Shiggy Jr.がSPICE初登場、シングル「GHOST PARTY」と全国ツアーをたっぷり語る! MVも公開!!
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Shiggy Jr.
極上のポップソングにしてハロウィーンソング「GHOST PARTY」を、2ndとして間もなく世に放つ4人組・Shiggy Jr.。この前作よりエレクトロにシフトしたパーティーチューンからは、彼らの充実ぶりが窺えると同時に、この曲も演奏されるはずの全国ツアーへの期待を抱かせてくれる仕上がりだ。SPICEではリリースとその後の初の全国ワンマンツアー『”ワンマン”スかこれ。~全国編 2015~』を控えた4人に直撃、楽しさいっぱいの撮りおろしと、個々のキャラクターも垣間見えるインタビューを実施。本項を読んで、シングルとツアーをより楽しんでいただきたい。
――10月14日リリースの2ndシングル「GHOST PARTY」は、時期的にもハロウィーンを意識したようなパーティーソングとなっていますが、ストックしていた曲なんですか?
原田茂幸(Gt・以下、原田):いや、秋にシングルを出すって決まって、秋って何だろうな?って考えて。秋のイメージの曲ってちょっと寂しくなっちゃうけど、「あ、ハロウィーンがあるじゃん!それいいな」って思いついて書きました。
――歌詞にはゾンビなども出てきますが、ハロウィーンにはどんなイメージが?
原田:小さい頃にマレーシアに住んでいたんですけど、その頃に参加したことがあって、僕、ピノキオの衣装を着たんですよ。ゾンビをやる人もいたし。だから何でもありかなって、そういうイメージ。
――初めて楽曲を聴いた時はどうでした?
池田智子(Vo・以下、池田):秋に出るシングルの候補曲が、切ない曲が多かったので、どうしようかな?って悩んだ時に、こういうポップな曲が出てきて“凄い良いのができたね!”って。
――池田さんにとって、ハロウィーン・パーティーのイメージは?
池田:わたしはやったことがなくて、楽しそうだなってイメージしかなくて。「GHOST PARTY」はハロウィーンのコンセプトが強い歌詞だなって思ったので、それがちゃんと伝わるように歌おうと。あと楽しいだけじゃなくて、ハロウィーンのダークな雰囲気だったり、ゾンビが出てきたり、逆にライブで盛り上がるんだろうなって考えたりしながら、テンションを決めていきました。
諸石和馬(Dr・以下、諸石):実際、ハロウィーン・パーティーもやってみたいよね。
森夏彦(Ba・以下、森):去年ぐらいから世間的にも盛り上がって、渋谷の街がすごいことになってるし。僕もやったことないですけど、便乗したいですよね(笑)。個人的に巻き込まれたい。個人的に仮装して、パーティーピーポーやりたい。一日ぐらい良いんじゃない?って感じ。
――池田さんも?
池田:やってみたいですね! 今年は。いつもは逃げるように家に帰っていたんですけど。渋谷とか怖いから(笑)。普段は出来ないことをちょっとやってみるだけでも楽しそうだなって思います。
――「GHOST PARTY」のリミックスは☆Taku Takahashi(m-flo / block.fm)さんが担当しています。
池田:わたしは中高生のときにm-floをよく聴いていて――みんなもそうだよね。
森:うん。世代っていうか、親もすごく聴いてて。
池田:大先輩だし、「リミックスをやってもらえたら良いよねー」って盛り上がっていたら、本当にやっていただけることになって! それでリミックスしてもらった「GHOST PARTY」が返ってきて、レコーディング中だったので、みんなでスタジオで聴いたんですけど。ね、超感動したよね!
森:いや、凄かったよね。
池田:凄い! なんかもう本当に凄かったです。嬉しかったね。そうやって自分達の音源をリミックスしてもらえるっていうのが、いまだに信じられないほど、嬉しかったです。
――「GHOST PARTY」の初回盤には、初ワンマンのダイジェスト映像のDVDが付いていますが、その中にはステージ上で「大好きな曲だから音源化しましょう!」って諸石さんが交渉した「やくそく」という曲も収録されています。
諸石:よく覚えてますね!(笑)
――ファンのみなさんは覚えていると思いますよ。それが実現した形でしょうか?
諸石:音源化されましたね。早めに叶っちゃいました(笑)。DVDには、けっこう長めのライブ映像も入っているので、みなさんお楽しみに!
