広瀬アリス、撮影中の「ババア」「ブス」を反省 監督は自由な演技を賞賛も『巫女っちゃけん。』東京国際映画・祭特別上映
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左から、アレクサンドラ・スタン、広瀬アリス、グ スーヨン監督
10月29日(日)、東京国際映画祭にて映画『巫女っちゃけん。』の特別上映が行われ、舞台挨拶に主演の広瀬アリスと、グ スーヨン監督、主題歌を歌うアレクサンドラ・スタンが登壇した。
『巫女っちゃけん。』は、広瀬アリス主演、『ハードロマンチッカー』のグ スーヨン監督がメガホンをとる長編映画。神社の娘で腰掛け巫女のしわす(広瀬アリス)が、ひょんなことから5歳の少年・健太の面倒をみることになり、悪戦苦闘しながらも成長していく姿を描く。神社の裏側や礼節・作法のハウツーを織り交ぜながら展開する、異色の作品だ。
主演・広瀬アリスと監督・グ スーヨンは、同作の主題歌と共に舞台挨拶に登場。広瀬が「本日はお足元の悪い中、お越しいただきましてありがとうございます!」と会場に向けて挨拶すると、グ スーヨン監督も「本日は台風です!こんなにたくさんの方にいただき感動しています!」と続き、会場はあふれんばかりの熱気に包まれた。
左から、アレクサンドラ・スタン、広瀬アリス、グ スーヨン監督
その後、本作の主題歌を歌うアレクサンドラ・スタンも登壇し、「私は今とっても緊張しています。しかし、この映画に参加できたことを非常に嬉しく思っています」と胸の内を語った。そのスタンについて、グ スーヨン監督は「巫女の映画の主題歌を外国の方が行うってのもまた珍しいですよね(笑)。まさかやってくれるとは思わず、引き受けてくださった時は非常に嬉しかったです!」とコメント。さらに、「せっかくなので、この場で一節!ワンフレーズ!」とお願いする。スタンがそれに応じ、会場で主題歌の生アカペラを披露すると、会場からは大きな拍手が沸き起こった。さらに広瀬は「うわぁ〜、本物だ!まぁ、そりゃ本物って話ですよね(笑)」とコメントし、会場の笑いを誘っていた。
MCが、主演が決まった際のこと、そして完成した映画を観た時の感想について質問すると、広瀬は「実はこの役はオーディションで、台本を頂いた時にすごい自分に合ってるな!と、思いました。色々と自由にやらせていただいたのにOKをいただき、本当に大丈夫かな?と、心配な気持ちで本編を観ましたが、一言で言うと『ガサツ』でしたね(笑)」と振り返る。これに、グ スーヨン監督は「自由にとは言っても、彼女はしっかりと役を作り込んできてくれてますからね。こちらが求めているものを、全て伝えなくても汲み取ってくれる、それを表現してくれる最たる役者です」と賞賛の言葉を贈る。しかし、広瀬は「自由すぎてMEGUMIさんに『ババァ』と言い、さわちゃん(仁村紗和)には『ブス』と言い、色々本当にひどいことを言ってしまいすいません」と自由過ぎたことを反省し、会場にまたも笑いを起こしていた。
左から、アレクサンドラ・スタン、広瀬アリス、グ スーヨン監督
最後に、広瀬は「多分、日本人の方でも巫女や神社の世界について知らない方がたくさんいるんじゃないかと思います。そんな世界をコミカルに、おもしろく、ロックに描いた作品なので、日本人の方も外国人の方も楽しめる作品だと思いますので、是非みなさん楽しんで観てください!」とみどころを語り、大きな拍手と熱気のおさまらぬまま、舞台挨拶は幕を閉じた。
映画『巫女っちゃけん。』は、2018年1月20日(土)より福岡先行公開、2018年2月3日(土)より東京/新宿武蔵野館・渋谷TOEI他、全国公開。
(C)2017 『巫女っちゃけん。』製作委員会