是枝裕和監督『万引き家族』が3日間で興収5億円超の首位スタート 累計動員・興収では『ラ・ラ・ランド』超えの記録も
(C)2018フジテレビジョン ギャガ AOI Pro.
是枝裕和監督の映画『万引き家族』が公開から3日間で5億円超の興行収入をあげ、オープニング首位のヒットスタートを切った。
『万引き家族』は、『三度目の殺人』『海街diary』の是枝監督の最新作。万引きを重ねる一家がある事件をきっかけにバラバラになり、それぞれの抱える秘密や願いが明らかになっていく……というドラマ。息子とともに万引きを繰り返す父親・治をリリー・フランキー、初枝を樹木希林、信江を安藤サクラ、信江の妹・亜紀を松岡茉優が演じているほか、山田裕貴も出演している。同作は、第71回カンヌ国際映画祭・コンペティション部門にてパルムドール(最高賞)を受賞し、6月2日(土)3日(日)には2日間限定、全国325館326スクリーンで先行公開され、動員数15万2,872人、興行収入1億93,70万9,400円の好成績をあげていた。
6月8日から全国で封切られた同作は、初日から6月10日(日)までの週末3日間に全国329館334SCR(スクリーン)で上映され、動員数46万0,643名/興収5億78,14万5,700円をあげた。
この数字は、同作配給会社のギャガが2017年2月24日に全国261館308SCRで公開した『ラ・ラ・ランド』(最終興収44.2億円)と比べると、土日対比では動員数にして121%で、興収にして107%で上回っている。ただし、公開3日間の興収をスクリーン平均に換算すると、『万引き家族』は173万0975円/SCR、『ラ・ラ・ランド』は184万6062円/SCRで、『万引き家族』がやや下回る。
同じく是枝監督の『そして父になる』は、2013年9月28日に全国306館309SCRで公開し、最終興収32億円を記録。初日から2日間の成績は動員数25万4,089名/興収3億14,01万5,100円。スクリーン平均の興収は、『万引き家族』が133万1616円/SCR、『そして父になる』が101万6230円/SCR。前作と比較すると、『万引き家族』はかなりの勢いで興収をあげていることがわかる。
なお、『万引き家族』の客層は、男女比4:6と女性がやや多めとのこと。午前中からは40代からシニア層を中心に集客し、午後からは20代から30代の若い世代が鑑賞したという。
『万引き家族』『ラ・ラ・ランド』『そして父になる』のオープニング成績は以下のとおり。
『万引き家族』成績速報
(全国329館334SCR)
6月8日(金)動員110,755名/興収133,385,900円 (『ラ・ラ・ランド』対比、動員98%/興収87%)
6月9日(土)動員160,576名/興収204,455,100円 (『ラ・ラ・ランド』対比動員110%/興収98%『そして父になる』対比動員131%/興収135%)
6月10日(日)動員189,312名/興収240,304,700円 (『ラ・ラ・ランド』対比、動員132%/興収116%『そして父になる』対比動員123%/興収147%)
土日2日間計 動員349,888名/興収444,759,800円 (『ラ・ラ・ランド』対比、動員121%/興収107%『そして父になる』対比動員138%/興収142%)
初日~3日間累計 動員460,643名/興収578,145,700円 (『ラ・ラ・ランド』対比、動員114%/興収102%)
累計動員613,582名/興収771,938,600円※6月2日(土)3日(日)の先行上映含む
『ラ・ラ・ランド』
(2017年2月24日公開/全国261館308SCR)※最終興収44.2億
2月24(金)動員112,670名/興収152,719,200円
2月25(土)動員146,527名/興収208,948,700円
2月26日(日)動員143,512名/興収206,919,300円
土日2日間計 動員290,039名/興収415,868,000円
初日~3日間累計 動員402,709名/興収568,587,200円
『そして父になる』
(2013年9月28日公開/全国306館309SCR)※最終興収32億
9月28日(土)動員123,019名/興収150,977,200円
9月29日(日)動員131,070名/興収163,037,900円
土日2日間計 動員254,089名/興収314,015,100円
『万引き家族』は公開中。