ジャクソン5にエリック・クラプトンからマドンナまで音楽ファン直撃の「ロックの殿堂ジャパンミュージアム」が有楽町で展開中

2018.1.5
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ロックの殿堂ジャパンミュージアム

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音楽ファンなら垂涎のコンテンツ満載なミュージアムが有楽町に誕生。

チャック・ベリーやジェームス・ブラウンに始まり、勿論ビートルズ、ローリングストーンズにボブ・マーリー、マイケル・ジャクソンやメタリカ、ニルヴァーナ、果てはトゥパック・シャクールまでがその名を連ねる、1986年に音楽の進化と発展に貢献した人達の栄誉を讃えるために、米国でスタートした「ロックの殿堂」。デビュー25周年を経過したアーティストだけが資格を得、世界4大音楽賞(ロックの殿堂、グラミー賞、ビルボード、アメリカン・ミュージック・アワード)の中でも最も権威があり名誉とされる音楽賞で、毎年4月に行われる殿堂入りセレモニーは世界中に配信されている。


殿堂入りアーティストを中心に、音楽に大きな影響や功績を残したミュージシャンやプロデューサーなどに関わる10万点以上の展示品が所蔵されている、世界最大級のポピュラー音楽ミュージアム「ロックの殿堂」がクリーブランドにある。

そしてこの度そんな「ロックの殿堂」がキック・オフ・エキシビションとして東京有楽町インフォスで「ロックの殿堂ジャパンミュージアム」としてスタートしたのだ。

日本の音楽市場の規模は世界第2位にも関わらず、これまで個人の音楽家以外に、総合的な「音楽ミュージアム」は存在しなかったということもあり、初の大型ミュージアムとなっている。

早速SPICEではこの新しい音楽博物館をレポートしたい。

まず入り口を入って目に付くのは、巨大な「ギターでできたシャンデリア」だ。今で言うなら、最高にインスタ映えするオブジェとなっており、レスポールからアコースティックギターまで様々な種類のギターが相当なスケールで並べられている。

そして中に入ると、圧巻の展示スペースで、1986年から現在までの受賞アーティスト達の名前が飾ってあるボードがあったり、貴重なビートルズメンバーが使っていたギターのレプリカがあったり、奥の方の衣装などの展示スペースにいくと数えきれないほどの貴重な楽器や衣装が飾られている。

全てを羅列できないくらいの量ではあるが、一部でいえば
ザ・フーのキース・ムーンの衣装
レッド・ホット・チリペッパーズのチャドスミスがワンホットミニッツの際に使っていたバスドラムのフープ
そしてブリトニー・スピアーズの若き頃の衣装まで、様々なMVやテレビやライブ映像で確かにみたことのある貴重な一品が丁寧に飾られており、1歩歩くたび「うお!!」などと声を上げながら鑑賞することは間違いないだろう。

しかもほとんどの展示が写真撮影OKということで、一度訪れれば1か月分のインスタアップ用写真にことかかないくらいではないかという量だった。

展示だけでなく、過去のロックの殿堂入りセレモニーのスペシャルライブ映像が、大型のスクリーンで上映されていたり、イベント・コンサートなども行われていくとのことだった。

ちょうど筆者が訪れた数日後からは「忌野清志郎展」が始まるとのことで準備の真っ最中だったが、現在開催中でファンならずとも必見だろう。


 
ロックの殿堂ジャパン特別企画展
– 忌野清志郎 –
『ロックスター忌野清志郎展覧会』

ミュージシャン、アーティスト、サイクリストとして”イマーノワールド”を展示。
開催日時:12月23日(土)〜1月28日(日) 11:00〜20:00 ※12月30日〜1月2日は休館日
会場:ロックの殿堂ジャパンミュージアム ポップアップエキシビション
入場料:ミュージアム入場料に含まれる。
[大人:前売1800円 当日2200円 / 学生:前売1300円 当日1600円]


そして、もう一つ体験コーナーとして、100万円以上はするGibsonのレスポールカスタム、そして335タイプの二つを試奏できるコーナーまであった。

これはレポートしなければならないということで、かなりお粗末な腕ではあるものの、その音はお伝えしたいと思い、ほんの少しだけ試奏させていただいた動画を残しておく。


これは是非皆様も訪れた際に試してみてほしい。(筆者は、音に感動し、ずっと弾いてしまいたくなりました)

最後に出口付近には、グッズコーナーなどもあり、充実のラインナップでロックファンの心をくすぐってきていた。

まだまだこの「ロックの殿堂ジャパンミュージアム」広くは知られていないようだが、かなり幅広いロックファン、そしてちょいちょいこのレポートでもでてきている、”日本ではロックとされていないような音楽”も、展示されているため、コアファン以外も楽しめる場所だと感じた。

場所もJR有楽町の駅から京橋口を降りたらすぐそこ(無印良品の大きな看板の奥)と、会社帰りにふらっと立ち寄れてしまう好立地であるため、是非訪れて、音楽の歴史を感じてみてほしい。


取材・文=秤谷建一郎 動画=登坂義之

 

イベント情報

ロックの殿堂ジャパンミュージアム -ROCK&ROLL HALL OF FAME JAPAN MUSEUM-

会場:有楽町インフォス

【開催期間】2017年9月23日(土)~2018年3月11日(日) 
【休館日】年末年始(12/30~1/2)
【開館時間】11:00~20:00 入場は閉館1時間前まで※(1/28までは30分前)
【料金】大人:前売¥1,800 / 当日¥2,200
    学生:前売¥1,300 / 当日¥1,600
   ※小学生以下は保護者同伴に限り無料


 

 

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