今年で任期終了となる、プラハ放送交響楽団の指揮者オンドレイ・レナルトとピアニストであるヴァディム・ホロデンコのミニインタビューが到着!
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プラハ放送交響楽団
プラハ放送交響楽団&ヴァディム・ホロデンコの公演が2018年6月24日サントリーホールにて開演される。本公演を記念して、2018年で任期終了となるマエストロのオンドレイ・レナルトと、ピアニストのヴァディム・ホロデンコのミニインタビューが行われ、公演に向けての気持ちを語った。
オンドレイ・レナルト インタビュー
ーー迎える年の日本公演、どのようなお気持ちで臨まれますか?
プラハ放送交響楽団と過ごした、月日は私にとってとても大切な時間でした。その大好きな日本で、任期の最後に皆様にお会いできることをとても光栄に思っております。
ーーマエストロにとってプラハ放送交響楽団との8年間はどのような時間でしたか?
オーケストラとも友好な関係を築けました。その間に4回も日本ツアーができたことに感謝いたします。
ーー最後の年にスメタナやドヴォルザークなどのマエストロの十八番を選曲したのはなぜですか?
チェコが世界に誇る、著名な作曲家の曲を、チェコを代表するプラハ放送交響楽団で演奏し、音楽を皆様に届けることが、私たちの使命だと思っております。8年の間に培われてきた信頼と情熱で、3年前とは違った音楽をお楽しみいただければと思います。
ーー若手ピアニストのヴァディム・ホロデンコとの共演で期待することは?
彼とは一昨年共演し、彼の演奏には、技術だけでなく音楽を愛する強い情熱を感じました。今回も彼と作り上げる音楽を今から楽しみにしています。
オンドレイ・レナルト
ヴァディム・ホロデンコ インタビュー
ーーマエストロ任期満了を迎える年の日本公演での共演は、どのようなお気持ちで臨まれますか?
マエストロ・レナルトとは一昨年ブラティスラヴァで初めて共演し、即座に意気投合しました。プロコフィエフのコンチェルト第5番での共演でしたが、曲を弾き始めた時に、すぐ、「これから演奏する曲に対し同じ感性を持っている!」と感じました。日本公演のソリストに選ばれたことは、とても光栄です。マエストロは、(いまや聴くことのできない)前世代の多くの偉大な音楽家と共演をされた貴重な経験をお持ちです。そのため、マエストロとの共演は私自身の音楽に対するビジョンも高めてくれます。この貴重な機会を心待ちにしています。
ーーラフマニノフ:「ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 op.18」は大変人気の高いコンチェルトです。どのようなお気持ちで選曲されましたか?
ラフマニノフのコンチェルト第2番のような不滅の名曲は 、いわば、「聴衆の一人一人に語り掛けることができる特別な力」を持っています。 それでいて、様々な感情を孕んだ、広大な世界を繰り広げていく抒情的な作品でもあります。非常にポピュラーな曲ですが、決して難易度が低いわけではありません。ピアニストにとっては、何度弾いても、この曲の持っているものを最大限に表現することは、いつでもチャレンジであると言えるでしょう。
ーーお客様に向けて一言お願いします。
初めてのサントリーホールで演奏し、聴衆の皆様にお聴き頂けることをとても楽しみにしています。日本は私の大好きな国で、行くたびに、新しい特別な経験をしています。
ヴァディム・ホロデンコ (C)Van_Cliburn
プラハ放送交響楽団として日本最後の公演となるレナルトの指揮、そして、チェコを代表する名門オーケストラとホロデンコが奏でる名曲の数々は、きっと掛け替えのないものになるだろう。
公演情報
オンドレイ・レナルト(指揮)
ヴァディム・ホロデンコ(ピアノ)
お問い合わせ:日本アーティスト