池田:自分たちは、ライブしてるときは夢中だから、あんまり冷静に振り返られなかったけど、映像を見ると凄い楽しそうだね!って(笑)。凄い良いライブじゃん!って(笑)。お客さんも凄い楽しそうだったし。それが改めてDVDになって、良い思い出がちゃんと入ってて良かったです。
原田茂幸(Gt)
――その、7/1の渋谷CLUB QUATTROで行われた、Shiggy Jr.にとって初のワンマンライブ。お客さんも満員の大盛況で、ステージ上で池田さんが思わず言葉にした「ワンマンってことはShiggy Jr.が好きな人しかいないんじゃない?」という、まさにそういった状況でアンコールも含めて15曲、約2時間のライブをやり遂げました。
池田:でも、やりきれてよかったよね。長い時間ライブをやることが、わたしは初めてだったから、いけるかな?みたいな不安はあったんですけど。でも本番は、本当に一瞬でした!「もう終わっちゃった!」って。凄く楽しくできました。
――観客の側からも、ライブが長いなんて思うヒマなかったですよ。
池田:よかったぁ。お客さんがそう思ってくれるのが一番。楽しんでもらえて、良かったです。
――初めてのワンマン、原田さんはどうでしたか?
原田:普通に僕は緊張しましたけどね……特にアコースティックのところがめちゃくちゃ緊張しました。間違えたらバレるじゃん!って思って(笑)。でも楽しかったです。
――池田さんはライブ途中で、衣装替えがありました。初めてですか?
池田:ですね。これまでライブで、衣装も特にない状態でやっていたので、ちゃんとした衣装があって嬉しかった。あとわたし、衣装替えでステージに居なかったんですけど、みんなのセッションを舞台袖で聴きながら、ずっとそばに居たので。「みんな、がんばってるな」と思いながら。
全員:はははは!
池田:“いま行くよ”って思って(笑)。凄い良いライブだな、って観てました。
――池田さんが舞台袖で観ていたのは、ハードなロックサウンドのセッションで、いつものShiggy Jr.では観られないシーンでしたね。
池田:みんなが普段、抑えているものが出てるのかな…?と思って観てました(一同笑)。
――実際に、抑えているものが表に出たカンジなんですか?
森:もともとロックが好きな三人ではあると思うんですけど……
諸石:まぁメトロノームから解放された感はありますよね。普段、クリックを聴きながらやってるんですけど、無くなるとやっぱり弾けちゃうんですよね(笑)。
池田:スタジオではよくセッションもやってるんですよ。みんなの、普段はお客さんに観せられない部分も、ワンマンだと観てもらえるので、凄い嬉しかったですね。
――Shiggy Jr.のライブは、お客さんのノリが良いですよね。オイオイコールから、ハンドクラップ、ジャンプ、タオル回しなどなど、なんでも打てば響くような。
森:そう、ノリが良いんで。やっぱりワンマンのときが一番気持ち良かったです。もう勝ち戦(いくさ)ですからね(笑)。もう絶対に、何しても楽しいっていう状況なんで。超楽しかったっす。
池田:みんな優しかったよね。本当に。
――最初の頃は、お客さんがノッてくれなかった時代もあったんですか?
池田:最初の頃のライブは、そもそもそういうノリがあまり無くて。ライブをしていくうちにそういうのをやり始めたらお客さんが凄くやってくれるから、どんどんエスカレートして(笑)。「じゃあお客さんに飛んでもらおう」みたいになって、増えてきましたね。あとお客さんが、わたしがやる前にやってくれてたりして、「あぁここは手を挙げたい箇所なんだ」とか、それでどんどん決めている感じ。なんか逆にお客さんのテンションに助けてもらってる感覚が凄くありますね。基本的にお客さんもライブを楽しもうと思って来てくれている方が多いので、凄くやりやすいですね。
――初ワンマンの後、心境の変化などはありましたか?
諸石:初ワンマンは今までに無いロングセットだったので、一日中スタジオを貸し切ってゲネプロをして、ライブの流れを決めたんです。ライブのどこにこの曲を入れる、っていう理由付けも考えて作ったりしたんで、1曲1曲にどういう意味があるのか、みたいなものが見えてきて、その後のセットリストも作りやすくなったかな、って思います。例えば「oyasumi」っていう曲があるんですけど、ワンマンぐらいからだよね?曲の中でアレンジを変えて、ジャンプするパートを作ったり。けっこうそういうのが増えた。ライブを考えるのが楽しくなったというのありますね。
――諸石さんのドラムソロ・コーナーもありましたね。
諸石:ドラムソロ、ありましたね、楽しかったですね。
――ドラムとお客さんとのコール&レスポンス的なものも、かなり見応えがありました。
諸石:改めて言われると、はずかしいですね(笑)。やってましたね。ああいうのができるのはワンマンならでは、ですよね。
諸石和馬(Dr)
――その後夏フェス(ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2015)に出た感想は?
