劇団☆新感線プロデューサーの細川展裕が自叙伝『演劇プロデューサーという仕事』を出版

2018.9.26
ニュース
舞台


1980年代の小劇場ブームを牽引した「第三舞台」出身で、現在は「劇団☆新感線」エグゼクティブプロデューサーとして同劇団の快進撃を支える細川展裕(ほそかわのぶひろ)が、自叙伝『演劇プロデューサーという仕事 「第三舞台」「劇団☆新感線」はなぜヒットしたのか』を2018年10月25日(木)に出版する。大阪のローカル学生劇団だった劇団☆新感線を70万人興行のエンタメ集団に化けさせた立役者(立制作?)が、ついにその戦略秘話を明かす。

細川は1958年愛媛県新居浜市生まれ。レコード会社に勤務していたところ、やはり愛媛県生まれで幼馴染でもある鴻上尚史から誘いを受け、1984年、第三舞台制作部に入団。以後制作部をサードステージとして法人化。1985年から1998年までのすべての劇団第三舞台公演、及びサードステージ公演のプロデューサーを務めた。1999年劇団☆新感線が東京に拠点を移す時期から同劇団のプロデューサーを務め、2000年の株式会社ヴィレッヂの社長に就任以来、劇団を躍進させ、2018年までのすべてのヴィレッヂ公演のエグゼクティブプロデューサーを務めてきた。2008年以降は1演目10万人規模の公演を行い現在に至っている。

細川展裕

<演劇は興行です。興行はお金を集めます。お金は雇用を生みます。社会と演劇はそこで繋がります。したがって、演劇プロデューサーの仕事とは、「演劇を通して雇用を生み出すこと」であると信じています>(序章より)

演劇で稼ぐ、その秘訣とは? 第三舞台や新感線のファンのみならず、全演劇関係者にとって必読かもしれない。なお、同書には、鴻上尚史、古田新太、いのうえひでのりとの対談・鼎談も収録される。小学館から2018年10月25日(木)より発売される。

【推薦コメント】
◎君がいて、僕がいた――鴻上尚史(作家・演出家)
◎こんなにガッツリ自伝とは思わなかった。ただの“真顔でセクハラおじさん”じゃなかったんですね。細川さん、全部、言っちゃったね――宮藤官九郎(脚本家・監督・俳優)
◎なぜ細川氏は「ウナギ」と呼ばれる様になったのか。その答えは本書に詰まっている。望月三起也先生ごめんなさい――古田新太(俳優)

書籍情報

『演劇プロデューサーという仕事 「第三舞台」「劇団☆新感線」はなぜヒットしたのか』

出版社: 小学館
定価:税込み1,512円(本体価1400円)
仕様:四六判/304ページ
ISBN:978-4-09-389780-8
発売日:2018年10月25日(木)

 
  • イープラス
  • 鴻上尚史
  • 劇団☆新感線プロデューサーの細川展裕が自叙伝『演劇プロデューサーという仕事』を出版