高野洸、溝口琢矢らが出演した『歴タメLive~歴史好きのエンターテイナー大集合!~』の第3弾が開催! 爆笑の渦に包まれたイベントを多数の写真とともにお届け
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2018年9月8日(土)、東京EXシアター六本木にて『歴タメLive~歴史好きのエンターテイナー大集合!~』第3弾が上演された。本イベントは「もっと歴史を深く知りたくなるシリーズ」の公演のひとつ。同シリーズではこれまでに、『マルガリータ』『幻の城』『剣豪将軍義輝‹前編・後編>』『桃山ビート・トライブ』『ジョン万次郎』といった、歴史小説を原作とする舞台が上演されてきた。その一方で、この『歴タメLive』は、歴史上の偉人の知られざるエピソードをコント形式で紹介する、“笑い”に満ち溢れたエンターテインメント性の高いライブイベントだ。
気になるキャストには、前回の『歴タメLive第2弾』に出演し、ミュージカル『刀剣乱舞』などでも活躍の場を広げている高野洸をはじめ、久保田秀敏や前山剛久、シリーズ第4弾舞台『剣豪将軍義輝‹後編>』や『歴タメLive第1弾』に出演した杉江大志、シリーズお馴染みの石井智也、井深克彦、奥谷知弘、寿里、釣本南、細貝圭、そして第6弾舞台『ジョン万次郎』で主演を務めた溝口琢矢も出演。さらに、シリーズ初出演となる太田将熙、株元英彰、陳内将も登場し、ステージにフレッシュさを添えた。MCはシリーズ恒例のお笑い芸人の金田哲(はんにゃ)と長谷川ヨシテルだ。
開場前には、高野洸ら出演陣が、Live観賞時の注意事項をアナウンス。「観賞中には飲酒しないでね」といった小ボケも差し込み、開演を待つ観客たちを沸かせた。
今回のステージでは、芸能界に放り込まれた偉人たちの戸惑いを描く
そして、いよいよステージが開幕。巨大スクリーンにクールな表情を浮かべるキャストたちが映し出されると同時に、なんと本人たちが客席から登場。観客たちに手を振りながらステージに壇上していく様子が、大きな拍手と歓声をもって迎えられた。
今回の設定は、タイムマシンが開発された近未来の芸能プロダクション「歴タメプロ」。金田哲がプロダクション社長に、長谷川ヨシテルが社員に扮し、歴史上の偉人たちをタレントとしてスカウトする。そして、彼らを現代のテレビ番組に出演させていくという、一風変わった設定のコントが繰り広げられていった。
一発目のコントは『義経と弁慶』。寿里が弁慶に、高野洸が源義経に扮し、その戦いをドラマにするという内容のストーリーだ。しかし、プロデューサーからの要望は徐々に白熱。弁慶にまつわる逸話「100キロ超の薙刀や鉄下駄」を実際に身につけることを提案するも、弁慶はそれを拒否。「そんなのできるわけないじゃないか!」と、有名な伝説を真正面から否定し、観客の笑いを誘った。
続く、『徳川将軍』では、徳川家のなかでも地味な「徳川じゃない方将軍たち」を集め、歴史上地味であるがゆえに不満を感じていること、哀しいことを吐露しつつ、教科書には載っていないものの、「実はこんなにすごいんだぞ!」というエピソードを披露した。その知られざる逸話が披露されるたび、客席からは「なるほど」といったため息がこぼれる。
その後、溝口琢矢が演じる平賀源内による、「YouTuberヒガゲンチャンネル」がスクリーンに映し出されると、偉人とYouTubeという異色の組み合わせから、会場は爆笑の渦に包まれた。
コントの合間には、ハイクオリティはライブコーナーも
また、ここからは音楽番組『ミュージック・スッタモンダ』という架空のテレビ番組コントが始まると、キャストたちがオリジナル楽曲をパフォーマンス。歴史上のエピソードを歌詞に織り交ぜたユニークな楽曲ながらも、そのクオリティはハイレベル。3組の偉人たちによるユニットと溝口琢矢扮するジョン万次郎のサプライズ登場に、観客たちはペンライトやうちわを振り、ライブ会場さながらの盛り上がりを見せた。
その後、第6弾舞台『ジョン万次郎』の映像に合わせ、溝口琢矢と細貝圭による朗読劇が披露されると、会場はしっとりした雰囲気に。ふたりの真剣な表情と朗読に、うっとりと聞き惚れている様子だった。
続いて、キャバクラを訪れた徳川光圀と一休さんを描く『光圀&一休』、戦国最弱武将と呼ばれた『小田氏治』の悲哀に笑いがこぼれる。謙虚で媚びることに長けていたという意外な一面が明らかになった『織田信長』など、どれも偉人たちの意外な一面が暴露されていくコントが続く。
クライマックスは“お勉強ラッパー”として知られるCo.慶応によるテーマソング『歴タメRAP』のエンディング。公演で明らかになった偉人たちのエピソードをリリックに乗せ、あらためて知られざる歴史の豆知識を観客たちに届けてくれた。
2019年には『歴タメLive』第4弾も開催決定!
最後はキャストたちが一堂に会し、ファンに向けて一言ずつ挨拶を。そのメッセージからは、このイベントを心の底から楽しんでいる様子が伝わってきた。そして、2019年に『歴タメLive』の第4弾が開催されるという嬉しい告知も。予想外のお知らせに、会場は割れんばかりの拍手で包まれた。
ロビーでは衣装に身を包んだキャスト陣による“お見送り会”も。最後の最後までファンを喜ばせようとする姿勢に、思わず潤んでしまったファンもいたことだろう。
この『歴タメLive』の内容は、専門家の監修もついた史実に基づいたもの。ステージ上で明らかになった偉人たちの意外な一面に納得させられる。まさにお腹を抱えて笑いながらもタメになる、他に類を見ないイベントだ。次回の公演がいまから待ち遠しくて仕方がない。
●「もっと歴史を深く知りたくなるシリーズ」とは
教科書には載らないような歴史上の出来事を興味深く面白くエンターテインメントとして表現するシリーズ企画。
公演情報
2018年9月8日(土)19:00公演
2018年9月9日(日)13:00公演 / 18:00公演
会場:EXシアター六本木(東京・六本木)
出演:石井智也/井深克彦/太田将熙/奥谷知弘/株元英彰/久保田秀敏/寿里/陳内将/杉江大志/高野洸/釣本南/前山剛久/溝口琢矢(五十音順)
金田哲(はんにゃ)/長谷川ヨシテル/Co.慶応
演出:大関真(劇団SET)
企画:座間隆司
主催:「もっと歴史を深く知りたくなるシリーズ」製作委員会
(株式会社テレビ朝日ミュージック、株式会社ローソンエンタテインメント)