冬休みはアートを楽しもうーー『暁のヨナ大原画展』『怪獣8号展』『歌川国芳』などが開幕、モネやビートルズも開催中、12月の展覧会まとめ更新

2024.12.16
特集
アート

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関西で現在開催中、もしくは開催予定のアート展覧会のなかから、SPICE編集部が注目するものを独自にピックアップ! リンク先は各イベントや取材記事に繋がっているので、気になるイベントがあればクリックを。(12月16日更新)

【12月開催】

『草凪みずほ画業20周年記念 暁のヨナ大原画展』@大阪

会期:12月13日(金)~12月29日(日)
会場:大丸ミュージアム〈梅田〉大丸梅田店15階
概要:白泉社『花とゆめ』で2009年に連載を開始し、現在に至るまで幅広い読者に愛される、運命が絡み合う激動の大河ロマン『暁のヨナ』。作者である草凪みずほのデビュー20周年を記念した同原画展では、220点を超える貴重な直筆原稿やカラー原画を中心に、ヨナたちが縦横無尽に旅を続ける大陸の「半立体ジオラマ地図」、作中の情景を再現したフォトスポットなどを展示。

『印象派 モネからアメリカへ ―ウスター美術館所蔵— 光は海を越えて』@大阪

『印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵』 撮影=中野昭子

会期:10月12日(土)~2025年1月5日(日)
会場:あべのハルカス美術館
音声ガイド:鈴鹿央士、速水奨
概要:第1回印象派展から150周年を迎える2024年。19世紀後半、大都市パリには国外からも多くの画家が集った。パリで印象派に触れ、学んだ画家たちは、新しい絵画の表現手法を自国へ持ち帰っていた。同展は、西洋美術の伝統を覆した印象派の革新性とその広がり、とりわけアメリカ各地で展開した印象派の諸相に注目する。

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音声ガイド:声優・速水奨が語る「伝統と革新のバランス」 『印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵』

『ポール・マッカートニー写真展1963-64~Eyes of the Storm~』@大阪

『ポール・マッカートニー写真展1963-64~Eyes of the Storm~』 撮影=SPICE編集部(大西健斗) (c)1964PaulMcCartneyunderexclusivelicensetoMPLArchiveLLP

会期:10月12日(土)~2025年1月5日(日)
会場:グランフロント大阪 北館 ナレッジキャピタル イベントラボ
音声ガイド:ポール・マッカートニー
大阪展サポーター:安田顕
概要:1962年にデビューし、瞬く間に世界のトップミュージシャンとなったザ・ビートルズ。同展は、ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターの4名が世界を熱狂させ社会現象となる1963年12月から、『エド・サリバン・ショー』でアメリカに凱旋した1964年2月までの約3か月間の記録を公開。彼自身が撮影したものや、60年前からネガやコンタクトシートのままでプリント化されてこなかった貴重な写真を含む約250枚が展示される。

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『NAKED光の神苑 平安神宮』@京都

会期:2024年12月13日(金)~2025年1月13日(月・祝)
会場:平安神宮
概要:同イベントでは、造園家・小川治兵衛が手がけ、平安京1000年の造園技術を踏襲した日本庭園である平安神宮の東神苑・中神苑をネイキッドの光のアートが彩る。東神苑内にある尚美館を舞台にしたプロジェクションマッピングや、スモークとライトアップを駆使した中神苑の蒼龍池(そうりゅういけ)など、独特な視覚効果が庭園全体を包み込み、訪れる人々を幻想的な世界へ誘う。

『日中平和友好条約45周年記念 世界遺産 大シルクロード展』@京都

会期:11月23日(土・祝)~2025年2月2日(日)
会場:京都文化博物館 4・3階展示室
​音声ガイド:石坂浩二
概要:世界遺産認定後、中国国外で初めて行われる大規模なシルクロードの展覧会。世界遺産に登録された中国国内の遺跡を紹介し、また日本初公開の文物を含むシルクロード文化の精華を公開する。

『怪獣8号展』@大阪

「怪獣8号展」怪獣災害エリア (C)松本直也/集英社 撮影==笹本 千尋

会期:2024年12月13日(金)~ 2025年2月11日(火・祝)
会場:大阪・なんばパークスミュージアム
概要:怪獣の発生率が世界屈指の日本を舞台に、身体が怪獣化した32歳の主人公・日比野カフカが、宿命を背負いながら防衛隊員として奮闘するバトル漫画『怪獣8号』(著・松本直也)。「新王道怪獣譚」として人気の同作の展覧会が、東京会場に続き大阪に上陸する。

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『歌川国芳展 ―奇才絵師の魔力』@大阪

会期:2024年12月21日(土)~2025年2月24日(月・休)
会場:大阪中之島美術館 4階展示室
概要:江戸末期の浮世絵師、歌川国芳(1797 – 1861)は、無尽の想像力と圧倒的な画力によって、斬新な作品を数多く世に生み出した。3枚続きの大画面に大胆に描かれた武者絵、ユーモアや機知に富んだ戯画、西洋画法を取り入れた風景画など、様々に趣向を凝らして新風を吹き込み、豊国(三代)、広重と並ぶ人気絵師となった。大阪で13年ぶりとなる大規模な歌川国芳の個展となる同展では、「国芳展の決定版」として、武者絵や戯画をはじめとした幅広い画題の浮世絵版画や貴重な肉筆画など、約400点を展示する。

