SCANDAL「しっかり観てほしい」衝突シーンも収めたツアードキュメント公開
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左からTOMOMI、HARUNA、RINA、MAMI。
SCANDALが本日10月17日に東京・ユナイテッド・シネマ豊洲で行われた彼女たちのドキュメンタリー映画「SCANDAL "Documentary film『HELLO WORLD』"」の公開初日舞台挨拶に登場した。
この映画はSCANDALが1月から開催した初の単独ワールドツアーの8カ国10公演に密着し、メンバーの素顔に迫った作品。劇場に登場した4人は笑顔で客席を見つめ、MAMI(G, Vo)は「私たちもものすごくドキドキしていて、今日を楽しみにしていました。バンドのロードムービーとして観てほしいのはもちろんですが、海外の風景や空気感も楽しんでほしいなと思います」と観客に語りかけた。
完成した作品を観た感想を司会者に問われると、HARUNA(Vo, G)は「『あれが楽しかったなあ』とか『あそこのご飯がおいしかったなあ』とか、ツアーのことがすごくよみがえって来ますね」と述懐する。特においしかった現地の食べ物を聞かれたTOMOMI(B, Vo)は「シカゴピザがおいしかったです」と答え「キッシュのような分厚い生地なんです。ひと切れで1人前ってくらい大きくて」とファンに説明した。
ワールドツアーの前後でバンドに変化があったか問われたRINA(Dr, Vo)は「曲を作るスピードはめっちゃ速くなったね」とメンバーに話しかける。彼女は「そのときに思ったことを楽曲にぎゅっと閉じ込めないと、ってより強く思うようになって。私たちは全員が作詞作曲をするんですが、今は1日お休みがあったら1曲仕上げようっていう気持ちで楽曲制作をしています」とその理由を語り、HARUNAは「作業のスピードもそうだし、『完成させにいくぞ』っていうみんなの“気持ちのスピード”も上がったんです」と語った。
また、作品には4人がメキシコ滞在中に衝突した際の様子も記録された。このときのことを振り返ったHARUNAは「ネガティブなものではなくて、これからの自分たちをよくしていくためにぶつかったんだと思う。私たちにとってすごくいい経験になったと思ったから、今回はみんなにも見てもらおうと思いました。そういう出来事を繰り返さないように、っていう4人の誓いも込めて」とコメント。RINAも「このドキュメンタリーを作る上で、ツアー中に起きた真実を順序通りにつなげていかないと1本のフィルムとして仕上がらなかったんです。今までだったらカットになる部分だったかもしれないけど、勇気を持って入れようって思えた」と続き「映画を観に来てくれる人に、ワールドツアーではどういう出来事があってどういうライブをしてきたか、しっかり観てほしいっていう気持ちが強かった。ちゃんと日本に持って帰ってきたかったし、そう願った形にちゃんとなっていると思います」と映画に込めた強い思いを明かしていた。