天皇杯ベスト8出揃う! J2勢は甲府が鹿島と、山形は川崎と対戦
『天皇杯 JFA 第98回全日本サッカー選手権大会』は4回戦を終え、準々決勝に挑む8チームが出揃った
『天皇杯 JFA 第98回全日本サッカー選手権大会』は9月26日(水)に2試合が実施され、ついにベスト8が出揃った。4回戦を勝ち進み、準々決勝へ歩を進めたのは、浦和レッズ、サガン鳥栖、鹿島アントラーズ、ヴァンフォーレ甲府、ジュビロ磐田、ベガルタ仙台、川崎フロンターレ、モンテディオ山形の8チームだ。
優勝経験クラブは浦和レッズ、鹿島アントラーズ、ジュビロ磐田の3チーム。J2勢ではヴァンフォーレ甲府とモンテディオ山形の健闘が目立つ
この中で最も優勝回数が多いのが鹿島アントラーズだ。1997年、2000年、2007年、2010年、2016年と5度を数え、4回戦ではJ1サンフレッチェ広島を延長戦の末に2-0で沈めた。この他の優勝経験クラブは浦和レッズ(2005年、2006年)とジュビロ磐田(2003年)のみで、残りの5クラブは優勝経験がない。
※前身チームを含めると、浦和レッズは三菱重工時代に4度(1971年、1973年、1978年、1980年)、ジュビロ磐田はヤマハ発動機時代に1度(1982年)優勝している
特筆すべきはJ2勢の活躍だ。ヴァンフォーレ甲府は2回戦で流通経済大学を3-1で抑えると、3回戦では清水エスパルス、4回戦では前回王者のセレッソ大阪と、立て続けにJ1クラブを相手に金星を挙げた。天皇杯の最高成績は2006年と2013年のベスト8で、次の鹿島戦に勝利するとクラブ史上初の快挙となる。
モンテディオ山形も2回戦でFC岐阜をPK戦の末に制すると、3回戦では柏レイソル、4回戦ではFC東京と、こちらもJ1勢を連続撃破して勢いに乗る。2014年の準優勝が最高成績だが、次に戦う川崎フロンターレはJ1で優勝争いを展開している強豪クラブ。どこまで食い下がれるかに注目したい。
6チームが10月24日(水)に、残りの鹿島アントラーズとヴァンフォーレ甲府が11月21日(水)に準々決勝を戦い、12月16日(日)の準決勝、同月24日(月・祝)の“クリスマスイブ決戦”へとVロードは続いていく。歴代王者が優勝回数を伸ばすのか? はたまたJ2クラブによる“ジャイアントキリング”が起きるのか? 戦いも佳境に入った天皇杯のゆくえから目が離せない。