『生誕120年 東郷青児展 夢と現の女たち』、あべのハルカス美術館で開催 昭和の美のアイコン「青児美人」の魅力と秘密に迫る
2018.1.12
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《望郷》 1959年 東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
『生誕120年 東郷青児展 夢と現の女たち』が、2018年2月16日(金)~4月15日(日)まで、あべのハルカス美術館で開催される。
東郷青児(59歳) 撮影:石井幸之助
甘く憂いを秘めた女性像で、大衆に絶大な人気を誇った画家・東郷青児(1897-1978)。陶器のようになめらかな絵肌と、モダンな装飾性をまとったいわゆる「青児美人」は、昭和の美のアイコンとして、絵画のみならず装丁やデザインの分野においても一世を風靡した。
生誕120年を記念して開催される本展では、「青児美人」の確立に至るプロセスを中心に、代表作はもとより、これまで公開される機会の少なかった希少作や異色作までを網羅して紹介。
《バイオレット》 1952年 損保ジャパン日本興亜
日本最初期の前衛画家としての衝撃的デビュー、西洋美術の古典から最新動向までを吸収したフランス留学期。帰国後は二科会の先鋒を担いつつ活動の舞台を広げ、戦後は強力なリーダーとして同会を牽引。幅広い交友関係をもち、私生活では恋多き男としても知られた東郷青児。時代の空気を鋭敏に感知し、大衆に理解され愛される芸術を追求してやまなかった多彩で華々しい画家人生を、本展では約60点の作品に写真や出版物などの資料をあわせて振り返りながら、その比類ない女性像の魅力と秘密にあらためて迫る。
《パラソルさせる女》 1916年 一般財団法人 陽山美術館
《超現実派の散歩》 1929年 東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
《若い日の思い出》 1968年 損保ジャパン日本興亜
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