Vaundy、SUPER BEAVER、スキマスイッチらが音楽とラジオへの愛を叫んだ『FM802 RADIO CRAZY 2025』3日目を、FM802 DJ樋口大喜&岡田夏旺が語り合う

17:30
レポート
音楽

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『FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY 2025』2025.12.28(SUN)インテックス大阪

大阪のラジオ局・FM802が主催する、毎年恒例の「ロック大忘年会」こと『FM802 RADIO CRAZY 2025』(以下、『レディクレ』)。今年は大阪が大いに盛り上がった「万博イヤー」を最後までとことん盛り上げるべく、12月26日(金)から4日間にわたり、大阪・インテックス大阪にて開催中だ。イベントにはFM802に所縁のある、ロック、ポップ、ヒップホップなどジャンルレスなアーティストが多数出演。観客も全国から駆けつける、全国屈指の人気を誇る一大イベントだ。

DAY3となる12月28日(日)のアクトを振り返るのはFM802 DJの樋口大喜&岡田夏旺。樋口大喜は『SATURDAY AMUSIC ISLANDS -AFTERNOON EDITION-』(毎週土曜12:00~18:00)、『アコム Somethin’New』(毎週月~木曜17:51~18:00)を担当。岡田夏旺は『RIVERSIDE IN YOUR HEART』(毎週金27:00~29:00)を担当している。

FM802 DJ 樋口大喜、岡田夏旺 撮影=渡邉一生

2025年4月から新DJとしてFM802 DJsに仲間入りした岡田にとって、今年が『レディクレ』初参戦。先輩DJである樋口のアシストを受けつつ、音楽愛、ライブ愛、そして『レディクレ』愛についてたっぷりと語ってもらった。3日目は特別企画や公開収録を含め、約30組のアクトが登場。担当番組のカラーや、DJがお気に入りの音楽が反映されたステージのチョイスにも個性が現れていた。

「初めての『レディクレ』は「とにかくたくさんのステージを観るぞ!」という気持ちで。今年は他にも初めて行くフェスもあったんですけど、『レディクレ』で観たステージ数が一番多いです。すごい……すごい数です! 私はアニメがすごく好きなので、4日間のなかで3日目が一番楽しみだったんです」(岡田)

「アニメの主題歌を担当するアーティストが多かったね。ジャパンアニメーションロック in 『レディクレ』という感じ。日々ライブに行かせてもらってはいるけど、『レディクレ』ならではのセットリストや、FM802ならではのヘビーローテーションの楽曲を披露することもあるので、そういうところにも注目していますね」(樋口)

【PICK UP ARTIST】FM802 DJ SHOW 樋口大喜(Z-STAGE)

FM802 DJ SHOW 樋口大喜 撮影=渡邉一生

数あるステージのなか、Z-STAGEのトップバッターを飾った恒例の「FM802 DJ SHOW」に、樋口大喜が初登場。過去の先輩DJたちのショータイムを目の前で観てきただけに、セレクトにも気合が入っていたようだ。

「初めてのDJ SHOWは……緊張感がヤバかったですね。サングラスをかけてふざけたりもしましたけど、次に出てくるPEOPLE 1がSNSで事前に「DJ樋口さんからバトンを受け取って、一生懸命Zステージを駆け抜けます」と投稿していたから、かなりプレッシャーで(笑)。私の番組では『J-HITS TOP20』というランキングコーナーがあるんですけど、「FM802でこんな曲がかかるよ」というテーマで、最初に番組のジングルを使うことを決めていました。1曲目は、Z-STAGEが自分にとって大きすぎるステージだったので、「できっこないを やらなくちゃ」の気持ちでサンボマスターをかけました。1曲目だけは自分に向けた曲でしたけど、会場はすごく盛り上がって。ステージの最後のほうにはPEOPLE 1の「GOLD」もかけたんですけど、それもめっちゃ盛り上がって。PEOPLE 1のIto(Vo.Gt)さんがMCでもその話をしてくれたのがありがたかったです」

【PICK UP ARTIST】スキマスイッチ(Z-STAGE)、ザ・ライターズ(LIVE HOUSE Antenna -BEYOND ZERO Garage-)

スキマスイッチ 撮影=ハヤシマコ

2人が同じライブを観ていたアクトから振り返ることに。まずは、R-STAGEのスキマスイッチ。FM802とは長年縁のある彼らだが、意外にも『レディクレ』は初登場。さらに、ゲストアーティストに藤井怜央(Omoinotake)、涼音(レトロリロン)も登場する豪華なステージに、会場は大いに沸いた。

