東京スカパラダイスオーケストラ、超満員の新木場コーストを"燃やし、揺らした"ロングツアー開幕戦

レポート
音楽
2018.5.1
東京スカパラダイスオーケストラ 撮影=風間大洋

東京スカパラダイスオーケストラ 撮影=風間大洋

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2018TOUR「SKANKING JAPAN」“燃やせ、揺らせ”編  2018.4.14  新木場STUDIO COAST

今年1月、2018年のライブスケジュールを一挙に発表した東京スカパラダイスオーケストラ。『SKANKING JAPAN』と題した今回のツアーは、4月14日から6月24日までのライブハウス公演を「“燃やせ、揺らせ”編」、9月29日から12月9日までのホール公演を「“めんどくさいのが愛だろっ?”編」として開催し、12月24日に大阪城ホールにて「スカフェス in 城ホール」と銘打ったツアーファイナルを行なうというものだ。そんなロングツアーの初日となった東京・新木場STUDIO COAST公演は、もちろんソールドアウトで超満員。約100分間に及ぶ灼熱の楽園をオーディエンスと作り上げ、最高潮な滑り出しを見せた。

ツアーが始まったばかりということもあり、ライブの詳細は伏せさせていただくが、この日のライブを一言で説明するのであれば、まさにツアータイトルである“燃やせ、揺らせ”という言葉がふさわしいものだった。谷中敦の「いくぞー!」という雄叫びからスタートした1曲目から、徹底的にフロアを熱く昂らせ、激しく揺らしまくっていく。メンバーがそれぞれ縦横無尽にステージを動き回りながらも、決めるところはバシっと決めるパフォーマンスや、誰もが一度は聴いたことがある有名曲のフレーズをアドリブ的にぶち込むソロパート、そしてそれらをオーディエンスと熱く共有していく空間もただひたすらに極上で、観ても聴いてもとにかく楽しくてしょうがない時間が延々と続く。いつだってエネルギッシュで、情熱的で、ピースフルなステージを繰り広げるスカパラだが、それにしても凄まじい熱量だ。

それもそのはず、3月にリリースされた最新アルバム『GLORIOUS』は、昨年秋にメキシコ、ブラジル、チリ、アルゼンチンなど廻ったラテンアメリカツアーの影響を色濃く感じさせるものが多かったが、タイトル曲の「Glorious」は、「超」が付くほどにド直球なスカコア/スカパンクナンバー。BRAHMANのTOSHI-LOWを迎えた「野望なき野郎どもへ」は、雄々しいコーラスと激走する2ビートを押し出し、「The Battle of Tokyo」ではメタル風な意匠を取り入れるなど、作品に通う血液の沸騰具合が、いつにも増して高い印象を覚えた。そんな強烈な楽曲達を、さらにライブ用にアレンジしてぶっ放していくわけだから、もはや静止しながら観るほうが難しい。まもなく活動30周年を迎えるバンドとは思えないほどにパワフルで、ハイボルテージなステージであると同時に、激しさだけでなく、大人の色香たっぷりに曲を届ける場面や、新たなチャレンジやアレンジメントなど、書き出していくときりがないほどに見せ場が満載だったので、そこは是非とも会場で体感してもらいたい。

そして、この日はスペシャルゲストの登場も。「DOWN BEAT STOMP」「ペドラーズ」と必殺ナンバーを連投し、オーディエンスのテンションがピークになったところで、ステージ下手側から姿を現わしたのは、銀杏BOYZの峯田和伸! 突然の登場だったのはもちろんのこと、パーマをかけていた髪型が坊主頭になっていたことへの驚きもあって、フロアは異様なまでの興奮状態に! 大いに湧き上がるオーディエンス達に向けて届けられたのは、もちろん「ちえのわ feat.峯田和伸」だ。高揚感とセンチメンタリズムが絡み合った美しいアンサンブルが高鳴らされる中、峯田はマイクを頭に強く打ち付けたり、メンバーとハイタッチをしたり、北原雅彦のおでこを噛んだりしながらも(笑)、泣き叫ぶように張り上げる声はとにかくエモーショナルで、実に感動的な名演となった。

峯田和伸

峯田和伸

アンコールではメンバーと共に再び峯田が登場。谷中がフロアに向け「みんな、今日はスペシャルな日に来れたね」と話すと、「一回はちゃんとライブでやりたいなと思いまして」と峯田。そこから髪型についての話や、初日の手応えなどを楽しそうに話した後、峯田の大好きな曲ということで、「めくれたオレンジ」を披露。イントロが流れた瞬間、オーディエンスの手が一斉に上がるほどの歓喜を巻き起こした最高のコラボレーションとなった。

サプライズを交えながら、大熱狂で初日公演を締め括り、本格的にツアーをスタートさせた東京スカパラダイスオーケストラ。ここから各地で開催されるフェスやイベントへの出演を挟みながら、12月24日の大阪城ホール公演まで一気に駆け抜けていくわけだが、ツアーファイナルにはゲストの出演が予定されていて、詳しくは後日発表されるとのこと。はたして誰が登場するのか、そしてスカパラの9人は、ロングツアーの集大成として大阪城ホールでどんな景色を描くのか。ひたすら楽しみだし、楽しみにしすぎて上がりまくったハードルを余裕で飛び越えていくぐらい、最高なものになるに違いない。


