「大学日本代表」vs「高校日本代表」! 『BFA U-18アジア選手権』の壮行試合が8月に開催
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高校代表の「一年の差は、大きいです。でも、勝てないとは思っていません」、大学代表の「年下が弱いとは思わない。でも、負けるとは全く思わない」の刺激的なコピーも面白い
1994年から始まったBFA(アジア野球連盟)主催の『第12回 BFA U-18アジア選手権』が、今年の9月に宮崎県で開催される。2年ごとに行われる同大会では、前回は日本が戴冠し、優勝回数は日本の5勝、韓国の4勝、台湾の2勝となっている。
この試合に先立ち、今年の春のセンバツや、今夏行われる夏の全国高校野球選手権で活躍した選手が中心に選ばれる「高校日本代表」を結成。このU-18の“卒業生”らで構成される「大学日本代表」と戦う壮行試合が8月28日(火)、明治神宮野球場で行われる。
『BFA U-18アジア選手権』は甲子園などで活躍した超高校級の選手が選ばれる大会。4年前の10回大会に出場した選手の中には、読売ジャイアンツの4番・岡本和真内野手(智弁学園)、岸田行倫捕手(報徳学園)、横浜DeNAベイスターズの飯塚悟史投手(日本文理)ら、プロに進んだ選手が8人もいる。また、プロ野球に進まなかった選手も、早稲田大学の小島和哉投手(浦和学院)、亜細亜大学の安里健内野手(沖縄尚学)など、今年のドラフト候補がずらりと顔を並べる。
前回の11回大会の日本代表に選ばれたメンバーも凄い顔ぶれだ。東京ヤクルトスワローズの寺島成輝投手(履正社)など、プロ野球でドラフト1位に指名された選手が4人いて、ドラフト2位以下を合わせて10人がプロに進んでいる。また、プロに進まなかった残りの8人も、東京六大学野球や東都大学野球などで活躍中。2年後のドラフトで、間違いなくプロのスカウトが注目する選手たちだ。
この“先輩エリート”たちが胸を貸し、現役高校生エリートの前に立ちはだかるのが、今回行われる『侍ジャパン壮行試合 高校日本代表 対 大学日本代表』だ。新旧の高校野球エリート対決とも言っていい、先輩vs後輩のガチンコ勝負。想像するだけでもワクワクする試合が実現することになる。
前回(2年前)は京田陽太内野手(日大→中日ドラゴンズ)や牛島将太捕手(明治大学→JR九州)らの活躍で、5-0で大学日本代表が高校日本代表を粉砕した。今回も、先輩たちはメンツに賭けても負けられないと思っているだろうし、現役高校生はあわよくば“下剋上”を狙う。若き侍たちの真剣勝負、野球の女神はどちらに微笑むのか……。来たるプロ野球のホープたちを確認する意味でも、目が離せない試合になりそうだ。