「コラボステージでは、全く違うタイプのボーカリストとの共演が驚きだったけど、音楽としてひとつになっているのが新鮮な感覚でしたね」(樋口)

スキマスイッチ ゲスト:涼音(レトロリロン)、藤井怜央(Omoinotake) 撮影=ハヤシマコ

「コラボする楽曲は、怜央さんが「ボクノート」、涼音さんが「ゴールデンタイムラバー」を歌われて、ライブもめっちゃ気持ちよかったです。スキマスイッチも「奏」とか、聴きたい曲を全部やってくれて、「全部盛り」なセトリでした! Antennaでの『年忘れ!! レディクレSP 第3夜』で、フラワーカンパニーズとスキマスイッチのバンド、ザ・ライターズも観たんですけど、そこでも「奏」をやっていて。どっちの「奏」でもイントロが流れた瞬間にお客さんがざわめいていて、それを2回も堪能できて快感でした! スキマスイッチ単体も、コラボもザ・ライターズも味わえて、極上! って感じで大満足です」(岡田)

「最後に披露した「全力少年」は、今年の『大阪・関西万博』での『OSAKA MUSIC LOVER EXPO ARENA 2025』でも演奏していて。その時も大団円だったんですけど、今回はそこにゲストの怜央さんと涼音さんも加わって、特別なステージでしたね!」(樋口)

ザ・ライターズ 撮影=松本いづみ

【PICK UP ARTIST】東京スカパラダイスオーケストラ(L-STAGE)

東京スカパラダイスオーケストラ feat.石原慎也(Saucy Dog) 撮影=田浦ボン

続いてL-STAGEで2人が目撃したのは、東京スカパラダイスオーケストラ。ビッグアンセムが続くだけでなく、石原慎也(Saucy Dog)、川上洋平([Alexandros])、ムロツヨシと、豪華ゲストが登場。

「「戦うように楽しんでくれ~!」の谷中さんの言葉から怒濤の呼び込み! スカパラのコラボは『レディクレ』でも何度も観ていますけど、今回は慎ちゃん(石原)が自前の銀のチューバを持ってきてて。しかも髪型がセンター分けで色気がありすぎた! しかも十数キロあるチューバを抱えながらジャンプしたりしてね」(樋口)

「全然知らない石原慎也さんの一面を見られて、すっごく良かったです」(岡田)

「スカパラの後、すぐにZ-STAGEでSaucy Dogのライブがあったんだよ? すごくない? しかも、2026年1月4日(日)には大阪・京セラドームでメモリアルワンマンライブもある。『レディクレ』でロック大忘年会をやって、1週間後にはSaucy Dog新年会。今年はSaucy Dogとは番組の 公開収録を一緒にやらせてもらったり、濃厚な一年でしたね」(樋口)

東京スカパラダイスオーケストラ feat.川上洋平([Alexandros]) 撮影=田浦ボン

東京スカパラダイスオーケストラ feat.ムロツヨシ 撮影=田浦ボン

「仮面ライダーが大好きなので、『仮面ライダーセイバー』主題歌だった『ALMIGHTY~仮面の約束 feat.川上洋平』が聴けたのも嬉しかったなぁ。そこからのムロさん!」(樋口)

「お客さんもびっくりしてましたよね! ムロさんの動きも素晴らしかったですよね、あの肩の動き真似したい!」(岡田)

「あそこ、最高だったね! いつものムロツヨシさんとはまた違った、ロックンロールを感じましたね。さらにそこからの「Paradise Has No Border」がまさにスカパラのテーマを体現してて最高でしたね」(樋口)

東京スカパラダイスオーケストラ 撮影=田浦ボン

【PICK UP ARTIST】SUPER BEAVER(Z-STAGE)

SUPER BEAVER 撮影=渡邉一生

「とにかく熱気がすごかった!」と2人が興奮しきりだったのが、Z-STAGEでのSUPER BEAVER。

「会場に入った瞬間「風呂!?」ってなるくらい暑くて、蒸気が見えるほど前が霞んでました。「アイラヴユー」の歌いだしで会場内の温度が5度くらい上がった感じがして。そんなことある!? とびっくりしました。どうしても柱の影になってしまう、メンバーが見えないような位置でもものすごい熱量でみんな手を振りかざしていて。こんなにも人から熱望されているのはやっぱりすごいなと、お客さんにも圧倒されました」(岡田)

