優勝の行方は? 初の公式戦、声優Jrバスケ3×3「SJ3.LEAGUE 2018秋」 が開幕!
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撮影:タナカシノブ
8月29日のバスケットボールリーグ「声優Jrバスケ3x3 SJ3.LEAGUE」記者発表会から早1ヶ月! 注目の“初”公式戦「SJ3.LEAGUE 2018秋」が東京・豊島区の南長崎スポーツセンターにて開催された。台風24号の接近により、あいにくの天気となったが、声優ファン、3x3ファン、そして地元豊島区在住のスポーツファンたちがたくさん集まり、注目のプロジェクト“初”の公式戦を盛り上げていた。
台風の影響もあり、少し前倒しで開会式が始まった。カラフルなユニフォームに身を包んだ選手たちがチームごとに入場し、開会式がスタート。一般社団法人 声優Jrバスケ3×3 理事長 南沢道義氏の主催挨拶に続いて、チーム:ちぇるあびっち所属の福緒唯が選手挨拶をする。「がんばれー」の声と拍手が鳴り響き、ファンの期待度をうかがい知ることができた。
来場者の帰りの交通事情も考慮しながらのイベント進行は、とてもスムーズに行われていた。通常1試合10分で行われるのだが、この日は8分にルール変更された。
勝ち上がり式のトーナメント形式で行われた1回戦。第1試合は、「ちぇるびあっち(所属:81プロデュース)」VS「WONDER ROCKET(所属:ロケットスペース)」、第2試合は「Tweedia(所属:81プロデュース)」VS「KOGAKUIN WHIRL WINDS(所属:日本工学院)」、第3試合は「KOGAKUIN TWISTER(所属:日本工学院)」VS「CLU+CH(学研プラス)」、第4試合は「Bei Dou(所属:北斗ペンギン)」VS「PuaPureParty!(所属:81プロデュース)」という組み合わせだ。
撮影:タナカシノブ
試合前のウォーミングアップで、1ヶ月前よりも格段に上手くなっている! と感じるほど、上達している様子がうかがえた。シュートをバンバン打って、点の取り合いとなる激しい試合もあれば、バスケ経験が浅いチームはディフェンスに力を入れ、チャンスで点を取るという作戦に出るなど、それぞれのチームの個性が出ていて、面白い試合ばかりだった。
撮影:タナカシノブ
通常10分で行う試合を8分に変更しての試合だったものの、内容の濃い試合が多く、応援する側もヒートアップしている様子が伝わって来た。DJ ゲッツがチョイスするアニソンに合わせて、ライブ会場さながらの掛け声や手拍子が聞こえてくる。曲に合わせてダンスで盛り上がるファンの姿もたくさん見られた。
撮影:タナカシノブ
準決勝前と、決勝前にはふれあいタイム、ショータイムの時間が設けられた。来場者の中から、希望者を募り、フリースロー対決が行われ、見事シュートを決めた参加者にはTシャツがプレゼントされた。選手のご家族や友達の応援も多かったようで、フリースロー対決には、選手の弟さん(小学生)が参加するという場面も見られ、アットホームな雰囲気に包まれた。最後の挑戦者だった弟さんは、見事シュートを決め、ドラマティックな締めくくりとなった。
撮影:タナカシノブ
準決勝は「WONDER ROCKET」VS「Tweedia」と「CLU+CH」VS「PuaPureParty!」の2試合。1回戦からほとんど時間をあけずに行われた試合のため、真剣勝負の選手たちは時折疲れた様子を見せながらも、決勝戦進出を目指して激しい試合を繰り広げた。
撮影:タナカシノブ
決勝戦には第1試合、準決勝と鮮やかなプレーで盛り上げてくれた2チーム「CLU+CH」VS「Tweedia」が駒を進めた。試合序盤から点の取り合いとなる試合展開に、応援側も声を枯らしながら参加する。点を取られたら、取り返すを繰り返し、最後までどちらが勝つのかハラハラドキドキだった。結果は「CLU+CH」が勝利! 見事、初公式戦の初代王者となった。
決勝戦後に行われた授賞式では、優勝チームにはトロフィーとメダル、副賞として「チームテーマ曲収録権」と「テレビ番組出演権」が渡された。司会進行を務める駒田航が「コングラッチュレイショーン!」とお祝いすると、選手のほとんどは涙を流しながら、飛び上がったり、しゃがみこんだり、手で顔を覆ったりと、さまざまな表情を見せながら喜びを噛み締めていた。
撮影:タナカシノブ
ひとこと挨拶を求められた優勝チーム「CLU+CH」の石原千尋は、試合中叫びすぎて声がガラガラであると前置きし「自称優勝候補チームだと調子に乗っていたのですが…。結構一生懸命頑張って練習しました」とコメントしたところで、泣き出してしまう。チームのメンバーから「頑張れー」と声をかけられると「ありがとうございました!!!」と元気よく叫び、来場者に頭を下げると体育館が揺れるほどの、この日一番の拍手が沸き起こった。
撮影:タナカシノブ
準優勝は「Tweedia」。メダルと副賞の「アニメーション番組への出演権」が贈呈されると、喜びが大爆発していた。挨拶をした竹内ゆうかは「あと一歩ということは、次の優勝があるということ。リベンジを果たしたいです!」と意気込みを語った。
撮影:タナカシノブ
3位は「WONDER ROCKET」。今回は3位決定戦がなかったものの、準決勝で負けたチームのうち、点を多く取ったチームが3位となった。副賞は「ラジオ番組への出場権」と発表した駒田が「出す、出す、副賞(笑)」と、太っ腹な副賞の内容に思わずニッコリ。チームを代表してあいさつした烏丸じゅりあが「感動するようなことは言えないけれど…。内気な私たちを応援してくれてありがとうございます。みなさんと会えてうれしいです」とお礼を述べると、すかさず駒田が「普通に感動するコメントじゃん!」とツッコミを入れ、会場から暖かな拍手が送られた。
撮影:タナカシノブ
閉会の挨拶には、再び南沢氏が登場。「シナリオでも書けないような感動の試合を見せてもらった」と充実した表情を見せる。続けて「若者たちのドラマってすごいなって感じました」と感心しきり。猛暑だった夏を振り返り、バスケ経験者も未経験者も、それぞれが、一生懸命練習していた選手の話を耳にしていたことを明かす。
そして、協賛のパートナーや豊島区、ファンの方たちにお礼の挨拶をし「何よりこの記念すべき第1回に集まっていただいた皆様に心から感謝します」と締めくくった。
次回の公式戦は来年の春、開催予定。年に2回の公式戦に加え、イベントや遠征なども予定しているとのこと。さらにメディアミックスも展開予定なので、最新情報は公式サイトやファンクラブをチェックしてみよう。