人間椅子・和嶋の自作エフェクター解説「漢ならハンダゴテを持て」

2015.10.7
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TBSの深夜ドラマ『JKは雪女』の劇伴でも話題の人間椅子・和嶋慎治(G, Vo)の、自作エフェクターを大解剖するムック本『和嶋慎治 自作エフェクターの書「歪」』が10月26日にシンコーミュージックより発売される。

企画、制作の段階から、1年以上に渡って和嶋が監修したという本書。数ある和嶋謹製の自作エフェクターシリーズ“Wajimachine”のうち、歪み系モデルを中心に10機種をピックアップ。自身のギターサウンドを作る上で根幹をなすエフェクターの回路図、基板パターン、パーツリスト、製作方法を公開する。

そしてサポートするのは、新進気鋭のエフェクターブランド「チョコレート・エレクトロニクス」を主宰する堀野哲朗氏。和嶋と入念な打ち合わせを繰り返し、本書のためのニューモデルの完成を尽力するなど、エフェクター回路のプロとしての能力を遺憾なく発揮しているという。

なお本書には、掲載全10モデルのうち5モデルのプリント基板が付属。電子工作の初心者でも自作エフェクターの世界に入り込みやすい仕様になっている。


【和嶋慎治コメント】
この度、シンコーミュージックさんから『和嶋慎治 自作エフェクターの書「歪」』を 
出させていただく運びとなりました。準備期間はおよそ一年。新進気鋭のエフェクト
デザイナー堀野哲朗君を共著に迎え、緻密な試作作業を繰り返し、時には徹夜
になることもありました。
タイトルからお分かりのように、エフェクターの自作本です。僕が愛して止まない「歪」 
系を中心に、全10機種で構成しました。実際にステージやレコーディングで使用して
きたものや、またこの本のために新たに製作したオリジナル機種もあります。どれも
即戦力になるものばかり。自分が作ったものにはWAJIMACHINEの刻印を打ってある
ことから、僭越ながらこの本の機種にもWAJIMACHINEの名を冠してあります。すぐに
製作に移っていただけるように、この手の本にしては希なプリント基板が付録という太っ腹。
僕は電気のプロではないですし、ただエフェクターの製作が趣味というに過ぎません。 
十数年前自作にのめり込みだした頃、まさか本を出せる日が来るとは思ってもいません 
でした。光栄の至りです。あらためて、尽力してくださった関係者各位にお礼を申し上げ
ます。この本を通じて、モノを作る喜びが、自作派の方には創作のインスピレーションが
伝えられれば、幸甚です。
漢ならハンダゴテを持て。

 
書籍情報

『SHINKO MUSIC MOOK 和嶋慎治 自作エフェクターの書「歪」』
10月26日発売予定
B5判/72頁[オール・カラー]
予価:2,500円+税

【コンテンツ】
・Wajimachine #01〜#10までの製作記事
・和嶋慎治が語る「私がエフェクターを自作する理由」
・和嶋慎治の最新ペダルボード紹介
・エフェクター自作のための工具紹介
・自作派のための製作Tips(コラム) など

 

フェス出演情報

『Ozzfest Japan 2015』
11月21日 (土)・22日 (日)幕張メッセ国際展示場 9~11 ホール
OPEN 10:00 / START 12:00(予定・両日共通)
※人間椅子の出演は11/22