松尾スズキ作・演出の『ニンゲン御破算』、阿部サダヲ 岡田将生 多部未華子 荒川良々らで再演
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2003年、歌舞伎界随一の人気と実力を誇る十八代目中村勘三郎(当時:勘九郎)が時代の寵児ともいえる松尾スズキ作・演出の舞台に出演した『ニンゲン御破産』は、当時、演劇界にとどまらず、時のビッグニュースとなった。
松尾スズキファンを自認する勘三郎が“清水の舞台から飛び降りるようなものだ”と言いながら挑んだのは、幕末に歌舞伎の戯作者を夢見た一人の侍とそれをとりまくニンゲンたちの物語。松尾スズキ初の時代劇は複雑な多重構造、歌、踊りを用いた三幕仕立ての超大作エンタテインメント作品となって、Bunkamuraシアターコクーンに登場し、あらゆる過剰さで観客を溺れさせ、演劇界に疾風を起こした。
そして2018年、初演時のタイトル『ニンゲン御破産』をこのほど『ニンゲン御破算』に改めて、松尾が再びこの大作に挑む。傑作ミュージカル『キレイ−神様と待ち合わせした女―』の3度にわたる上演(2000年、2005年、2014年)や、ボーイズラブと夫婦愛を描いた『ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン』(2016年)で見せつけた、作家としての堅牢な筆力、エンタテインメント創造者としてのセンスにおいて、円熟期を迎えている鬼才・松尾スズキが、濃密な15年の時を経た2018年、自らの超大作をどう成長させるのか。進化を遂げる台本・演出とともに、否応なく演劇ファンの期待を高めるファンタジスタたちが一堂に会す。
映画、ドラマ、舞台、気になる作品にはこの人あり。しなやかに観客の期待の先を行く無二の存在、阿部サダヲ。
『ゴーゴーボーイズ』で華麗に二役を演じ美形の裏に潜ませた確固たる演技力とセンスを見せつけた岡田将生。
『ふくすけ』『キレイ』と松尾ディストピアでたくましく生きる少女を魅力的に演じ、近年著しく輝きを増している多部未華子。
そして、荒川良々、皆川猿時、⼩松和重、村杉蝉之介、平岩紙をはじめ、シリアスなドラマからシュールな笑いまで舞台も映像もジャンルの境目を軽々と飛び越えて向かうところ敵なしの大人計画の面々。
さらに、ノゾエ征爾、菅原永二、平田敦子ら演劇界に欠かせない個性派と共に、役者・松尾スズキも魅せる。
■キャスト
阿部サダヲ 岡田将生 多部未華子
荒川良々 皆川猿時 小松和重 村杉蝉之介 平岩紙 顔田顔彦 少路勇介 田村たがめ
町田水城 山口航太 川上友里 片岡正二郎 家納ジュンコ 菅原永二 ノゾエ征爾 平田敦子
松尾スズキ
■公演期間:2018年 6月
■会場:Bunkamura シアターコクーン
■一般発売:2018年 4月 7日(土)10:00〜
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※未就学児のご入場はご遠慮いただいております。
※コクーンシートは特に見づらいお席となりますので予めご了承ください。
■主催:Bunkamura
■問合せ:Bunkamura 03-3477-3244(10:00〜19:00)
http://www.bunkamura.co.jp
■公演期間:2018年 7月
■会場:森ノ宮ピロティホール
■主催:サンライズプロモーション⼤阪
■問合せ:キョードーインフォメ―ション 0570-200-888(10:00〜19:00)
http://www.kyodo-osaka.co.jp