池田:フェス!! 楽しかったよね。すっごい楽しくって!
森:今までで一番多い人の前でやったかもしれない。ロッキンが。
池田:もう出ただけで盛り上がってくれて、え?まだ手を叩いただけなのに!嬉しい!みたいな(笑)。そこからライブが始まるので。凄い楽しかったよね。
原田:あれは凄く楽しい、お客さんがもう、盛り上がりに来てるんで。
池田:野外っていうのも気持ち良かったです。
諸石:メンバー全員、夏フェスに行くのも演奏するのも初めてだったんです。北海道のJOIN ALIVE 2015が先だったんですけど、ロッキンほど真夏ではなかったんで。もう……フェス、楽しすぎ。単純に客としても、俺は個人で楽しんじゃいました。
池田:ね。いろんな先輩のライブを観たりとか。凄い楽しかったね。やっぱり自分たちのテンションが上がると、お客さんもテンションが上がって、またこっちもテンションが上がって、それでまたお客さんもテンションが上がっていく、みたいなものがフェスでは凄く感じられて。それが楽しかったですね。
――そしていよいよ待望の、秋の全国ワンマン・ツアーが5大都市で開催されます。
池田:地方でワンマンをやるのは初めてなので、これまで長い時間ライブを観てもらうことがなかった方達にもこの間の初ワンマンみたいなセッションとか、普段やらないアコースティックセットとか、いろいろなShiggy Jr.を観てもらえたらいいなって思います。まだまだやっぱり地方にはそんなに行けてないので、これをきっかけに、初めてShiggy Jr.のライブに行ってみようかなっていう方も、もともと通ってくださっている方も、普段は観せられない面を観せられると思うので、どっちの方にも楽しんでもらえるライブができたらいいなって思っています。
――まだ内容は決まっていないと思いますが。
池田:セットリストとかは、少しずつ決めているところです。
原田:普段やらないことを、またやります。
森:けっこう光るものはあります(笑)。
全員:ははは!(笑)
森:新しい挑戦はありますね。みんなが聴きたかったテイストのものとかね。
森夏彦(B)
池田:ワンマンをした後に、アンケートに“こういうのが観たかった”って書いてくれたり、ツイッターでも“これが良かったよ”って言ってもらえるんで、それを活かして、またライブを組み直せるので。いろいろ頑張ろうとしているよね。
森:うん、期待してもらっていいです……がんばります!(笑)
――頼もしいですね(笑)。この間の初ワンマンでは、ホーン隊のメンバーが入りました。そういったサポート・メンバーの参加は?
原田:それはあると思う。
池田:アコギとかホーンとか。ライブは生演奏でやりたいっていうのが(原田)茂幸くんの希望なので、それは出来る限り再現できるように。ツアー全部に行けるかはわからないけど、予定が合うところは、ですね。
――地方によって、お客さんのノリって違いますか?
森:あぁ、あるかもしれないですね。コール&レスポンスがめっちゃデカい地域とか。
池田:やっぱ大阪、凄いよね!(笑)
森:レスポンスが物凄くデカい。まるで怒号のように「「サンデーモーニン!!!!」」(一同笑)
池田:マイクがあっても負けてしまうぐらいに。
諸石:逆に北海道の方は、ゆったり観てくれたりとか。
池田:そうだね。
諸石:それで後から「ライブ良かったです」って言ってきてくれたり。やっぱり地域によって、確かにノリは違ったりするよね。
池田:福岡はまだライブができてないから。もしかしたらワンマンのときが初福岡になるかもしれないので、そこはやっぱり楽しみ。
諸石:あ、福岡はそうですね。
原田:福岡どうなるんだろうね?
森:確かに行った事が無いっていう点では、福岡も凄い楽しみかもしれない。
池田:ねー、凄い楽しみー!
池田智子(Vo)
――地方ということでいうと、池田さんは富山県出身ですが、地元への想いは?
池田:地元への想いは、やっぱりライブしに行きたいなっていうのが凄くあります。金沢や新潟にツアーに来るバンドは多いんですけど、富山はなかなかこない場所だったりするので。日本全体で考えると、そういう地域の方が多分多くて、わたしたちも行けてないところが多い。そういうところにこそ、どんどん行きたい!それでバンドをやる人が増えたり、もっとライブが身近になったら良いなぁって。わたしが地元にいるときは、ライブに行くことがちょっとハードルが高いことだったので、そういうのが無くなったらいいなと思います。
――富山でライブ、やりたいですね!
