ゲストとして出演した小野坂昌也さんがイベントのあり方について物申す! 安元洋貴さん&小西克幸さんによるイベント「やすこにっ」第24回レポート
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声優の小西克幸さんと安元洋貴さんが様々な人・物・事……に立ち向かっていく人気イベント企画「やすこにっ」の最終回となる第24回が、2017年12月3日(日)に有楽町朝日ホールにて行われました。
ゲストに、おふたりと関わりの深い小野坂昌也さんを迎え、いつも以上にハイテンションで対決コーナーやアンケートトークなどを行い、参加したファンの方を多いに盛り上げました。もはやゲストという立ち位置を感じさせないほど自然に溶け込んだ小野坂さんによって、たくさんの笑いと奇跡が生まれた本イベント。その様子をご紹介します。
オープニングトークが、ひとつのコーナーとして成り立つ3人
イベントがスタートすると、早速小西さんと安元さんが登場。「1回目から来てくれている方はいますか?」と挙手を求めます。さらに、これまでのすべてのイベントに来てくれた人、と尋ねるとおふたりの思った以上の手が挙がったようで、安元さんからは「ありがとう! でもどうして!? 他にもいっぱい楽しいイベントあるよ?(笑)」と感謝と戸惑いの声が。
そして、小西さんがゲストを呼び込みます。「ステージにご注目ください!」とのフリから、ステージとは反対側の客席後方に現れた小野坂さんに、客席も大盛り上がり。小野坂さんのテンションも最初から上がり切っているようで、一緒に登場したスタッフを手に持った花束でいじりながら客席のそばを歩いていきます。
ステージに上がろうとする小野坂さんを「ステージには上がらないでください」と小西さんが制すると、また客席の方に向かって花束を振りながら戻ります。そうこうして、ようやくステージに上がれた小野坂さんは「最終回おめでとう!」と、もはやボロボロになった花束をふたりに渡したのでした。
ふたりのオープニングトークを袖で聞いていたという小野坂さんは、あまりにも普段と同じまったりとしたテンションのふたりに「イベントだぞ!?」とダメだしをし、イベントでのテンションの上げ方について実演します。中腰でひざを高速で叩きながら体を左右に振る謎の動きをしながら、大声を張り上げる姿にふたりも会場も爆笑。
さらに3人同時にやってみると、イベント開始早々にもかかわらず3人の息が上がってしまいます。「これがイベントでしょう!」という小野坂さんに、ふたりも「勉強になります」と返していました。
不正はなかった!?「やすこにっ VS 小野坂昌也」3本勝負!
かなり濃厚なオープニングトークを終え、「やすこにっ VS 小野坂昌也」のコーナーへ移ります。3番勝負の1本目は、漢字対決。お題の部首を持つ漢字を制限時間内にいくつ書けるかを競います。今回のお題は魚偏。この対決は小西さんVS小野坂さんで行われました。
回答時間終了を告げる鐘がなっても手を止めない小西さんに、「あれ、俺が聞いたのって空耳!?」と驚く小野坂さん。そんな小野坂さんの回答は5問正解。しかし、鮃の字の点が逆を向いているなど、細かい物言いが。
さらに小西さんの回答は3問正解……に見えましたが、小西さんの回答を安元さんが忖度することで1点を追加し、4問正解ということに。これに異議を唱える小野坂さんでしたが「5点で勝ってるんだからいいじゃん」と小西さんに押し切られてしまいます。
また、安元さんが「うろこもありますよ」と一言。それを聞いた小西さんが「鱗」と書くと、「小西さん5点」と加点。小野坂さんから抗議の声があがりますが、小西さんに「この勝負、引き分け!」と強引に押し切られてしまいました。
ふたつ目の勝負は、「だるまさんが転んだ」。今回は小西さんが鬼役、安元さんVS小野坂さんの形で勝負。少しでも動いてしまったら自主的にスタート位置に戻る、自分に厳しい小野坂さん。小西さんが「今のはセーフだったのに(笑)」とフォローするも、その姿勢は崩しません。
しかし、ふたりがすぐ後ろまで迫ると、小西さんが掟破りのサイドチェンジ。ふたりの間をすり抜けてステージの反対側に移動してしまいます。そうこうしているうちに時間切れ。この勝負も引き分けとなりました。
最後の勝負は「ドリブルタイムアタック」。バスケットボールをドリブルしてステージを往復。そのタイムで競います。これは3人で競うことに。1番手の安元さんは軽快なドリブルで、いきなり7秒53の好タイムをマークします。続く小西さんはボールを転がしながら走るという、これまた掟破りを見せますが、結果は8秒58と安元さんに及ばず。続く小野坂さんは7秒62と非常に激戦ながら、安元さんに一歩及ばず。
さらに左手でのドリブルでもう1勝負行うことに。安元さんが10秒50、小西さんが13秒99をマークし、ラストの小野坂さんへ。ゴール手前で妨害を受けるも、7秒94とダントツの結果に!
しかしここで安元さんから「では右手は僕の勝ち、左手は小野坂さんの勝ちなので引き分けということに!」とのジャッジが。小野坂さんの抗議もむなしく、「というわけでこの三本勝負! なんと! 奇跡の! 引き分けです!」と締めくくられ、対決コーナーは終了しました。
嘘でしょ!? 会場がどよめいた、まさかの奇跡
ここからは会場前にお客さんに書いてもらったアンケートをもとにトーク。最初のテーマは「嘘でしょ!?」と思ったことについて。アンケートをもとにお客さんの体験談を聞いてトークします。
「ハロウィンで混みあう電車の中、素手で弁当を食べ始めたギャルがいた」、「アルバイトの娘が包帯グルグル巻きで出勤してきたかと思えば、前日に美容整形をしたらしい」などまさしく「嘘でしょ!?」となるエピソードが飛び出しました。
続いてのテーマは「昌也様の言うとおり」。選択を悩んでいることに対して、昌也様がズバリどちらにするべきか選んでもらいます。後輩にしつこく家に来るように誘われるという女子に、断り続けるべきかを聞かれると、「付き合うのじゃ!」と一声。ざわめく会場ですが、さらに「付き合ってからでないと部屋には行ってはならんぞ」と続けます。
友達だからと遊びに行くと、向こうはその気になってしまうため、誤解が生まれて揉め事になってしまうとアドバイス。これには「かれこれ長い付き合いだけど、一番まともな意見を聞いた」と安元さんも感心していました。
また、父親の服装のセンスが悪く、このまま放置するべきか注意するかとの悩みには、「お父さんの誕生日や結婚記念日などにかこつけて、一式プレゼントするとよいぞ」とアドバイス。またもや、まっとうなアドバイスに会場からも拍手が上がります。これにてアンケートトークのコーナーは終了。あっという間にイベントはエンディングとなりました。最後に、お客さんにメッセージを送り、大きな拍手に包まれながらイベントは幕を下ろしました。
[取材・文・写真/竹内信哉]
イベント概要
会場:有楽町朝日ホール
開催日:2017/12/03(日) 16:30開演 (15:30開場)
出演者:小西克幸、安元洋貴
ゲスト:小野坂昌也