押井守原作『人狼 JIN-ROH』実写版が韓国で公開へ　カン・ドンウォン主演、『甘い人生』『悪魔を見た』キム・ジウン監督がメガホン

押井守原作・脚本のアニメ『人狼 JIN-ROH』の実写映画化作品『인랑（人狼）』が7月に韓国で封切られることが決定。配給元のワーナー・ブラザースコリアが2種類のティーザーポスタービジュアルを公開している。

2000年に劇場公開されたアニメ『人狼 JIN-ROH』は、『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』などで知られる映像作家・押井守氏が原作・脚本を手掛け、沖浦啓之氏が監督、アニメーション制作をProduction I.Gが担当した。押井氏原作による作品群「ケルベロス・サーガ」の一つとされるアニメだ。

『人狼JIN-ROH』韓国の実写リメイク版『인랑（人狼）』では、南北の政府が統一を宣布した後、反政府テロ団体が登場した混沌の近未来の韓国を舞台に、テロ団体を制圧するために設立された特機隊と国家情報機関公安部の暗闘と、ウルフと呼ばれた人間兵器“人狼”の活躍が描かれる。メガホンをとったのは、イ・ビョンホン主演のノワール『甘い人生』や、『続・夕陽のガンマン』にインスパイアされた韓国版西部劇『グッド・バッド・ウィアード』、復讐劇『悪魔を見た』、スパイ映画『密偵』など、さまざまなジャンルの作品を作り続けてきたキム・ジウン監督。

『群盗』や韓国リメイク版『ゴールデンスランバー』のカン・ドンウォンが主演し、『監視者たち』『ビューティー・インサイド』のハン・ヒョジュ、『アシュラ』『ザ・キング』のチョン・ウソンらが共演者として名を連ねているほか、『シルミド SILMIDO』『名もなき野良犬の輪舞（ロンド）』のホ・ジュノが特別出演でクレジットされている。

映画『인랑（人狼）』は、韓国で2018年7月末に公開予定。