AKB岩田華怜が阿部サダヲの娘役、『殿、利息でござる!』に出演
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©AKS
2016年初夏に公開される中村義洋監督の映画『殿、利息でござる!』に岩田華怜(AKB48)が出演していることがわかった。
『武士の家計簿』で知られる作家・磯田道史による評伝集『無私の日本人』の一編『穀田屋十三郎』をもとにした同作。江戸中期の仙台藩吉岡宿で年貢の取立てや労役によって困窮する宿場町を守るため、9人の庶民が藩に金を貸して毎年の利子を住民に配る「宿場救済計画」に奔走する様が描かれる。実在の人物で、造り酒屋を営む穀田屋十三郎役に阿部サダヲ、町一番の知恵者である茶師・菅原屋篤平治役に瑛太、十三郎の弟・浅野屋甚内役に妻夫木聡がキャスティングされている。
物語の舞台である宮城出身の岩田が演じるのは、穀田屋十三郎の娘・加世。父に反発する兄と、貧しい宿場町を救いたい一心で家庭を顧みずに家財整理や節約に勤しむ父との間で悩みながら、家族を支える娘という役どころだ。なお岩田は同作で『ソロモンの偽証』に続いて2作目の劇映画出演を果たす。
岩田華怜(AKB48)のコメント
地元、宮城県を舞台にしたこの記念すべき作品に関わらせて頂き本当に光栄です。
私自身、時代劇は初めてですし、日本を代表する憧れの中村義洋監督率いる中村組の皆さんとの現場に、撮影初日は極度の緊張で震えていました。
初めての時代劇のカツラも新鮮でしたし、何より着物での作法が難しく、勉強になることばかりでした。
主演で父親役の阿部サダヲさんは、私にも優しく気さくに声をかけてくださって、お昼などを楽屋で一緒に食べているときも、いつも笑わせてくださいました。
そんな阿部サダヲさん始め、瑛太さん、妻夫木さん他、素晴らしい方々との共演は、今の未熟な私にとって全てが勉強で、このまま、ずっと撮影が終わらなければいいなと思う撮影現場でした。
優しいスタッフ、キャストの皆さんに支えられ何とか無事に撮影を終わらせることができ、中村監督、プロデューサーの皆さんに心から感謝致しております。
私の生まれ育った故郷にこんな素晴らしいお話しがあったこと、東北人として益々誇りに思いました。
完成、公開はまだ少し先ですが、今から待ち遠しいです。
笑って泣いて、かっこいい男たちの物語に胸があっつぐなる!
そんな愛に溢れた作品になっていると思います。
日本だけでなく、世界に誇れるこの作品「殿、利息でござる!」が、1人でも多くの人の心に届きますように。中村義洋監督のコメント
企画にちなんで宮城出身、「萩の月」のCM出演ということでキャスティングしましたが(失礼!)、これが大当たり!(本当に失礼!)。真面目過ぎて、もっと楽にやっていいよと何度も思いましたが、ちゃんと考えてきてくれて本当に助かりました。是非またご一緒したい女優さんです。
作品情報
『殿、利息でござる!』
2016年初夏に全国公開
監督:中村義洋
原作:磯田道史『無私の日本人』(文春文庫)
出演:
阿部サダヲ
瑛太
妻夫木聡
岩田華怜
配給:松竹