池田:ビートラム(・ミュージック・フェスティバル)ができて、凄い嬉しくて。凄い出たいです! 今回は出られないんですけど、いつかあれに出たい! 路面電車(トラム)の中でも演奏して、お客さんも乗って……っていうのができるの。くるりの岸田さんとか、、ブッチャーズ(bloodthirsty butchers)の吉村さんとかが確か演奏されていて。あれ超楽しそう。やりたい~。
――いつか富山でのライブ、実現できるといいですね。
池田:わたしたちがツアーに行って、これ美味しかった!ってツイッターにあげて、いろんな人がそこに行ってくれたりするといいよね。わたしは地元が地方なんで、そう思う。お寿司が美味しいとか。で、東京の人がライブについてきてくれて、富山いいとこだなって思ってくれたりしたら、すごいいいなぁって思います。……田舎、いいよ(一同笑)。
――さらにShiggy Jr.の今後の展望も聞かせてほしいです。
原田:なんですかね……、今まで通りに楽しくやっていくのが一番良いと思うし、もっといろんな曲ができればいいなと思う。
森:まぁ根本は楽しいってとこなんで、そこは崩さず。楽しい曲をやって、たまにはしっとりした曲もやって、いろんな曲をやって。で、お客さんもいっぱいで、一緒に上のステージに行って、楽しい人生を送りたいです(笑)。
池田:人生の展望!(笑) 老後?みたいな。
森:Shiggy Jr.の先の50年ぐらいを見て。Shiggy Jr.は楽しいですねぇ、って感じでいきます(笑)。本当に今そういう感じなので、展望というより、今の流れを続ける。そうしたらたぶん自ずと、自分たちが楽しんでいればステージも上がっていくと思うし。なんか純粋な気持ちでいきたいなと思います。はい。
諸石:同じようなカンジになっちゃうんですけど、いままで応援してくれてる人たちも、周りにいる人たちも含めて、あとこれから来てくれる人たちも含めて、全員でいい景色をみたいな、っていうのがあって。本当に具体的なことで言うと、もっと日本のいろんなところに行きたいんです。ワンマンでももちろん行くんですけど、まだ行けてないところがたくさんあって、実際に音源じゃ伝わらない、ライブ感とか情熱とかって、観てもらわないとわからないものって絶対あると思うので。それをもっと伝えに、全国行脚したいなっていうのは、近々の目標ではあります。
池田:そうね、地方、いっぱい行きたいよね。……展望。やっぱり、どんどん大きなところでライブをやりたい、っていうのはずっとあるし、あとは今月はレコーディングをずっとやっているんですけど、すごい良い曲がたくさん出来てて、そういうのを早く、もっといろんな人に聴いてもらえるように、がんばっていきたいなっていうのがあります。やっぱり国民的なバンドになりたいので。夢はでっかく!
――国民的なバンド! 目標ってあるんですか?
池田:SMAPです! メンバー同士の仲がよくて、みんなのキャラがあって、曲がポップで、老若男女みんなが好きで……そんな、存在自体がポップなところに憧れています。私たちはバンドでそれができたらいいな、っていうのをずっと言ってきているので、叶えたいですね!
Shiggy Jr.初のワンマン全国ツアー
『”ワンマン”スかこれ。~全国編 2015~』
SPICEインタビューの読者特別先行受付を実施!!
受付期間:10/1(木) 20:00~10/8(木) 23:59
受付専用URL http://eplus.jp/shiggyjrspc/
先行受付の申込みは上記URLか、ページ下部の「
11月13日(金) 札幌・cube garden
11月19日(木) 大阪・心斎橋BIGCAT
11月21日(土) 福岡・DRUM Be-1
11月25日(水) 名古屋・CLUB QUATTRO
11月26日(木) 東京・赤坂BLITZ
2015年10月14日発売
【初回盤】(CD+DVD)
初回盤
UMCK-9771
¥1,500+税
【通常盤】(CD)
通常版
UMCK-5584
¥1,000+税
[CD収録曲]
1. GHOST PARTY
2. lovin’ you
3. GHOST PARTY(☆Taku’s Future Jpop Remix)
4. GHOST PARTY ?instrumental-
5. lovin’ you ?instrumental-
[初回限定盤DVD収録内容]
「GHOST PARTY」music video & making
初のワンマンライブ「“ワンマン”スかこれ。vol.1」ダイジェスト映像