【八王子天狗祭クイックレポ】MAGIC OF LiFE “戦友”への想いを歌に乗せ、八王子に捧げたメッセージ

レポート
音楽
2017.11.11
MAGIC OF LiFE

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八王子天狗祭【白狐ステージ】 MAGIC OF LiFE

白狐ステージ2番手は、MAGIC OF LiFEだ。暗転の中、SEなしで入場。モノクロの衣装で統一した4人がスタンバイ。息を大きく吸って高津戸信幸(Vo/Gt)が弾き語りで何フレーズか唄ったあと、メンバー全員で呼吸を合わせ一音入魂。そうして「storyteller」を鳴らし始めた。まるでガラスの破片のように透き通っていて切れ味の鋭い歌声は、山下拓実(Gt)のフレーズによってさらに輝度を増し、渡辺雄司(Ba)・岡田翔太朗(Dr)によってその芯を強固なものにさせていく。

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「弱虫な炎」演奏後、MCへ。高津戸は、「僕らの戦友だと思ってます。一緒に高めあってきました。苦楽をともにしてきたといっても過言ではないと僕は思ってます」と、改名やメンバーチェンジを経てもなお進み続ける自分たち自身とグッドモーニングアメリカを重ね合わせながら、「でもこんなにでっかいフェスを開催してみんなに笑顔をさせている。僕は今が一番、グッドモーニングアメリカが大好きですよ!」と叫んだ。

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「君は君らしく、思うがままに突き進んでいってください!」。演奏中もしきりにオーディエンスへ語りかけながら、高津戸は、一緒に、しかしあくまで一人ひとりが自由に楽しんでほしいのだと何度も言っていた。それはMAGIC OF LiFE自身が、そして彼らが戦友と語るグッドモーニングアメリカがそうして道を切り拓いてきたバンドだからであろう。ドラムのビートに合わせて会場全体で手拍子してから突入した「乱舞ランデブー」では、フロア一面が活き活きとジャンプするオーディエンスで埋め尽くされ、「呼吸」ではシンガロングによって場内が満たされていく。バンド自身を奮わせてきた不屈の精神がそのまま表れた歌は、そのまっすぐさゆえ、聴く者の心を最短距離で震わせることができるのだ。

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「ここにあなたさえいれば、この天狗祭は特別な一日になります」と「線香花火」の美しい旋律で、終了。<流れ星のように/声を搔き集め/限りある「今」が輝きだす>という一節がこの日のライブを象徴しているように思えた。


取材・文=蜂須賀ちなみ 撮影=タカハシ ハンナ

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セットリスト
八王子天狗祭【白狐ステージ】 MAGIC OF LiFE
1.Storyteller
2.弱虫な炎
3.乱舞ランデブー
4.Answer
5.呼吸
6.線香花火

 

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