取材・文=山口哲生  撮影=風間大洋

ツアー情報

スカパラ2018TOUR「SKANKING JAPAN」
"燃やせ、揺らせ"編
チケット料金 All Standing ¥5,700-(税込・D代別) ※未就学児入場不可
*studio coast,Zepp Nagoya,なんばhatch,SENDAI GIGS,shunan RISING HALL…1F¥5,700-(税込・D代別),2F¥6,200(税別・D代別)
◆4月14日(土) 東京・STUDIO COAST (16:30/17:30)
◆4月20日(金) 広島・広島CLUB QUATTRO (18:00/19:00) 
◆4月22日(日) 宮城・SENDAI GIGS (17:00/18:00) 
◆4月25日(水) 愛知・Zepp Nagoya (18:00/19:00) 
◆4月27日(金) 大阪・なんばHatch (18:00/19:00) 
◆4月28日(土) 大阪・なんばHatch (16:00/17:00) 
◆5月2日(水) 石川・金沢Eight Hall (18:15/19:00) 
◆5月12日(土) 熊本・熊本B.9 (17:15/18:00)
◆5月13日(日) 鹿児島・CAPARVO HALL (17:15/18:00) 
◆5月18日(金) 神奈川・横浜Bay Hall (18:30/19:15) 
◆5月23日(水) 北海道・旭川 CASINO DRIVE (18:30/19:00) 
◆5月24日(木) 北海道・帯広MEGA STONE (18:30/19:00) 
◆5月26日(土) 北海道・小樽GOLDSTONE (17:30/18:00) 
◆5月31日(木) 山口・Shunan RISING HALL (18:30/19:00)
◆6月2日(土) 岡山・岡山CRAZYMAMA KINGDOM (17:30/18:00)
◆6月3日(日) 岡山・岡山CRAZYMAMA KINGDOM (17:30/18:00)
◆6月7日(木) 静岡・浜松窓枠 (18:30/19:00)
◆6月8日(金) 静岡・浜松窓枠 (18:30/19:00) 
◆6月14日(木) 岩手・盛岡CLUB CHANGE WAVE (18:30/19:00)
◆6月16日(土) 秋田・Club SWINDLE (17:30/18:00) 
◆6月17日(日) 青森・弘前Mag-Net (17:30/18:00) 
◆6月20日(水) 東京・SHIBUYA CLUB QUATTRO (18:45/19:30)
◆6月21日(木) 東京・SHIBUYA CLUB QUATTRO (18:45/19:30)
◆6月23日(土) 愛媛・松山W Studio RED (17:30/18:00) 
◆6月24日(日) 愛媛・松山W Studio RED (17:00/17:30) 
  
"めんどくさいのが愛だろっ?"編
チケット料金指定 ¥6,200-(税込) ※3歳以上有料/3歳未満入場不可
◆9月29日(土) 埼玉・川口総合文化センター リリア メインホール (17:30/18:00) 
◆10月6日(土) 宮城・仙台サンプラザホール (17:30/18:00)
◆10月8日(月・祝) 福島・會津風雅堂 (17:30/18:00) 
◆10月13日(土) 北海道・富良野文化会館 (17:00/17:30) 
◆10月15日(月) 北海道・根室市総合文化会館 大ホール (18:00/18:30)
◆10月17日(水) 北海道・わくわくホリデーホール(18:30/19:00)
◆10月20日(土) 福井・敦賀市民文化センター (17:00/17:30)
◆10月25日(木) 新潟・村上市ふれあいセンター(18:00/18:30)
◆10月30日(火) 東京・サンパール荒川 (18:30/19:00) 
◆11月17日(土) 高知・高知県立県民文化ホール オレンジホール (17:30/18:00) 
◆11月18日(日) 広島・三原市芸術文化センター ポポロ (17:00/17:30) 
◆11月23(金・祝) 徳島・鳴門市文化会館 (17:30/18:00)
◆11月25日(日)島根・安来市総合文化ホール アルテピア (17:00/17:30)
◆12月1日(土)福岡・サザンクス筑後 (17:00/17:30)
◆12月2日(日)福岡・ユメニティのおがた (17:00/17:30)
◆12月4日(火)大分・J:COM ホルトホール大分(18:30/19:00) 
◆12月8日(土)東京・オリンパスホール八王子 (17:30/18:00)
◆12月9日(日)愛知・犬山市民文化会館 (17:30/18:00)
  
ファイナル公演 "スカフェス in 城ホール" *ゲスト有り!
チケット料金 指定¥6.800-(税込) ※3歳以上有料/3歳未満入場不可
◆12月24日(月・祝)大阪・大阪城ホール (16:30/17:30)
一般発売日10/27(土) 
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