楠本桃子のゲームコラムvol.82 セガサターンの名作RPG!『グランディア』

2018.8.25
コラム
アニメ/ゲーム

※製品紹介サイトより引用

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今回紹介するゲームは『グランディア』!1997年12月18日にゲームアーツより発売されたセガサターン用のRPGです。

本作と続編である『グランディアⅡ』のHDリマスターがニンテンドースイッチ向けに海外で発売!  とのニュースが盛り上がっている今、不朽の名作である本作の魅力を紐解きます!!

 

【3Dとアニメの融合、そして物語を楽しむ名作!】

※製品紹介サイトより引用

本作はアニメパートと3Dパートに分かれており、どちらのパートも高クオリティで描かれています。その完成度の高さは当時のゲーマー達の間でも話題となり、美麗なグラフィックに息を飲みました。また、効果音やBGMも3D表現となっており、視覚と聴覚を同時に満足させてくれるRPGとして、物語への没入感が高まります。

世界の果てが見つかったことにより人々に冒険心が失われつつある時代、世界の果てのその先を夢見る少年が『グランディア』の主人公。

シナリオとキャラクターに対する評価が高い本作。感動的な泣けるイベントから、感情を揺さぶるアツいイベントまで、道中の様々なイベントを体験すること自体を楽しめる、まさにRPGの本質を遊び尽くすためのゲームです。

行く先々で出会う人々や訪れる街では、そこに住む人々の生活を垣間見ることができ、ひとりひとりのNPCに対する描写もとても丁寧。街により町人の服装や街全体の装飾、雰囲気がガラッと変化するために、冒険を始めた当初のワクワク感がずっと続きます。

 

【フィールド上を動き回る半リアルタイムバトル!!】

※公式サイトより引用

本作のバトルシステムは従来のRPGとは異なり、独特なシステムに多くのプレイヤーが熱狂しました。

敵味方問わずキャラクターはフィールド上を自由に動き回り、効果範囲が決まっている攻撃を当てていきます。キャラクターごとに行動ゲージが設定されていて、行動ゲージが満タンになったキャラクターから指定した行動を行う、コマンド入力中は戦闘の進行が止まる、という半リアルタイムバトルとなっている本作。

"クリティカル"と"コンボ"を組み合わせ、大きなダメージを与えるのか、敵の行動を遅らせるのか、などを考えながら戦略性の高いバトルを楽しむことができます。"カウンター"や"キャンセル"といった技もあわせながら、自分が思った通りの戦局に持ち込めた際の快感はたまりません!

魔法ひとつとっても詠唱時間や効果範囲、威力や属性など様々な要素が絡み合い、戦闘そのものが抜群に楽しい『グランディア』。バトル中には考える部分が多いですが、難易度は丁度良いバランス。難しすぎず簡単すぎない、絶妙なバランスにレベルデザインがされています。

初心者から玄人まで、満遍なく楽しむことができる本作のバトルは、是非一度体験することをオススメします!

 

【丁寧に作り込まれていて遊びやすいSSの代表作!】

※製品紹介サイトより引用

本作ではメインストーリーだけではなく、サブストーリーもまた充実しています。

街の人々がまるでそこで生きているかのような本作では、街に佇むNPCキャラクターも話しかけるたびに内容が変化するため、思わず会話を楽しんでしまい、プレイ時間がどんどん伸びていってしまう……ということも日常茶飯事。

おまけダンジョンでは高難易度の敵とのバトルも待ち構えています!!

隅々までスタッフのこだわりが行き届いているため、プレイをしていてストレスを感じることが少ない作品です。"マナエッグ"集めやスキル育成といったやりこみ要素もあるので、じっくりと腰を据えてやりこんでみてください!!

 

【今なお語り継がれる名作RPG!】

※製品紹介サイトより引用

「歴史に残る映画があるように、歴史に残るRPGがある」というキャッチコピーがつけられた本作は、セガサターンで発売されたRPGソフトの中でも、最高傑作とも呼べる作品。

今なお多くのファンを虜にしているゲームであり、最近発表されたHDリマスター版の発売発表時にはツイッターでもトレンドワード入りするほど!世界の果ての向こうを目指す旅では、様々な出会いと別れ、そして感動が待ち受けています!

セガサターンだけではなくプレイステーションでも発売されており、ゲームアーカイブスでも配信されているため、今でもプレイしやすい『グランディア』。皆様も是非、世界の果てには何があるのかをその目で確認してみてください!