードを明かした。

雨宮は「『牙狼<GARO>』シリーズでは、正義と悪を分け隔てなく描いてきました。舞台版の主人公・ジンガも、たまたま悪役だっただけで、哲学のある生き方をしているんです。井上くんがどんなジンガ像を見せてくれるのか、すごく楽しみです」と舞台版への期待を述べた。

魔戒騎士彪旺牙(コオキ)を演じる君沢は「井上くんがこの作品にかけているというのが、背中からひしひしと伝わってきます。力になれるよう、舞台上ではバチバチ、ジンガと戦いたいです」と意気込む。その相棒である魔戒法師那月(ナツキ)役の伊藤は「いろんなものを吸収したいと思います」とコメント。自身の役どころについては「可愛らしくてお茶目ですが、芯が通っていて強い女性だなと思います」と分析した。

テレビシリーズや映画版でもアミリ役を演じてきた松野井は「『牙狼<GARO>』は家族同然の大好きな作品で、銀岩塩さんには2回目の参加です。今回は新キャラもたくさん登場し、『牙狼<GARO>』ファンの方々にも、初めて観るという方にも楽しんでいただけると思います」と自信をのぞかせる。シルク・ドゥ・ソレイユの登録メンバーで、エアリアル(空中演技)のパフォーマーであるdoNcHYは「舞台になじむようなエアリアルを提供したいです。銀岩塩さんの舞台は2回目で、今回はセリフもいただいているので、アシュラという役とともに成長できるようがんばります」と述べた。

魔獣・ホラーを統べる四天王のユバンギを演じる中村は、岩田から「中村さんは稽古場から役に対しての姿勢がストイックで、『この人とやったら絶対いいものになる』と、声をかけさせていただきました」と紹介されると、「今ので完全にハードルを上げられました……」と笑いを誘う。続けて「悪役が輝く作品の中で、またスピンオフができるくらいのがんばりを見せて、バッチバチに戦っていきたいと思います」と熱く語った。

元・アイドリング!!!メンバーの酒井は「私はアイドル界では“最強アームレスラー”なんですが、今回は法力を使うキャラクターなので、腕力は封印したいと思います。新キャラクターですので『牙狼<GARO>』ファンに愛されるようにがんばります」と展望を述べた。

最後に井上は「エアリアル、ダンス、映像、殺陣、群像劇、いろんな要素を詰め込んで、お客様に120パーセント満足していただける作品を目指します」と締めくくった。会場には「牙狼<GARO>」シリーズに登場する黄金騎士も登場。登壇者と並んでのフォトセッションが行われた。

テレビシリーズ「牙狼<GARO>-GOLD STORM- 翔」の最終回から、2018年1月に公開される映画「牙狼<GARO>神ノ牙-KAMINOKIBA-」までの空白の物語を描く本作。公演は11月29日から12月3日まで東京・全労済ホール / スペース・ゼロにて。

銀岩塩vol.2 LIVE ENTERTAINMENT「牙狼<GARO> -神ノ牙 覚醒-」

2017年11月29日(水)~12月3日(日)
東京都 全労済ホール / スペース・ゼロ

総指揮:井上正大
脚本・演出:塩田泰造
主題歌:伊東歌詞太郎

出演:井上正大 / 君沢ユウキ、伊藤純奈(乃木坂46)、中村龍介 / 松野井雅、酒井瞳、湯本美咲、doNcHY / 野田博史、五代新一、伊藤教人、南誉士広、宮寺貴也、佐藤一真、久米智之、酒井颯斗、EGA、RYO、TAKA-KI、kraus / 岩田有弘