SUPER BEAVER 撮影=渡邉一生

「『レディクレ』に出るようになって10年。「あなたがいてくれて、今こうやってイベントに出られている、ありがとう大阪」といった話をしていて。FM802や『レディクレ』ならではの特別な言葉を紡いだあとに、2017年1月のヘビーローテーションに選ばれた「美しい日」を披露してくださって。曲が始まってすぐ、みんなが両手を挙げてクラップをしている姿は特別な景色でしたね」(樋口)

【PICK UP 音波神社/境内STAGE】

音波神社

今年『レディクレ』初参加となった岡田にとって、会場内にある「音波神社」や「境内STAGE」といった『レディクレ』ならではのステージも初めて観るものばかり。

「ライブ以外にも、こんなに充実してたらどうしたらいいのかわかんないよ~って感じでした(笑)。ライブの合間に散歩してたんですけど、どこにいても楽しかったです! 樋口さんの公開収録も観てたんですけど、会場内のいたるところで何かが起こっていて、ハッピーなハプニングだらけでしたね」(岡田)

「今年は特に、ぎゅっとした“街”の感じがあったんですよね。例年よりも人も多くて、Z-STAGEから音波神社や境内STAGE、CRAZY FOOD HALLを歩いていると“街みたいやなぁ”と思いながら歩いてて」(樋口)

「確かに! 『レディクレ』は街ですね」(岡田)

「何かの感覚に似ているなと思ったのが、『大阪・関西万博』の大屋根リング。リングの中は街みたいだったじゃないですか? その余韻が残っていたからか、今年の『レディクレ』にはそんな街の雰囲気を感じました。海外には街の真ん中に必ず教会があるのと一緒で、『レディクレ』には音波神社がありますし」(樋口)

「フードもあるし、卓球やガチャもあったし。もうこれは街ですね! 来年はもっと街になってほしいです!」(岡田)

「フェスのタイトルも『街』でいいんじゃない?(笑)。『FM802 街』って」(樋口)

「カッコよすぎません?(笑)」(岡田)

【PICK UP ARTIST】PEOPLE 1(Z-STAGE)

PEOPLE 1 撮影=渡邉一生

ここからは、それぞれがチェックしたステージについて振り返ってもらう。まず樋口はZ-STAGEでのPEOPLE 1から。

「これまでの楽曲にアレンジをすごく加えていて。「新訳:ハートブレイク・ダンスミュージック」が特にダンスミュージックに磨きがかかっていましたね。ライブ終わりにItoさんに聞いてみたら、今年11月FCツアーから楽曲の後半部分だけアレンジを付け加えているんだけど、冬フェスからはフルアレンジにしているらしくて。タイトルにある“新訳”は新解釈をもってライブで披露する意味で、ビートで躍らせる楽曲に進化している。今年2月にはDeuさん(Vo.Gt.Ba.Other)が休養されたことで、その間にItoさんが47都道府県を弾き語りで回っていたんですよ。そこで改めてPEOPLE 1とは何かを、それぞれが見つめ合ったからこそ生まれたものなんじゃないかな、という想像までしてしまいましたね。バンドは止まっていたけど進化し続けていたんだなと」(樋口)

PEOPLE 1 撮影=渡邉一生

【PICK UP ARTIST】DISH//(Z-STAGE)

DISH// 撮影=キョートタナカ

「初めてDISH//のライブを観たんですけど、すごく感激しました。めっちゃ踊るし、ハイキックとかもしていて。私、踊る人がすごく好きなんですけど、チャーミングさもあるし、スーパースターだ! という感じで心を鷲掴みにされました。特に北村匠海さんは今年、朝ドラ『あんぱん』(NHK)にも出演されていましたけど、俳優としての素地がある人の歌い方ってやっぱり違うんだなと。いろんなアーティストのステージが観られる『レディクレ』だからこそ感じましたね。言葉の発し方や置き方が印象的でした」(岡田)

DISH// 撮影=キョートタナカ

「そういえば、私の2025年のライブ始めはDISH//でしたね。彼らは広いステージが似合いますよね。「僕たちがやりました」はOKAMOTO’Sの提供曲だし、「猫」はあいみょん、「沈丁花」はマカロニえんぴつのはっとりくん(Vo.Gt)との共作。FM802のリスナーのみんなにも分かる、横の繋がりがわかる選曲だったんじゃないかな」(樋口)

【PICK UP ARTIST】ハンブレッダーズ(Z-STAGE)

『SATURDAY AMUSIC ISLANDS AFTRENOON EDITON』公開収録(ゲスト:ハンブレッダーズ)

