日本映画史上初!セックス・ピストルズが主題歌に 『パンク侍、斬られて候』“猿将軍”の正体は永瀬正敏
6月30日公開の映画『パンク侍、斬られて候』の主題歌がセックス・ピストルズ「アナーキー・イン・ザ・U.K.」に決定した。また、新たな配役も発表されている。
『パンク侍、斬られて候』は、町田康原作の小説を主演・綾野剛、脚本・宮藤官九郎、石井岳龍監督で実写映画化するプロジェクト。
パンク・ロックを代表するセックス・ピストルズの楽曲は、これまでさまざまな映像作品に使用されてきた。しかし、1970 年半ばに発表された「アナーキー・イン・ザ・U.K.」が日本映画の主題歌に公式に使用されるのは、今回が初。石井監督は同曲を起用したことについて「今回はこれしかない。あなーきー・いんざ・行ゆけー!!」と楽曲になぞらえコメントしている。
また、『パンク侍、斬られて候』は、これまで主演の綾野のほかにも、北川景子、東出昌大、染谷将太、浅野忠信、村上淳、若葉竜也、近藤公園、渋川清彦、國村隼、豊川悦司ら10名のキャストが強烈なビジュアルで出演することがわかっていたが、甲冑を身にまとった“猿将軍”の正体だけは明かされていなかった。
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その“猿将軍”大臼延珍(デウス ノブウズ)役が、永瀬正敏であることも明らかになった。永瀬は「僕は石井監督の作品 4 回目なんですけど、呼んでいただける度にとても嬉しいです。今回は町田康さんの原作ですし、世の中驚いちゃうんじゃないですかね。カテゴライズできない映画。ニューシネマができるんだと思います」とコメント。
石井監督は、映画の鍵を握る重要キャラクターに永瀬をキャスティングしたことについて、「(大臼役をやるなら)彼しかいない。圧倒的な存在感と演技力で作品の世界観の背骨となる」とコメントを寄せている。なお、大臼延珍の特殊メイクはメイクアップアーティストのJIRO氏が手掛けている。
映画『パンク侍、斬られて候』は6月30日(土)ロードショー。