来場者10万人超、モネ展や村上隆展に注目、まもなく『ブルーピリオド展』もーー【24年4月更新】関西で開催中/開催予定のアート展覧会

2024.4.9
特集
アート

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関西で現在開催中、もしくは開催予定のアート展覧会のなかから、SPICE編集部が注目するものを独自にピックアップ! リンク先は各イベントや取材記事に繋がっているので、気になるイベントがあればクリックを。(4月9日更新)

【4月開催】

特別展『古代メキシコ -マヤ、アステカ、テオティワカン』@大阪

「赤の女王のマスク」 マヤ文明 7世紀後半 アルベルト・ルス・ルイリエ パレンケ遺跡博物館蔵 撮影=Sho Suzuki

会期:2024年2月6日(火)~5月6日(月・振休)
会場:国立国際美術館
音声ガイドナビゲーター:上白石萌音、杉田智和
概要:35もの世界遺産があるメキシコ。なかでも古代都市の遺跡群は高い人気を誇る。東京、福岡で巡回してきた同展では、前15世紀から後16世紀のスペイン侵攻まで、3千年以上にわたり繁栄したメキシコの古代文明のうち、「マヤ」「アステカ」「テオティワカン」に焦点をあてる。考古と民族資料の宝庫であるメキシコ国立人類学博物館をはじめ、アルベルト・ルス・ルイリエ パレンケ遺跡博物館、テンプロ・マヨール博物館、テオティワカン考古学ゾーンなど、メキシコ国内の主要博物館から厳選した約140件を、近年の発掘調査の成果を交えて紹介する。

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内覧会レポート:本邦初上陸、マヤ文明「赤の女王」の展示空間が想像を超える迫力だった

●『モネ 連作の情景』@大阪

『モネ 連作の情景』展覧会ナビゲーター・芳根京子 撮影=大橋祐希

会期:2024年2月10日(土)~5月6日(月・休)
会場:大阪中之島美術館
展覧会ナビゲーター:芳根京子
概要:世界中から愛されている、印象派を代表する画家のクロード・モネ。彼の国内外40館以上の作品を厳選した100%モネの展覧会。同じ場所やテーマに注目し、異なる天候・時間・季節を通して一瞬の表情やときの移り変わりを写し取った、モネの革新的な表現方法「連作」に焦点を当てた。「積みわら」や「睡蓮」など、日本でも広く親しまれている多彩なモチーフの「連作」のほか、印象派が誕生する以前の作品など、代表作を堪能できる贅沢な機会となっている。大阪会場限定のにじゆらのてぬぐい付きも登場!

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特別展『雪舟伝説―「画聖(カリスマ)」の誕生―』@京都

会期:2024年4月13日(土)~5月26日(日)
会場:京都国立博物館 平成知新館
音声ガイド:山寺宏一(ナビゲーター)、能登麻美子(解説ナレーター)
概要:日本美術史上もっとも重要な画家の一人とされる雪舟。雪舟筆と伝わる作品は数多く残っている一方で、誰もが間違いないと認める作品は決して多くはない。同展では数ある雪舟画のうち六件の国宝を全て公開するほか、代表作と呼び得る作品を通し「画聖」と仰がれる雪舟への評価がいかにして形成されてきたのかを検証する。

『ブルーピリオド展 in 大阪 ~アートって、才能か?~』@大阪

会期:4月12日(金)~6月30日(日)の金・土日祝、4月30日(火)~5月2日(木)
会場:大阪南港ATCギャラリー
音声ガイド:麒麟・川島明(ガイドナビゲーター版)、矢口八虎役・峯田大夢、高橋世田介役・山下大輝、橋田悠役、河西健吾、森まる役・青耶木まゆ(キャラクターズ版)
概要:作中絵画や没入型シアターなど、藝大を目指す道のりを追体験する展示から、名画解説などのアートを身近に感じることができる展示まで、さまざまな企画を通して作品の世界に迫っていく。

『パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展—美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ』​@京都

会期:3月20日(水・祝)〜7月7日(日)
会場:京都市京セラ美術館
音声ガイド:三木眞一郎、伊駒ゆりえ
概要:世界屈指の近現代美術コレクションを誇るパリのポンピドゥーセンターの所蔵品から、キュビスムの歴史を語る上で欠くことのできない貴重な作品が多数来日し、そのうち50点以上が日本初出品される。20世紀美術の真の出発点となり、新たな地平を開いたキュビスムの豊かな展開とダイナミズムを、主要作家約40人による絵画を中心に、彫刻、素描、版画、映像、資料など約130点を通して紹介。日本でキュビスムを正面から取り上げる本格的な展覧会はおよそ50年ぶりとなる。

●『京都市美術館開館90周年記念展「村上隆 もののけ 京都」』@京都

左から村上隆、市川團十郎

会期:2024年2月3日(土)~2024年9月1日(日)
会場:京都市京セラ美術館新館 東山キューブ
音声ガイド:山﨑賢人(日本語版)、Awich(英語版)
概要:村上隆の国内での大規模な個展は2001年、2015年に続いて8年ぶりで、東京以外での開催は今回が初、公立の美術館で行われるのは実に23年ぶりとなる。東京藝術大学で日本画を学び、博士号まで取得した村上が、江戸時代に京都で活躍した絵師の代表作を独自に解釈、引用して再構築した作品を中心に、最新の描き下ろし作品や国内初公開作品を含む約170点の作品が並ぶ。そのうち約160点が新作だ。

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【開催予定】

『Immersive Museum OSAKA 2024 “ポスト印象派”POST IMPRESSIONISM』@大阪

『Immersive Museum TOKYO 2023 “ポスト印象派” POST IMPRESSIONISM』

会期:2024年6月1日(土)~8月21日(水)
会場:堂島リバーフォーラム
概要:近年演劇やアート、エンターテインメントのジャンルで世界的なトレンドとなっている「Immersive=没入感」をキーワードとする新たなアート体験プログラム。特別な音響効果と壁面・床面全てに投影される没入映像を組み合わせて、広大な屋内空間に名画の世界を再現。参加者はその空間内を自由に歩き回ることができ、視覚を通した「見る」「鑑賞する」といった行為を超え、音と映像によりあたかも全身で名画の世界に入り込んだよう な究極のアート体験が可能になる。

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展覧会『描く人、安彦良和』@兵庫

会期:2024年6月8日(土)~9月1日(日)
会場:兵庫県立美術館
概要:『機動戦士ガンダム』のキャラクターデザイナー兼アニメーションディレクターで、漫画家としても活躍する安彦良和。同展では『機動戦士ガンダム』放映45周年、安彦が喜寿(77歳)を迎えるメモリアルイヤーに、激動の半生を振り返る。少年期、青年期の歩みから、現在の創作まで、多彩な分野の作品と資料を約1,400点展示し、そこに共通するテーマに迫る、初の試みとなる。さらに『機動戦士ガンダム』(劇場版)のポスターラフ案など初公開のものや、描きおろしイラストなども展示される。

『神戸六甲ミーツ・アート 2024 beyond』@兵庫

会期:2024年8月24日(土)~11月24日(日)
会場:六甲山上各所

概要:今年で15回目を迎えるイベント。過去最多となる招待と公募を合わせた60組以上のアーティストの参加を予定し、国内外から幅広い視点で活動しているアーティストの作品を屋外で紹介する。

はそれぞれ、イープラスにて発売中。

  • イープラス
  • 三木眞一郎
  • 来場者10万人超、モネ展や村上隆展に注目、まもなく『ブルーピリオド展』もーー【24年4月更新】関西で開催中/開催予定のアート展覧会