ライブ直後には「境内STAGE」で、樋口が担当する『SATURDAY AMUSIC ISLANDS -AFTERNOON EDITION-』の公開収録にも登場した彼ら。

「今年10月にはバンド主催のフェス『GALAXY PARK』を大阪城ホールで開催していましたけど、改めてライブハウスと大きな会場が地続きなんだなと感じるステージでしたね。「スクールマジシャンガール」や「ファイナルボーイフレンド」とか、初期の頃の曲もやってくれて最高でしたね。ハンブレッダーズは根の部分から元気にしてくれるし、「音楽が好きで良かった」という根本を気づかせてくれるバンドだなと思いましたね」(樋口)

ハンブレッダーズ 撮影=渡邉一生

ハンブレッダーズ 撮影=渡邉一生

【PICK UP ARTIST】reGretGirl(R-STAGE)

reGretGirl 撮影=ハヤシマコ

「reGretGirlは結成10周年で、今年アルバム『LOVERS』を出していて。その作品にはこれまでのreGretGirlとは違う新たな一面を感じる楽曲がたくさん入っていて。「知らんけど」や「エバーソング」とか、これまでとは違うreGretGirlの新たな魅力をライブで見たくて。彼らは大阪のバンドなんですけど、高校生のときにサンボマスターのライブを観て、それが人生を大きく変えるポイントだったとMCで話をしていて。その後に披露した「ホワイトアウト」を演奏している時に、「reGretGirl平部(雅洋/Vo.Gt)さんにとってのサンボマスターが、誰かにとってのreGretGirlになっているんじゃないかな」と思いましたね。それはアーティストとしてステージに立つというより「あの時のライブがあったから今の自分がある」と思える、そんなライブでしたね。あと、ボーカルの平部さんから言われたんですけど、平部さんと私の書き納めの文字が同じらしいです(笑)」(樋口)

【PICK UP ARTIST】SCANDAL(R-STAGE)

SCANDAL 撮影=ハヤシマコ

樋口が次に足を運んだのはSCANDAL。3年ぶりの『レディクレ』出演となった彼女たちは、2026年の結成20周年を控える中での登場。また、同年8月21日(金)には5年ぶり4度目となる大阪城ホールでのワンマン公演の開催も決定しており、アニバーサリーイヤーに向けて気合いに満ちたステージとなった。

「『レディクレ』のYouTube企画で、HARUNAさん(Vo.Gt)にインタビューをさせてもらったんですよ。「気合い入れていきます!」という話もあったし、アニバーサリーイヤーを控えるなかで、どんなセットリストで来るのか気になってたんですけど……結構飛ばしてましたねぇ!  「SCANDALとは」を詰めこんだセットリストで、1曲目の「SCANDAL BABY」から「会わないつもりの、元気でね」、「テイクミーアウト」を立て続けで! 「大阪城ホール来てください!」からの「瞬間センチメンタル」の流れは、もう「行く行く~!」って感じ! 可愛いし、カッコ良いし、彼女たちは何でも持ってる。だってギネス世界記録も持ってるんだよ? 「同一メンバーによる最長活動ロックバンド(女性)」の世界記録。可愛い、かっこいい、ギネス! こんな人はいません!!」(樋口)

【PICK UP ARTIST】ano(R-STAGE)

ano 撮影=ハヤシマコ

岡田は同じR-STAGEで、anoのステージをチョイス。

「あのちゃんはテレビで観ている印象が強かったので、実際にライブで観るとどんな感じなんだろうと思ってたんですけど……衝撃的なぐらい素晴らしくて圧倒されました! あのちゃんの攻めの部分から、ドロドロした部分、「ちゅ、多様性。」みたいな誰もが知っている“ハッピー”な曲まで、全部が詰まっているステージ。ワンマンライブを観たような満足感が味わえました。表現力はもちろん、ピッチの正確さやシャウトもパフォーマンスの神様みたいで。衝撃波を受けました!」

【PICK UP ARTIST】BURNOUT SYNDROMES(L-STAGE)

BURNOUT SYNDROMES 撮影=田浦ボン

アニメが好きだという岡田がこれは見逃せない!と足を運んだのが、6年ぶりの出演となるBURNOUT SYNDROMES。

「ずっと「嬉しい~!!」という悲鳴があちこちで聞こえる感じがして。BLUE ENCOUNTの田邊(駿一/Vo.Gt)さんと『僕のヒーローアカデミア』第4期OPテーマの「ポラリス」をコラボしたり、『ハイキュー!! TO THE TOP』のOPテーマの「PHOENIX」もやってくれたし。そしてなんとFLOWの3人が出てきて『NARUTO -ナルト-』の主題歌「GO!!!」もやってくれたんですよ! 『NARUTO』は小さい頃にリアタイで観てたんで、感動を通り越して……死ぬ前にこのライブを観れて良かったです!」(岡田)

