「東京•春•音楽祭2016」ラインナップ発表
巨匠リッカルド・ムーティ指揮の日伊国交樹立150周年記念公演で開幕
来春で12回目を迎える「東京•春•音楽祭2016」のラインナップが発表された。
上野の東京文化会館を中心に2016年3月16日(水)~4月17日(日)の1ヵ月にわたり開催される。来年は、日伊国交樹立150周年に当たることから、記念公演として、巨匠リッカルド・ムーティ指揮のもと、ムーティがイタリアで情熱を注いで育成する「ケルビーニ管弦楽団」の精鋭メンバーと、日本の若手トップ奏者たちによる特別編成オーケストラが、音楽祭の開幕を飾るという。
「東京•春•音楽祭」の柱となる「東京春祭ワーグナー・シリーズ」は2014年の《ラインの黄金》、2015年の《ワルキューレ》に続いて2016年夏、バイロイト音楽祭への登場が決まった名匠ヤノフスキ指揮による『ニーベルングの指環』第2日《ジークフリート》(演奏会形式/字幕・映像付)を演奏する。
また、上野にある博物館や美術館で行われる「ミュージアム・コンサート」では若手サックス奏者として注目される上野耕平さんやロン=ティボー国際コンクール第2位となり話題となった青木尚佳さんなど若手演奏家が多く出演する。
さらに「東京春祭 歌曲シリーズ」ではクリストフ・プレガルディエンがフォルジェの編曲で木管五重奏とアコーディオンの演奏を伴った《冬の旅》を本邦初演。その他の人気シリーズ「合唱の芸術シリーズ」「24の前奏曲シリーズ」にも注目だ。
今春の「東博でバッハ シリーズ」でバッハの無伴奏チェロ組曲全曲を演奏し、好評を博した安田謙一郎さん。2016年はベートーヴェンのチェロ・ソナタ全曲演奏会に挑む。
若手から巨匠まで多くの演奏家が集まる「東京•春•音楽祭2016」。じっくりと音楽を味わいたいなら東京文化会館や上野学園 石橋メモリアルホールなどのコンサートホールへ。気軽に楽しみたいのなら「ミュージアム・コンサート」へ。コンサートの前後では上野公園でお花見を楽しむこともできる。お花見に素晴らしい音楽…春が待ち遠しい。
■期間:2016年3月16日(水)〜4月17日(日)
■会場:東京文化会館、上野学園 石橋メモリアルホール、国立科学博物館、東京国立博物館、東京都美術館、国立西洋美術館、上野の森美術館、東京芸術劇場 他
■公式サイト:http://www.tokyo-harusai.com/index.html