『阪神・淡路大震災30年 企画展「1995⇄2025 30年目のわたしたち」』@兵庫

会期:2024年12月21日(土)~2025年3月9日(日)
会場:兵庫県立美術館
概要:前身である兵庫県立近代美術館(1970-2001)は、1995年1月17日の震災で建物や収蔵品に大きな被害を受けた。同館を引き継ぎ、2002年に震災復興の文化的シンボルとして開館した兵庫県立美術館では、これまでも震災後の節目の年に関連展示を開催してきたが、今回が初めての特別展会場での自主企画展となる。森山未來など6組7名が出品する。

【開催予定】

『モネ&フレンズ・アライブ』@兵庫

会期:2025年1月4日(土)~3月30日(日)
会場:デザイン・クリエイティブセンター神戸 1F KIITOホール
公式アンバサダー:阿部亮平(Snow Man)
概要:19世紀半ばから20世紀初頭にかけて活躍したクロード・モネや印象派の作品の数々に、力強いクラシック音楽と最新のイマーシブ技術を組み合わせる没入型展覧会。

●『鉄道博2025』@大阪

会期:2025年1月11日(土)~13日(月・祝)
会場:大阪南港ATC Gallery
概要:鉄道ファン・ファミリー層が楽しめる新春恒例イベント。鉄道会社やグッズ会社による物販をはじめ、運転シミュレーターやジオラマの展示・運転体験にライドトレインなど鉄道にまつわるコンテンツが大集合。ステージイベントも必見。

『ハイキュー!! アニメ10周年記念展 全感覚EXHIBITION(大阪会場)』@大阪

『ハイキュー!!アニメ10周年記念展 全感覚EXHIBITION』 撮影=ナカムラミナコ

会期:プレビュー開催 2025年1月25日(土)、26日(日)/通常開催2025年2月1日(土)~26日(水)
会場:ひらかたパーク イベントホール
概要:
古舘春一による大人気バレーボール漫画を原作としたアニメ『ハイキュー!!』。2014年から放送がスタートし、今年10周年を迎えた。それを記念して開催される同展は、巨大スクリーンや迫力あるサウンドを使用した臨場感溢れる展示で、これまでの名場面や登場人物を振り返る。

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『蜷川実花展 with EiM:彼岸の光、此岸の影』@京都

会期:2025年1月11日(土)~2025年3月30日(日)
会場:京都市京セラ美術館|新館 東山キューブ
概要:映像・空間インスタレーションなど様々な分野で作品を発表している写真家・映画監督の蜷川実花が、データサイエンティストの宮田裕章、セットデザイナーのENZO、クリエイティブディレクターの桑名功、照明監督の上野甲子朗らクリエイティブチーム“EiM”と共につくる展覧会だ。蜷川氏が作品づくりを手掛ける展覧会としては、関西で過去最大規模のものだという。会場では、蜷川氏が京都の街からインスピレーションを受けた、10話におよぶ“絵巻体験”が展開するとのこと。

●『生誕140年 YUMEJI展 大正浪漫と新しい世界』@大阪

会期:2025年1月18日(土)~3月16日(日)
会場:あべのハルカス美術館
概要:大正浪漫の象徴で、「夢二式美人」で一世を風靡した竹久夢二(1884-1934)。絵画だけでなく雑誌や楽譜、本の装幀、日用品のデザインなど多岐にわたるジャンルで活躍し、明治から昭和前期にいたる日本近代芸術・文化の円熟した魅力をもっとも醸し出した芸術家だった。同展は、夢二郷土美術館が所蔵する選りすぐりのコレクションを中心に、最新の研究に基づく新たな視点から選んだ作品や資料約180点により夢二の画業と魅力を改めてひもとく。

●特別展『大原美術館所蔵 20世紀美術の巨匠たち♡ ウォーホル、ロスコ、リキテンスタイン』@大阪

会期:2025年1月18日(土)~4月6日(日)
会場:中之島香雪美術館
概要:20世紀美術を、その背景など難しく考えずに、まずはじっくりと「表面」に向き合うことから始められる展覧会。大原美術館所蔵の20世紀美術39点(当初35点の予定でした)と当館所蔵の薬師如来立像(特別出品)により、十人十色の「表面」を眼と心で楽しもう。

●『寺山修司生誕90年記念「ジャパン・アヴァンギャルド」- アングラ演劇傑作ポスター展』@大阪

会期:2025年1月22日(水)~2月16日(日)
会場:扇町ミュージアムキューブ
概要:状況劇場、天井棧敷、黒テント 、 自由劇場 、 大駱駝艦 など、1960~1980年代半ばにかけての演劇界は、いわゆる商業演劇とは一線を画した「アングラ」と呼ばれる劇団が勢いを持ち、独特の世界を創りあげていた。現在は美術的評価も高く、当時公演用に限られた数しか製作されなかったため、現存するものは僅か。100点を超える当時のアングラ演劇の傑作ポスターが、カンパニーの垣根を越えて一堂に会する大変貴重な機会。

はそれぞれ、イープラスにて発売中。

  • イープラス
  • 蜷川実花
  • 冬休みはアートを楽しもうーー『暁のヨナ大原画展』『怪獣8号展』『歌川国芳』などが開幕、モネやビートルズも開催中、12月の展覧会まとめ更新