吉田都が新国立劇場・舞踊部門・次期芸術監督予定者に

2018.6.28
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吉田都

 

公益財団法人新国立劇場運営財団理事会が2018年6月28日に開催され、中西宏明日本経済団体連合会会長が財団会長に選任されると共に、尾﨑元規現理事長が再任された。また、大野和士オペラ芸術参与、小川絵梨子演劇芸術参与がそれぞれオペラ及び演劇の芸術監督に就任することが承認され、さらに舞踊部門において、吉田都が次期芸術監督予定者として芸術参与に就任することが決定した。現・舞踊芸術監督の大原永子の任期は2020年8月31日までとなる。

詳細については、6月29日の「理事会・評議員会議事内容に関する記者説明会」で説明される模様。

吉田都(よしだ みやこ、1965年10月28日~)プロフィール

9歳でバレエを習い始め、83年ローザンヌ国際バレエコンクールでローザンヌ賞受賞。同年、英国ロイヤルバレエ学校に留学。84年、サドラーズウェルズ・ロイヤルバレエ(現バーミンガム・ロイヤルバレエ)へ芸術監督ピーター・ライトに認められて入団。88年にプリンシパル昇格。95年に英国ロイヤルバレエへプリンシパルとして移籍、2010年に退団するまで英国で計22年にわたり最高位プリンシパルを務める。

日本国内では1997年の新国立劇場開場記念公演『眠れる森の美女』はじめ、99年『ドン・キホーテ』『シンデレラ』、2000年『ラ・シルフィード』、04年『ライモンダ』など新国立劇場での主演ほか数多くの公演へ出演している。
ローザンヌ国際バレエコンクール審査員を務めるほか、後進の育成にも力を注いでいる。バレリーナとしての功績と共にチャリティ活動を通じた社会貢献が認められ、04年「ユネスコ平和芸術家」に任命される。12年には国連UNHCR協会国連難民親善アーティスト任命。
2001年芸術選奨文部科学大臣賞、06年英国最優秀女性ダンサー賞、11年第52回毎日芸術賞など受賞多数。07年に紫綬褒章並びに大英勲章(OBE)綬章、17年文化功労者。

 

公益財団法人新国立劇場運営財団

会長 中西宏明 (なかにし ひろあき)
任期:2018年7月1日~2020 年3月31日

理事長 尾﨑元規 (おざき もとき)
任期:2018年6月28日から、2年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時評議員会の終結の時まで

オペラ芸術監督 大野和士 (おおの かずし)
任期:2018年9月1日~2022年8月3 日(4年間)

演劇芸術監督 小川絵梨子 (おがわ えりこ)
任期:2018年9月1日~2022年8月31 日(4年間)

舞踊次期芸術監督予定者芸術参与 吉田都 (よしだ みやこ)
芸術参与任期: 2018年9月1日~2020年8月31 日(2 年間)
芸術監督任期(予定):2020年9月1日~2024年8月31 日(4 年間)

<参考>
現・舞踊芸術監督 大原永子(おおはら のりこ)
任期:2020年8月31日まで