吉沢悠、美波、吹越満ら出演の『華氏451度』開幕 出演者コメント&舞台写真が到着
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『華氏451度』 撮影:岡千里
2018年09月28日(金)~2018年10月14日(日)KAAT神奈川芸術劇場にて上演の(愛知県、兵庫県での公演あり)『華氏451度』が開幕した。本公演は1953年に発表されたアメリカの作家、レイ・ブラッドベリのSF小説が原作で、映画化もされ、ブラッドベリの代表作といわれている作品だ。読書の禁じられた世界を描いた本舞台の出演者である吉沢悠、美波、吹越満のコメント、舞台写真が到着したので紹介する。
『華氏451度』 撮影:岡千里
『華氏451度』 撮影:岡千里
吹越満 コメント
この作品は、SF作品として原作はもともと書かれていますけれども、現代の状況にすごくヒットしている物語だと思うんです。舞台としては、歌ったり踊ったりと言うエンターテインメントの作りではないですけれど、今のお話としてある種のエンターテインメントになっているので、ぜひ楽しみにいらしていただきたいですね、舞台もとても綺麗ですので。白井さんは、稽古の最初から思ってましたけれども、やっぱり良い意味でしつこいです(笑)。初日が開けましたがまたここからクリエーションが続くんだろうなと思って覚悟はしています。
舞台はやっぱり生ものなのが醍醐味ですので、日々変わっていくのが面白いですよ。ぜひ劇場にいらしてください、お待ちしています!
美波 コメント
同じチームで長い間稽古をしてきたので、今日はそれを始めてお客さんの前で演じられて、改めてこの舞台空間に立てることにとても感動しました。お客さんの前で演じる中で、昨日までわからなかった新しい発見もあって、舞台はそこがすごく面白いと思います。この作品は、「不滅」がテーマだと思っていて、本も演劇も無くなりはしないもの。だけどわざわざ出かけて行って観る、という時間と場所が制限されることだからこそ、限りある人生の中で一緒にひとつの空間を共有できる素晴らしさを伝えられれば、と思います。もしこの作品に興味を持っている方がいたら、難しいことを考えずにまず、ぜひ体感していただきたいです。
吉沢悠 コメント
「華氏451度」はレイ・ブラッドベリが何十年も前に書いた作品ですが、ずっと色褪せない力を持つ作品であり、長塚さんの台本を白井さんが演出したことによって、また一段と現代だからこそ意味があるものになったのではと思います。白井さんは、司令官としてご自身で行きたい方向というのを持ちつつも、けっして決めつけず、皆の意見を肉付けしながら、妥協せず美しい世界を作っていく方です。この作品は、今悩んでいることがあったり、考えすぎてしまっている人こそ「何だろうこれは!」と何か身近に感じてもらえる作品なのではないかと思うのですが、それは劇場でないと伝わらないものなので、ぜひ体験してほしいですね。
『華氏451度』 撮影:岡千里
『華氏451度』 撮影:岡千里
公演情報
原作:レイ・ブラッドベリ
演出:白井晃
上演台本:長塚圭史
出演:吉沢悠 美波 堀部圭亮 粟野史浩 土井ケイト 草村礼子 吹越満
公演日程:
KAAT神奈川芸術劇場公演:2018年09月28日(金)~2018年10月14日(日)
穂の国とよはし芸術劇場公演:2018年10月27日(土)~2018年10月28日(日)
兵庫県立芸術文化センター公演:11月3日(土・祝)