自然な山の雪肌を滑走! 『Freeride World Tour』が白馬で1月に開催

2018.9.25
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真っ白なキャンバスにマニューバを描く。雪山の上からスタートしてゴールを目指すニュースポーツ「フリーライド」

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『2020年東京オリンピック』でのメダルが期待されるなど、急速に注目を集めつつあるスポーツクライミング。さらには、日本でも競技人口を増やしつつある、スカッシュやテニスに似たパデルなど……。世界でどんどん新しいスポーツが誕生している。

では、ウインタースポーツにおけるニュースポーツはというと、最近競技人口を増やしているのがフリーライド。アルペンやモーグルといったスキー競技をミックスさせたような、山の自然な地形を滑走して楽しむスポーツだ。その世界唯一の世界ツアー『Freeride World Tour』が、1月に長野県白馬村で開催される。

『Freeride World Tour』は1996年にスイスで第一回大会が行われ、その規模はフリーライドファンの増加と共に拡大中。欧州・北米・南米・オセアニア・アジアと、今までに約150大会がワールドワイドに実施されている。

断崖絶壁の斜面も果敢に攻める。世界のトップ50人による『Freeride World Tour』は超エキサイティングな大会だ

『Freeride World Tour』のルールは至極単純で、決まっているのはスタートとゴールだけ。選手は地形と雪質を読み、頭に描いたラインにドロップインし、自然のままの地形を滑り降りる。断崖絶壁に近い雪山も滑降していくのだが、その際には大きくジャンプしたり、空中回転をすることも。スピードだけでなく、その滑り方や技術点などを総合的にジャッジして勝敗を決める。

スイスの『Freeride World Tour』の競技連盟組織「FWT Management S.A.」、および「FWTジャパン」は昨年、白馬でアジア初の大会開催を予定していた。残念ながら天候不順のために開催は見送られたが、同組織では2018年~2020年の3年間、『Freeride World Tour』の開幕戦を長野県白馬村で開催するパートナシップを締結している。

 

2019年シーズンには、さらに『FWT JAPAN SERIES 2019』として、4つの『Freeride World Qualifier』(下部シリーズ)、4つの『Freeride Junior Tour』(18歳以下のジュニア)が白馬村に加え、新潟県のロッテアライリゾート、同県の舞子リゾート、北海道のキロロリゾートの4カ所で開催される。

「FWT Management S.A.」はフリーライドを通じ、ウインタースポーツの楽しさや安全な楽しみ方を日本にも広め、世界でもJAPOW(Japanese Powder Snow)と呼ばれて人気を集める“雪の魅力”を発信していきたいとしている。『Freeride World Tour』は日本におけるスキー、スノボーブーム再来の火付け役となるのか? このニュースポーツからしばらく目が離せなさそうだ。

なお、今シーズンは全国各地のスキー場で、スキースクール「FWTアカデミー」がオープンする。普段はゲレンデを滑っているスキーヤーやスノーボーダーは、この機会にパウダースノー、ツリーラン、バックカントリーなど、より広いフィールを安全に楽しむスキルを身につけてみてはいかがだろうか。

イベント情報

『FWT JAPAN SERIES 2019』

【Freeride World Tour】

 日程:1月19日(土)~1月26日(土)白馬アルパインエリア

【Freeride World Qualifier】

 日程:1月15日(火)~1月17日(木)白馬アルパインエリア
    1月26日(土)~1月27日(日)舞子リゾート 
    2月19日(火)~2月21日(木)キロロリゾート
    3月6日(水)~3月8日(金) ロッテアライリゾート

【Freeride Junior Tour】

 日程:1月26日(土)~1月27日(日)舞子リゾート 
    2月9日(土)白馬コルチナスキー場
    2月17日(日)キロロリゾート
    3月23日(土)~3月24日(日)キロロリゾート