新井雄也演じるアッシュの幼少期から描かれる「ジ アビス」もう一つの物語 舞台『テイルズ オブ ザ ステージ -ローレライの力を継ぐ者-EMOTIONAL ACT』開幕

2018.8.25
レポート
舞台

舞台『テイルズ オブ ザ ステージ -ローレライの力を継ぐ者-EMOTIONAL ACT』

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舞台『テイルズ オブ ザ ステージ -ローレライの力を継ぐ者-EMOTIONAL ACT』が、8月22日(水)東京・Zeppダイバーシティ東京にて開幕した。同日、本作のゲネプロ(通し稽古)が行われ、アッシュ役の新井雄也、ルーク役の岩城滉太らが本番さながらの舞台を披露した。

舞台『テイルズ オブ ザ ステージ -ローレライの力を継ぐ者-EMOTIONAL ACT』


舞台『テイルズ オブ ザ ステージ -ローレライの力を継ぐ者-EMOTIONAL ACT』


舞台『テイルズ オブ ザ ステージ -ローレライの力を継ぐ者-EMOTIONAL ACT』

『テイルズ オブ ザ ステージ –ローレライの力を継ぐ者』は、人気RPGゲーム『テイルズ オブ』シリーズの舞台化作品。俳優陣によるダンスやアクロバットを取り入れたエンターテインメントショーだ。2017年には、『テイルズ オブ』シリーズのファンイベント『テイルズ オブ フェスティバル 2017』にて、シリーズ10周年記念作品『テイルズ オブ ジ アビス』を題材にした『テイルズ オブ ザ ステージ -最後の預言(ラストスコア)- LIVET&HEATER at 横浜アリーナ』を上演した。今年6月には『~-LIVE&THEATER at 横浜アリーナ』を開催、大盛り上がりで幕を下ろしている。

Zeppダイバーシティ東京にて行われる本公演は、「EMOTIONAL ACT」と題して、主人公・アッシュの幼少期からを描き「物語としての楽しさ」をテーマとした物語となっている。原作となるゲームと同様、膨大なキャラクターが登場するが、どのキャラクターも実に個性的で、ステージの上でそれぞれの世界観を存分に発揮していた。

舞台『テイルズ オブ ザ ステージ -ローレライの力を継ぐ者-EMOTIONAL ACT』


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舞台『テイルズ オブ ザ ステージ -ローレライの力を継ぐ者-EMOTIONAL ACT』


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舞台『テイルズ オブ ザ ステージ -ローレライの力を継ぐ者-EMOTIONAL ACT』

ストーリーに重きを置く、という演出方針ではあるが、もちろん“テイステ”の魅力であるダンスやアクロバットのパフォーマンスもしっかり取り入れている。六神将(ラルゴ、ディスト、アリエッタ、リグレット、シンク、アッシュ)がそろい踏みする場面は心が躍り、彼らが次々とみせるアクションシーンには思わず息をのんでしまう。全キャラクターそれぞれに見せ場があり、また観客も巻き込んで盛り上がる場面も準備されており、開演から終演まで存分に楽しむことができるだろう。是非ペンライトを準備して劇場に足を運んでいただきたい。

舞台『テイルズ オブ ザ ステージ -ローレライの力を継ぐ者-EMOTIONAL ACT』


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キャストの中で特に注目したいのは少年アッシュ役の田代輝。王族の一人息子として大切に育てられ、とある事情でまったく違う人生を歩くことになるというアッシュの幼年時代を、本作が初舞台となる田代が懸命に演じる姿は必見。今後の活躍に期待したい。

舞台『テイルズ オブ ザ ステージ -ローレライの力を継ぐ者-EMOTIONAL ACT』


舞台『テイルズ オブ ザ ステージ -ローレライの力を継ぐ者-EMOTIONAL ACT』

取材・文・撮影=こむらさき

公演情報

『テイルズ オブ ザ ステージ -ローレライの力を継ぐ者- EMOTIONAL ACT』

■日時:
【東京公演】2018年8月22日(水)~26日(日)Zepp ダイバーシティ東京
【大阪公演】2018年9月8日(土)、9日(日)Zepp なんば大阪

■脚本:入江おろば

■演出・振付*TETSUHARU

■出演:

新井 雄也(アッシュ役)
岩城 滉太(ルーク・フォン・ファブレ役)
朝倉 ふゆな(ナタリア・ルツ・キムラスカ・ランバルディア役)
星波(ザ・フーパーズ)(ティア・グランツ役)
RYOJI(ヴァン・グランツ役)
高橋 紗妃 (シンク役/イオン役)
齊藤 恕茉 (リグレット役)
岡本 麻海 (アリエッタ役)
笠原 織人(STARBOYS)(ディスト役)
森山 栄治 (ラルゴ役)
甲斐 千尋 (アニス・タトリン役)
川村 玲央 (ガイ・セシル役)
花奈 澪 (ノワール役)
内田 健介 (モース役)
田代 輝(少年アッシュ役) ほか

■公式サイト:https://to-stage.tales-ch.jp/

【あらすじ】

六神将―――
黒獅子ラルゴ、死神ディスト、妖獣のアリエッタ、魔弾のリグレット、烈風のシンク、そして鮮血のアッシュ。
ローレライ教団の軍事組織、神託の盾(オラクル)騎士団の師団長たちの異名である。
いずれも一騎当千の猛者で、彼らを指揮するヴァン・グランツ総長に絶対的な忠誠を誓っている……と、言われている。
しかし、その実態は違った。
彼らはヴァンの〝理想〟に共鳴したもの、己の目的のために近づいたもの、ヴァンに恩義があるもの、と、
ヴァンと共に行動するその理由はバラバラだった。

「過去は忘れた」、口癖のように言うアッシュ。
寡黙で容赦のない剣を振るう彼は、味方からも恐れられている。
幼少期、ヴァンに救われて剣を習ったといい、その関係は親子、そして師弟のように強固だ。
誰もが、いずれはヴァンの後継者としてアッシュが総長に就任するだろうと思っていた。

我が声に耳を傾けよ……
聞こえるか、私と同じ存在よ……
我が名は―――
またいつもと同じ夢を見て飛び起きたアッシュは、窓からダアトの街を眺める。
キムラスカ・ランバルディア王国とマルクト帝国の戦争が近づくなか、
民衆はローレライ教団の預言(スコア)に縋って暮らしていた。
新しい任務が下り、アッシュは身支度を整えて外に出た。
十字路まで来て立ち止まる。
どの道で行くか…。
この道のずっと先に待つ者が、彼の人生を大きく変えることになる。
真っ直ぐ行っても、左右どちらかに折れても―――

必ず出会う、その存在に。

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