NHK『おかあさんといっしょ』が60年目にして初の映画化　スタジオを飛び出してスケールアップした冒険へ

『映画 おかあさんといっしょ はじめての大冒険』が9月7日（金）から全国公開されることが決定した。

『映画 おかあさんといっしょ はじめての大冒険』は、1959年に放送を開始したNHKの子ども番組『おかあさんといっしょ』初の映画化作品。1990 年に番組内の人形劇「にこにこ、ぷん」が劇場アニメ『海だ！船だ！にこにこ、ぷん』として公開されているが、お兄さんお姉さんによる歌や体操のパートと、アニメパートで構成される１本の映画としては、本作が初の映画化となる。

テレビ放送とは異なる映画版では、ゆういちろうお兄さんとあつこお姉さん、よしお兄さん、りさお姉さんがスタジオを飛び出して、様々な場所へ冒険に出かけるとのこと。スクリーンで巻き起こる冒険を観客が一緒に体感し、さらには歌って踊れる映画館ならではの作品に仕上がっているという。

人気の体操「ブンバ・ボーン！」も登場するほか、番組でおなじみの人形劇「ガラピコぷ～」が本作で初のオリジナルアニメ化。チョロミー、ムームー、ガラピコたちがしずく星を飛び出して初めての星を訪れ、スケールアップされた世界での大冒険が描かれる。

なお、同作にはNHKエデュケーショナル こども幼児部 統括部長・古屋光昭氏がプロデューサーとして参加。映画『日本で一番悪い奴ら』の高橋信一氏も同じくプロデューサーとして名を連ねている。

古屋氏、高橋氏のコメントは以下のとおり。

古屋光昭（プロデューサー）

「おかあさんといっしょ」は、1959 年 10 月に放送を開始し、2018 年で 60 年目を迎えます。「アイアイ」「ブーフーウー」「にこにこ、ぷん」「だんご３兄弟」… 番組から数々のヒット曲や人気の人形劇も生まれ、日本中の子どもたちに時代を超えて親しまれてきました。自分がこどもの時、そして親になった時、さらに孫ができた時、「人生で３回出会う番組」と言われています。今も、番組収録やコンサート、イベントなど、様々な場面で「おかあさんといっしょ」の世界を沢山のご家族が楽しんでくださり、本当に感謝の気持ちで一杯です。今度は「映画館」という新しいステージで、子どもたちの笑顔、そして元子どもたちの笑顔に出会えたら嬉しいです。

高橋信一（プロデューサー）

自分の子どもが「映画館で初めて観る映画は何になるのだろう？」と思った時、親子が楽しく観る映画を作りたいと思いました。そんな時、横でテレビに釘付けになっている娘が観ていたのが「おかあさんといっしょ」。私自身も子どもの頃夢中になっていた国民的なこの番組を映画として作ることにより、映画館という空間だからこそできる体験を子どもたちに味わってほしい、その様子を親御さんに見守ってほしいと思っています。なにより私自身、その時が楽しみでしかたがありません。

2018年9月7日（金）より全国のイオンシネマほか公開。