「今日で終わってもいい感じ? 初めての『レディクレ』で?(笑)。振り返ってみると、確かに3日目はアニメ主題歌を担当したアーティストが多かったかもしれないね」(樋口)

BURNOUT SYNDROMES with 田邊駿一(BLUE ENCOUNT) 撮影=田浦ボン

BURNOUT SYNDROMES with FLOW 撮影=田浦ボン

【PICK UP ARTIST】Vaundy(Z-STAGE)

そして、3日目の『レディクレ』の大トリを務めたのはVaundy。

「全部の曲のサビで口ずさんでいたんじゃないかなっていうくらい、みんなが歌っていて。(セットリストを見ながら)12曲もやってたんだ! あっという間だったね。MCもタイトでストイックなステージでしたね。「しわあわせ」から「俺は疲れたぜ」と言いつつも「みんなまだまだイケるな! じゃあ再開しようぜ」と『再会』につなぐ。“再び開く”の再開と、曲タイトルの「再会」をかける。さすがVaundy、オシャレだなぁ」(樋口)

「ほんとだ! すごい! こんなにも曲数やってんだって驚くくらい、すごくぎゅっと濃厚なステージでしたね」(岡田)


と、『レディクレ』3日目をたっぷりと振り返ってもらったが、互いに顔を合わせてじっくりとトークをするのは今回が初めてだったという2人。それでも岡田は「樋口さんにはイベントがあるたびに、色んなアーティストさんに紹介してくださっていて、すごくお世話になっているんです」と、嬉しそうに語る。樋口は「自分も先輩たちにそうやってお世話になってきたから」と照れながら話をしつつも、「FM802ならではのファミリー感がある。音楽が好きな家族がたくさんいる。それも“街”みたいやね」と語り、2人からは『レディクレ』に、音楽に、ライブに、随所に「愛」が溢れていた。

FM802 DJ 樋口大喜、岡田夏旺 撮影=渡邉一生

「今日で折り返しの3日目でしたが、毎日が怒濤すぎて。いろんな音を浴びるなかで、改めてこういう曲だったんだ! と気づく楽曲も多かったです」(岡田)

「3日目の出演者もバラエティに富んでいたけど、今日はとにかく色んな曲を口ずさんでたな~。カラオケじゃないけど、まさに年末のロック大忘年会って感じ」(樋口)

「最終日もSHISHAMOとかサンボマスターとか、楽しみがいっぱいです! ついにアホ年末ができるんで! 最終日なんで、アホになってもいいですよね!」(岡田)

「ちなみに、来年の『レディクレ』でやってみたいことはある?」(樋口)

「現地からの生放送をやってみたいです! 年末感を演出できるように頑張りたいし、もっと楽しく“街作り”をしていきたいです」(岡田)

濃密で忘れがたい1日となった『レディクレ』DAY3。ラジオに音楽、アーティストにDJ、そしてリスナー。みんなで作り上げる『レディクレ』は残すところ、あと1日。2025年を締めくくる、最高のステージの数々に期待したい。

取材・文=黒田奈保子 写真=FM802 提供


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イベント情報

『FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY 2025』
●日時=2025年12月26日(金)、27日(土)、28 日(日)、29 日(月)
●会場=インテックス大阪
●詳細=https://radiocrazy.fm/
●協賛=日本旅行/マクセル/Maker’s Mark/TESCOM/JR 西日本/tabiwa by WESTER/Mizkan/サッポロ生ビール黒ラベル/JR 西日本ステーションシティ/延田グループ/熊谷組/関西電力/日本たばこ産業株式会社/Ticket Bird
●主催=FM802/キョードー関西
●企画制作=FM802/キョードー関西

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特番情報

【RADIO CRAZY 特別番組】
FM802  RADIO CRAZY RADIO de LIVE CRAZY

放送日時:
第1夜 2026年2月11日(水祝)18:00-24:00
第2夜 2026年2月14日(土)18:00-23:00
第3夜 2026年2月15日(日)19:00-22:00
  • イープラス
  • スキマスイッチ
  • Vaundy、SUPER BEAVER、スキマスイッチらが音楽とラジオへの愛を叫んだ『FM802 RADIO CRAZY 2025』3日目を、FM802 DJ樋口大喜&岡田夏旺が語り合う